MODE ACTUEL MODE ACTUELLE

 

 

 

 

 

 

 

 


HHJ

 

 

 

 

 

 

 

 

。。。

Updated 2011.4.27

 

アステカ恐怖病院で心臓の犠牲祭???

 

 

 

旧小坂鉄道 大館駅

16世紀はじめスペイン人はメキシコで人身犠牲の風習を見つけた。アステカ族は武力で征服した諸部族を服従させるために〈恐怖政治〉を行ない毎年2万人の生贄をささげたという。

 

それがどんな風習か、哲学者和辻哲郎は《鎖国~日本の悲劇》の中でリアルに書いた。アステカ族は湖の上にある首都での最後の戦いで征服者コルテスの部下たちを捕虜にすると、神殿の犠牲台に横たえさせて心臓をえぐり取った。スペイン人はその残虐さを怒り、首都を徹底的に破壊した。

 

アステカ族と日本人はモンゴロイド起源の民族である。日本の病院で心臓手術が不正に行なわれていた事件は、遺伝子の力に疑惑を向けさせる。その〈恐怖政治〉が日本の鎖国の悲劇でテーマから外れてくわしく語られているのは、現代的な深い理由があるからである。恐怖病院の場合でも犠牲者は患者と家族、そして、その手術で強迫観念にしばられた人たちだろう。

 

■140人に不要な心臓手術か 奈良山本病院

朝日新聞 201118

 診療報酬詐欺事件の舞台となった奈良県大和郡山市の医療法人雄山(ゆうざん)会「山本病院」(破産手続き中)で、入院患者140人が不要な手術を受けた可能性のあることが大阪市などの調査でわかった。/不正が疑われるのは、狭心症や心筋梗塞(こうそく)の治療で心臓の血管を金属製の筒で広げる「心臓カテーテル手術」で、山本文夫・元理事長(53)=詐欺罪で服役中=が主に担当した。/大阪市によると、116人分の動画CDやカルテについて、大学病院の医師7人に鑑定を依頼。カテーテル検査・手術で診療報酬を請求できるのは、血管内側の75%以上が詰まっている場合に限られるが、98人が要件を満たしていなかったという。市の担当者は「98人のうち半分ぐらいは血管が全く詰まっていない状態で、手術の必要がないことは明白だった」と話す。

☆ H

 

cat willow 2011.1.19

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.4.18

 

これからの政治は

有栖川流の書の技術で

                                   

 

 

リヴァー・ポート

 

115日は有栖川宮熾仁(たるひと)親王の命日。明治28(1895)年日清戦争の最中に舞子別邸で亡くなられた。父の幟仁(たかひと)は有栖川流で五箇条のご誓文を書いたが、これは象徴的だ。有栖川流の書の技術は明治文化の進行の背景にある。書と絵画に基本的に共通するのは、目に見える対象を描くことよりも空間を描くこと、普通の言葉で言えば、構図に気を配ることである。

 

政治家が家の中でそんなことに無関心だとしたら、適性を疑っていい。菅首相はめずらしく例外的に〈不条理を正す〉ことを理念のひとつにあげた。ちょうど14日発表された改造内閣は、それができる政治家を集めたのだろう。そうでなければならないはずだ。

 

しかし、疑わしい点がある。野党と小沢鳩山グループの超法規的な圧力に負けて仙石官房長官と馬渕国土交通大臣をやめさせたことだ。これはただ民主党の政権維持のためである。民主党の権力のバランスを取ったという嫌な解釈がうそでなければ、菅内閣も絵に描いた政府になるおそれがある。しかし、何と言っても、他にカードがない。

H

 

cat willow 2011.1.15

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.4.5

 

ロシアが踏み絵にされるか、自然な生活か?

 

 

 

旧小坂鉄道 御成町踏切り

 

2011年の気になることは、ロシアの北方4島国土宣言に対する日本のリアクションである。帝国時代なら戦争で奪い返す行動に出たはずだが、民主主義憲法では平和的に解決するように求められる。

 

とはいえ、国内での変化がどうなるか?ロシアとの対決を選ぶとすれば、国民は自由を売って生きるしかない。個人は不可能である。集団の力が今まで以上に強くなる。そして、公然とロシアが踏み絵にされる機会が多くなる。場合によっては、超国家主義グループが仮面を取って開き直るだろう。

 

民主主義を愛する人たちが望む方向は、言うまでもなく、ロシアとの協調である。これは地理的に見ても、自然な動きである。自然な生活を愛する人たちも気に入る、政治的でない思想だ。

