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abcm2ps の導入と使い方

abcm2ps の導入方法と使い方の簡単な説明



概要

  1. お好みの テキストエディタ(メモ帳など)で ABC言語 を編集する。(ファイル名は「〜.abc」にしておく)
  2. abcm2ps で、ABC言語を記載したファイルを ps形式の楽譜に変換する。
  3. ghostviewghostscript で、 ps形式の楽譜を見る、印刷する、PDF形式に変換する。
  4. Adobe Reader で、 PDF形式に変換された楽譜を見る、印刷する、配布する。

1. ABC言語を編集する

 使用するテキストエディタは何でも大丈夫です。お好みのものをお使いください。 ファイル名は日本語を使わずに「〜.abc」という形式にします。

 ファイルの中身はだいたいこんな感じ(↓)。 詳しくは、ABC言語のイロハ の方に少しずつですが説明を書いていきます。

X:1
T:Aka Tombo
L:1/4
M:3/4
K:F
%
C/F/ F>G | A/c/ f/d/ c | d/F/ F G | A2 z |
A/d/ c>d | f/d/ c/d/ c/A/ | c/A/ F/A/ G/F/ | F2 z |]

 ここでは、ファイル名を "aka-tombo.abc" としておきます。

2. abcm2ps で ps形式の楽譜にする

 abcm2ps の Windows 用バイナリファイルは The ABC Plus Project"abcm2ps binaries" から入手しましょう。 "stable release for Windows" が Windows 用の安定版です。 ファイル名は "abcm2ps-X.XX.XX-win32.zip" みたいになっていると思います ("X.XX.XX" はバージョン番号なので、開発が進めば変わります)。 とりあえず、分かれなければこれをダウンロードするのがよいと思います。

 abcm2ps をダウンロードしたら、おもむろに zip ファイルを展開します。 zipファイルを展開するソフト はお好みでどうぞ。 展開するフォルダはどこでもいいのですが、フォルダ名に日本語が含まれていない方が操作が楽です。 フォルダ名に日本語が含まれていても動作に影響はないようです。 ここでは仮に "C:\abcm2ps\" に展開することにします。

 ABCファイル(例:aka-tombo.abc)は上記のフォルダに入れておいてください。

 ここから、慣れていないと難しく思うかもしれませんが、 「コマンドプロンプト」を立ち上げて、abcm2ps を実行します。 コマンドプロンプトは「スタート>すべてのプログラム>アクセサリ>コマンドプロンプト」らへんにあります。 で、コマンドプロンプトを立ち上げて、上記フォルダに移動します。 (コマンドプロンプトの操作が分からなければ別途調べてください…)

> cd C:\abcm2ps\

 ようやく、楽譜の作成です。コマンドプロンプトで以下のように入力します。

> abcm2ps.exe -O= aka-tombo.abc

 これで、同じフォルダに "aka-tombo.ps" というファイルができあがります。 ps形式のファイルを見ることができるソフトで見れる楽譜になっています。 これについては次の項で解説します。 また、abcm2ps.exe にはさまざまなオプションがあります。 その解説は以下のように入力すると見ることができます(英語ですけど)。

> abcm2ps.exe -h

3. 作成した楽譜を ghostview、ghostscript で見る、印刷する、PDF形式に変換する

4. PDF形式の楽譜を Adobe Reader で見る、印刷する、配布する


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