僕としたことが…ずっと勘違いしていたのですね!
「安価な用紙を惜しみなく使って絵を描けば上達する」というのは大きな間違いだったのです。
数をこなせばいいというのは間違いです!
紙をたくさん消費してもよいといって気が緩み、「落書き」で満足し、絵を「完成させる」ところまで描くのが面倒になってしまうからです。
たとえばこの「クロッキーブック」は安価で枚数が多く、いかにも絵の練習に向いているように思われがちですが、消しゴムで何度も修正したり、鉛筆で線を引き直したりできるほど耐久性がありません。
紙も薄くシワになりやすく、裏が透けて見えるなど高級感に欠けています。
そのため「気軽に描いて破棄できる(失敗したら次のページに描けばいい)」という気持ちが起こりやすく、1つの絵をきちんと仕上げなくなってしまうことが多いのです。
では「スケッチブック」はどうなのでしょうか。
クロッキーブックに比べると枚数が少なくて高価です。クロッキーブックが100枚なのに対し、スケッチブックは24枚しかありません。
「なんだ、それなら枚数の多いクロッキーブックのほうがいいじゃないか」と思うでしょう。私もそう思っていました。そうとしか思えませんでした。
ところが実際に両者を比べてみると、スケッチブックの用紙は品質がよく、適度な厚みと“シボ”と呼ばれる表面の微細な凹凸が心地良く、消しゴムをかけても痛みにくく、1つの絵をじっくり描き込むことに向いていることがわかります。
ところで、最近は「節約」や「効率化」や「大容量化」がブームというかトレンドです。
絵描きも例外ではなく、安価な紙を大量に得ることのほうがいいというように考えがちです。
しかし、それは結果的に「安売り」につながり、作品の価値を自ら低めているようなものです。
( =^ω^)にゃんにゃんお!
エネループはアルカリ乾電池よりわずかに電圧が低いため明るさは落ちますが、1.2Vが長く持続する特徴があります。
結果的にアルカリ乾電池より明るく、長持ちし、ランニングコストも抑えられるというわけです。