☆ H

cat willow  2011.1.14

 

▼ 日本とロシアの関連記事

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.4.1

 

ストライキ権と選挙権:

公務員に基本的な人権をあたえるのが

民主主義の社会の理想

 

 

 

大館市役所

 

民主党は衆議院選挙マニフェストに公務員の労働基本権を回復することを明記した。改革案では、〈警察官など治安や防衛にかかわる職員はこれまで通り、労働基本権を制限。それ以外の部長級以下の職員に団結権と労働協約締結権を付与。労使交渉で給与などの労働条件を決定できるようにする〉などの方針が決まった。しかし、野党の反対で実現する見込みはないらしい1

 

要するに、公務員はストライキ権がないことに甘んじなければならない。これは1948年のポツダム政令で禁止されたのだが、その後国家公務員法と地方公務員法で禁止された。国民の利益保護のためというのは、表向きのごまかしでしかない。

 

これは憲法に反する規定である。HHJが行政機関での調査でときおり同情を感じたのは、公務員にストライキ権と選挙権があたえられていないこと、地方自冶法で上司の命令に服従しなければならないと定められていることである。民主主義の理念を共通目標にかかげた憲法の下で公務員が基本的な人権を公然と奪われたことは、戦前の全体主義と軍国主義への後退でなくて何だろうか?

 同情と言ったが、それは市民が間接的に受ける損害になる。この構図は単純である。つまり、悪い政治は市民を支配するためにまず公務員から自由の権利を奪い取るということだ。市民と公務員の落差をちぢめるのが民主主義の社会の理想的なあり方だろう。

 

教訓---公務員が真実を話せば、政治の悪はほとんどすぐに消滅する。

 

ところで、HHJが特に理解できないのは公務員に選挙権がないことである。市役所の職員が市長選で自由意思で投票すると、なぜ困るのか?市役所の職員が県知事と県議の選挙、国政選挙で自分の判断力を有効にして、なぜ悪いのか?冗談半分に言うと、知りすぎた人たちには黙ってもらうというのが本当の理由かもしれない。

☆ H

cat willow  2011.1.5

 

1 産経新聞 128日 他

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.3.24

 

はせ川食堂のクリスマス・パーティ伝説

                                 

夕食のとき、母に昔のクリスマスについて聞いた。

 

 

大館橋

 

思ったとおり、小繋では子どものころクリスマスはやらなかった。天神小学校でも。クリスマスなんて知らなかったという。はせ川食堂でクリスマスのパーティを開いたのは、戦争が終わってまもなく結婚して大館に住んで昭和29(1954)弟の秀明が生まれた年だった。工場(はせ川木工所)の若者たちも集めて。

 

主催したのは食堂だが、その年父の生涯の友人となる林さんが弘前から大館に移り住んだ。ダンス・マニアの演劇青年がアイディアを出したのかもしれない。

 

はせ川食堂はそれからしばらくダンス・パーティとクリスマス・パーティの場になった。これには隣のオガマ靴店の若い主人が東京で本格的にダンスを習っていた人だったことも影響しているようだ。

 

ぼくはただクリスマスの雰囲気しか覚えていない。そのころ食堂はキリスト教会を改造した地上1階と半地下の古い木造の建物で、半地下の広間には内側の階段を降りた。

☆ H

cat willow 2010.12.26

 

▼ 元祖鎖国主義の国のクリスマスはこれからどうなるか?

▼ クリスマス劇場: 仏教が擬似キリスト教のイベントを演出する

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.3.24

 

 

元祖鎖国主義の国の

クリスマスはこれからどうなるか?

 

 

 

大館橋南 有栖川宮通り

 

24日、1日中吹雪が荒れ狂い、秋北バス・ターミナルで午後から行なわれた曲田のギリシア正教会の講演に行く気がなくなった。輔祭の釜谷さんに聞きたいことがあったのだが、次の機会にしよう。

 

 曲田聖堂の信者は、小さい聖堂の中にみんな入れるほど少数である。もちろんクリスマスの祝いは明治時代からおごそかに行なわれている。ギリシア正教会が米代川のちょうど半分に位置する曲田地区に根づいたのは、なぜか?単純に考えれば、隠れキリシタンの風土があったからだろう。

 

 しかし、多くの隠れキリシタンの子孫はキリスト教と関係なく、クリスマスにはたぶん一般の人々のように子どものためにクリスマス風の行為をする。これは戦後の流行の残り火である。パーティの舞台はバーから家庭に移り、あるかないか、外からは感じ取れないほど静かになった。

 

 最近の傾向は、敗戦後のようにメッセージを自覚していることだろう。クリスマスの飾りをしたり、ケーキを食べたり、プレゼントを贈ったりすることは極端に日本的な精神文化に対する抵抗である。圧力をかける右翼や仏教団体はそれを海外に知られると、国際社会で〈世間体〉が悪くなるので、ますます反感を強める。元祖鎖国主義の国のクリスマスはこれからどうなるか?

