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サンポーニャ
Zampoña
 

いろいろな長さの管を束ねて音階を構成するのが、サンポーニャ型の楽器です。サンポーニャはその一種で、ケーナと同様数千年の歴史があり、現地のインディオの言葉ではシーク(シクーリ)ともいいます。
小さいものから順に、イカ(チュリ)、マルタ、サンカ、トヨとありますが、それぞれ2枚1組になっており、セットにして、イカス、マルタス、サンカス、トヨスと呼ばれます。基本的には、7管+6管で(これにちなんで、7月6日をサンポーニャの日といいます。)下の図のような音階をしています。

高い←[サンポーニャの音階]→低い
サンポーニャを上から見た図

Em調のサンポーニャでは片方がミソシレ..という並びなのに対し、もう片方は端からレファ#ラドミ...と交互に並んでいます。もっとも、現代的な曲を吹くにはこれでは音域が足りないので、売られているサンポーニャは、高い方や低い方に管が付け加えられているのが普通です。
2枚重ねて吹くというのはパンフルートのなかでも難しいとされているらしいのですが、サンポーニャではさらに、ド#レ#ファソ#ラ#...と並んだものをもう1枚重ねて3枚で吹くという荒技を使います。しかし、2枚を2人の人が持って交互に吹くというのが本来の演奏法で「コンテスタード(ドブレ)」と呼ばれます。
実際に吹いてみましょう。まず持ち方ですが、左側が低音になる持ち方は西洋音階式で、右側が低音になるのがインカ音階式ですが、基本的にはやりやすい方でかまいません。(ただし、西洋音階式の持ち方に慣れてしまうと、後述のカントゥを吹くのに苦労したりすることもあります。)吹き方は、よく「ビール瓶を吹いてならすように」といわれ、最初のタンギングを強くしつつ、となりの管などに息が漏れないようにし、それを持続するように吹くのです。かなり強く吹くので、上級者でもよく酸欠に陥ります。
苦労する割に目立たないと思われがちですが、フォルクローレの管楽器の二大巨頭の一つであり、単独で主旋律を担当することも多く、街頭演奏等でももっとも人目を引くようです。始めのうちはなかなか音が出ないでしょうが、うまくなれば様々な音色が出せるようになります。
是非試してみてください。

サンポーニャ以外の主役達 -Sikus-

「サンポーニャ」という言葉は「シーク」と呼ばれる楽器のうち、西洋音階に合わせてチューニングされ、現代的な曲を演奏するための物を指すことが多いようです。しかし、アンデスの伝統的なシークには、他にもいろいろな種類があります。ここでは、いわゆる「アウトクトナ」で使われるシーク達と、「サンファニート」という、エクアドルのリズムでよく使われる「ロンダドール」という楽器を紹介します。

〜構築中です、もうしばらくお待ちください〜


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