☆ H

cat willow 2010.12.24

 

▼ クリスマス劇場: 仏教が擬似キリスト教のイベントを演出する

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.3.16

 

クリスマス劇場:

仏教が擬似キリスト教のイベントを演出する

 

西大館橋

 

                               

 

JR大館駅前と東大館駅前をつなぐ駅線は、表参道のようなケヤキ並木が美しい。〈シャイニング・ストリート〉は今年も市民の寄付を集めて124日から西大館橋の両岸の並木にイルミネーションを飾っている。発想は新しくないが、北国ではそういう冬のイルミネーションが市街地を明るく照らすことの精神的な効果はかなり大きいと思う。これは感受性豊かな人たち、女性と青少年と子どもたちに聞いてみなければ分からない。光り輝くものがほしくなるとき人間は〈埃と闇は死の兆候である〉と感じられる暗い状況に生きている。この暗さは言葉にならないからこそ、暗いのである。

 

 〈シャイニング・ストリート〉の企画はクリスマスの前から正月すぎまでつづく。しかし、その種のイベントと同じくクリスマスの飾りであるという話は聞いたことがない。アイディアはクリスマスの飾りの横流しだが、キリスト教とは無関係である。これが日本的な社会現象なのは言うまでもない。とはいえ、おもしろいことに主催者代表は大館市内のある寺の住職である。

―信じられない!!!大館にはキリスト教の教会がないんですか???

 そういう声が上がると思う。仏教が擬似キリスト教のイベントを演出するこういう運動はひねくれた思考が背景にあることの証明だろう。

☆ H

cat willow 2010.12.24

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.3.16

 

警察のあり方に関係する弁護士殺害

 

 

大町

 

9日秋田県議会の教育公安委員会で、県警は西川本部長が津谷弁護士を守れなかったことを遺族に謝罪したと報告した。委員は、2人の警察官が警棒や防護服を身につけていなかったこと、なぜ殺人を防げなかったか、という問題を指摘した1〕

 

確かに2人とも必要な用具を忘れるというのは非現実的で、単純なエラーではない。西川本部長はどんな回答をあらかじめ用意していたか?〈かなり難しい特異なケースであったが、我々の準備不足力不足が大きかったと思う。〉

 

日本の状況は〈得意なケース〉という意味に変えてしまいやすい。それが意図的に選ばれた言葉かどうか、常識的な市民は惑う。

 

被害者の妻が目撃した状況と県警の説明に矛盾があることも、この事件の複雑さを表わしている。これは警察のあり方に関係することだろう。

 

日本弁護士連合会はそう考えて、警察全体の問題を解決する必要があるという認識で警察庁と国家公安委員会に対して徹底的な検証を求めて、早急な再発防止策の検討を要請した2〕

☆ D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow 2010.12.15

 

1秋田朝日2010/12/09

2テレビ朝日 2010/12/07

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.3.4

 

地域主権の強化でも

大館橋の修理は不可能だ

                                 

 

大館橋

 

大館橋下流側の匂欄には穴が開いた箇所がある。匂欄の柵が壊れた原因は、地元の新聞が報道しなかったので、住民には分からない。それはともかく、20世紀末に壊れて、県道を管理する建設事務所が地域振興局と名を変えたけれど、あいかわらず秋田県庁の役人たちが放置しているということをどう考えるべきなのか?大館橋の高欄にはかまうな、という指示が出ているのか?大館市民の税金はどこへ流れたのか、心配になる。

 

秋田県庁の怠慢と大館市の黙認…自冶体が裏で手を組めば、住民は無力な生き物である。朝鮮半島の政治情勢と同じように民主主義の希望が育たないことにあきれてしまう。

 

民主党連立政権が去年9月船出した。地域主権を強めるという歌い文句は、大館橋で見るかぎり産業廃棄物のがらくたのひびきを上げている。きめ細かな事業も期待を裏切った。

 

地域主権改革関連2法案が成立すると、それはどうなるか?北秋田地域振興局と県庁の誰かがその気にならなければ、セキュリティの変化はない。分かりきったことだ。

D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow 2010.12.3

 

▼ 除雪作業のために橋と街の美観を冬中傷つけることは許されない

▼ 地域主権の戦略:

道路と橋の構造の基準が各地で違うようになれば…

▼ 橋の歩道の基準

▼ 地域主権と国民主権は対立するのか?

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.3.4

 

除雪作業のために

橋と街の美観を冬中傷つけることは許されない

                                            

 

大館橋

12月の最初の日の午後、大館橋を通ると、例年のように除雪のために匂欄に紅白の竹ざおが立てられていた。県道なので、これは北秋田地域振興局の仕事である。目的は聞いたことがないが、除雪車が匂欄にぶつからないようにするためらしい。しかし、写真で分かるとおり匂欄の基部のコンクリートは欠け落ちている箇所が多い。鉄筋がむき出しになっているところもある。北秋田地域振興局は匂欄だけを守ればいいと考えるのだろう。その理由は、市民が想像できることではない。

 

 しかし、位置がおかしいというのは重要な問題ではない。リヴァー・ユートピアとアトリエは、除雪のためのポールを設置することに反対している。理由は、

1 降雪量が多かった昔は、そんなことはやらなかったが、除雪作業員が注意深くまじめに仕事をしたから、必要がなかったのである。それをよく考えると、除雪作業の関係者が地域に愛情を感じているかどうか、自分が働く地域を十分に知っているかどうか、疑問である。

 

大館橋

2 荒っぽい除雪作業のために橋と街の美観を冬中傷つけることは許されない。これは個人的な主観ではない。竹が汚く、長すぎる。除雪作業を行なうときにそのつど立てればすむことではないのか?地域振興局がその批判に反対するとしたら、理由は何だろうか?

 

 リヴァー・ユートピアとアトリエは、その真実を知りながら書かない。とぼけてる、というのはお互い様だろう。

H

cat willow 2010.12.1

 

▼ 地域主権の強化でも大館橋の修理は不可能だ

▼ 地域主権の戦略:

道路と橋の構造の基準が各地で違うようになれば…

▼ 橋の歩道の基準

▼ 地域主権と国民主権は対立するのか?

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.2.22

 

地域主権の戦略:

道路と橋の構造の基準が各地で違うようになれば…

 

 

長木川 長根山下

地方自治体が自由に使える一括交付金制度について、菅内閣は22日国と地方の協議の場で来年度から段階的に導入する案を自治体側に示した。都道府県には23年度約5000億円、市町村には24年度約5000億円を配分する予定である1〕。都道府県を優先する根拠は何か、分からない。地方自冶法では都道府県と市町村を対等に位置づけている。

交付金の使途に関しては、〈各府省の枠にとらわれずに使えるようする〉〈個所付けなど、国の事前関与を廃止し、事後チェックを取り入れる〉という1〕。国の事前関与とは、単純に言えば、地方自冶体が補助金をもらうために公共事業の計画を報告して審査を受けることである。事後チェックは今度初めて示されたことだが、関係府省が事業を検査したり会計検査院が検査することだと考えていいのか?

 

この案は地域主権戦略会議で正式に決定される。地方自冶体の自主性と自由は高められるだろう。しかし、たとえば道路と橋の構造の基準が各地で違うようになれば、危険も高まるにちがいない。

D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow 2010.11.28

 

 

1 NHK 11月22日

テレビ朝日11/23 08:03

 

▼ 地域主権の強化でも大館橋の修理は不可能だ

▼ 除雪作業のために橋と街の美観を冬中傷つけることは許されない

▼ 橋の歩道の基準

▼ 地域主権と国民主権は対立するのか?

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.2.22

 

地域主権と国民主権は対立するのか?

                                                             

 

アトリエ

地方分権の推進は民主党の看板であるはずだが、地域主権という言葉を使用しないことになるらしい。時事通信によれば、自民党が〈国民主権〉という憲法の原則から〈地域主権〉の言葉は認められないと主張したので、民主党は地域主権関連3法案について法案名と条文に記されている地域主権という言葉の大半を削除する方向で自民公明党と修正協議に入ったという。妥協したのは、ただ法案成立を優先させるためである。

 

これは国会議事堂での出来事なのか?別に場所を明らかにしていないが、おそらくそうだろう。地域主権を憲法の国民主権と相いれないと考える人たちがいるのは、信じられないことだ。非力な政権へのリンチのようなものだ。

 

地域主権という言葉は地方の自立が危機的な状態におちいっているという認識から出た。国会が地方の意思を代表する議員で民主的に運営されていないから、そういうことになる。しかし、国民主権と地域主権はどちらも憲法が定めた個人の基本的な権利の尊重が起源にあり、それの発展をめざす。

☆ H

cat willow 2010.11.26

 

▼ 地域主権の戦略:

道路と橋の構造の基準が各地で違うようになれば…

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.2.14

 

不変の日本政府:

北海道よりも北方4島が大事らしい

 

 

市営球場と桂城小学校前通り

1113日菅直人首相は横浜市内でメドベージェフ(Dmitri Medvedev)大統領と会談した。内容についての報道を集めると、インスタント料理のようなまずさだ1

 

菅首相―(北方領土は日本固有の領土という)日本の立場、国民感情から受け入れられない。今後も首脳間で議論を深めたい。領土問題の解決を含め、日ロの協力関係を発展させたい

メドベージェフ大統領―北方領土はわれわれの領土であり、それは今後も変わらない。ロシアにとっても極めてセンシティブな問題だ。感情的な声明や外交措置はやめるべきだ。それはむしろ、逆効果であるからだ。経済分野で関係を発展させていくことで、両国の雰囲気を改善していくべきだ。日ロの平和条約へのアプローチを変えて経済を第一に置くよう提案する。

 

菅首相の最初の発言は、フィガロが報道した前原外相の発言のコピーである。国民感情を盾にする思考の貧弱さにあきれてしまう。それとも、悪意の報道か?それが最重要なポイントか?ともあれ、北と南の領土問題に関して日本政府とマス・メディアはいい気になって国民の頭脳を代表する権利に酔っているが、国民がどれくらい残っているか、想像してみなければならないだろう。

そして、北方4島が日本固有の領土であると主張する根拠を国民に対して明確に説明するべきだ。そうでなければ、民主党は戦後政治の悪さを継承したことになる。この責任は、外交のどら息子でしかなかった鳩山由紀夫前首相と外務省の過去主義的な老人たちが第一に引き受けるべきだろう。

 

平和条約へのアプローチを変えるという提案は、期待させる。前原外相は、〈北方領土のロシア化〉が強まっている状況に対応して〈交渉そのものを根本的に見直すことが大事だ〉と8日の衆議院予算委員会で語っていた2

前原外相の歴史学については明らかでないが、ロシア化とは自由化の言い換えである。北海道が自由化すれば、新しい世界につながる。

☆ H

cat willow  2010.11.15

 

1 東京新聞20101114

テレビ朝日11/14 00:14

2 読売新聞2010119

 

▼ 日本とロシアの関連記事

▼ ラヴロフ外相の提案:

南クリル諸島についての合同歴史検討委員会を創設しよう

cat willow 2011/2/12

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.2.14

変種の不条理劇としての弁護士殺害事件

 

 

西大館橋南通り

 

 

秋田市の弁護士殺害事件は変種の不条理劇である。

114日午前4時すぎ110番通報で機動捜査隊員2人と実習生1人が津谷弁護士宅に駆けつけた。そのとき弁護士は菅原容疑者からピストルらしいものを奪い取って持っていたので、機動捜査隊員2人は弁護士の両腕を押さえた。弁護士は〈おれは犯人じゃない〉と叫んだ。これは現場で目撃した弁護士の妻の話だろう。そのすきに菅原容疑者は枝切りバサミを持って突進して、弁護士の心臓を突いた。

 

機動捜査隊員とははじめて聞くが、緊急の事件に対応する警察官である。そのためのトレーニングを受けたはずだが、現場で被害者を犯罪者と間違えた。2人の機動捜査隊員が被害者の動きを止めていなかったら、殺人事件は起きなかったのだ。県警は正しい行動だと言ったが、2人がかりでやる必然性はない。被害者に危険を感じ取ったとすれば、判断力に狂いがあるということだ。

 

こういうドラマには未必の故意の疑いがある。過失致死か共謀で機動捜査隊員を調べなければならない。被害者が往々にして警察と対立する弁護士だからである。

☆ D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow  2010.11.14

 

1 朝日新聞 2010年11月06日

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.2.4

APECとTPPで農業王国の崩壊

 

 

沼館橋 下内川

 

 

 

 

APEC(アジア太平洋経済協力会議)の閣僚会議が1111日声明を発表した。中国のレアアース輸出がうまく行っていないので、〈資源や食料などの輸出制限は保護主義的な動きであると位置づけ、こうした動きに歯止めをかけようという内容〉だ。そして、自由貿易圏の構築の重要性で合意したという1。日本のエゴが反映したようだが、必要な資源などの輸入が困難になれば、経済と社会の劣化は止まらない。

 

一方、日本が参加を検討しているTPP(環太平洋経済協定)について関係国との協議開始が決まり、閣僚会合で農業対策の予算が協議された。

玄葉国家戦略担当大臣:「2国間の経済連携と農業の再生を両立させるために…、(来年度予算に)政府を挙げて取り組んでいく」2

海外からの食料輸入の自由化で損害を受ける農業のために戸別所得補償制度の拡充など農業強化策を盛り込むということだ。

 

農業王国秋田県では、さっそく反対運動がはじまった。JAあきた北は〈農業の崩壊、地域の崩壊につながる〉と訴えている。〈協定に参加すれば、国内の食糧自給率は40%から14%に下がる。〉3

秋田県の食糧自給率はトップで、県外への農産物の〈輸出王国〉である。それが売れなければ、秋田県は基本的な構造の設計からやり直さなければならないだろう。特派員は自由化に反対でないが、これは笑えないナンセンスだ。

☆ D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow  2010.11.11

 

1  NHK 1111 132

2  テレビ朝日11/11 14:17

3        北鹿新聞 2010.11.11

 

▼ 花輪のジャム/農業の自由/果実と迷信

▼ 自由貿易に賛成

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.1.21

 

2隻の巡視船の船長は初心者なのか?

 

 

大館橋南

 

 

 

 

 

 

尖閣諸島(釣魚島)の騒ぎで、11月1日菅内閣は中国漁船衝突のビデオの編集版を国会議員に限定的に見せた。マス・メディアには公開されなかった。ある議員はこう感想を述べた。

〈故意の衝突がわかる鮮明な映像だ〉

しかし、民主党の川内博史衆院議員は〈民主主義の原則は情報公開。特にこういうデリケートな問題は、広く国民にも公開して議論されるべきだった〉と批判した1〕

 

9日海上保安庁が撮影したと思われる衝突の際の映像がインターネットの動画投稿サイトYoutubeに流出した。海上保安庁の中川高史広報室長はこう証言した。

「私が見た(海保の)映像と同じところもある。現場が撮ったものか調査中です」2〕

 

つまり、ビデオ映像を提出させた那覇地検か、撮影した海上保安庁か、どちらかがビデオ映像の管理に責任を感じていなかったということだろう。こういう漏洩は世論の誘導のために了解済みなのではないか?

 

TBSニュースで放映されたビデオを見て、特派員は漁船と巡視船1隻の衝突が事実だということを理解した。それ以上のことは疑問符だらけである。海上保安庁と地検が事件と取り調べをすべてDVDに記録していれば、問題はすっきり片づいたはずだ。

たとえば、2隻の巡視船の船長は初心者なのか?性能が劣る漁船の船長よりも操縦が未熟なのか?国会は巡視船の船長2人の証言をなぜ要求しないのか?

☆ D+H

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow 2010.11.6

 

1 読売新聞 11月1日(月)11時56分

2  TBS 05日07:43

 

 

▼ その日那覇で起きた自動車事故が考えさせること

▼ 那覇地検の動機を考えれば…

▼ 尖閣諸島:非人間的な拘置延長の意味

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.1.14

 

クナシリ島は

ロシアの国土であるというメッセージ

 

 

青森県境の山々

 

 

 

 

 

 

メドベージェフ(Dmitri Medvedev)大統領のクナシリ島訪問のニュースは、小さい出来事のようだが、世界的な注目を集めた。イギリスのBBCは期待どおりに領土問題に焦点を当てたが、日本の出来事に冷淡なフランスの主要2紙フィガロとヌーヴェル・オプセルヴァトゥール、そして、アメリカのニューヨーク・タイムズが詳しく報道した。これもビッグ・ニュースだ。

その重大さは、ただ一点にある。ソ連ロシアのトップ・リーダーの初の訪問はクナシリ島がロシアの国のものであることを宣言するメッセージなのである。大統領は開発のために他の3島にも行く計画があるという。

 

北方領土の島に行かないように求めた前原外相は、対抗措置を取って駐ロシア大使を一時帰国させる決定をした。ラブロフ(Sergueï Lavrov)外相はその反応を認められないと言い、あいまいさが残らないようにクナシリ島を〈われわれの国土だ〉と語った1

It is our land.

☆ D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow 2010.11.3

 

▼ 日本とロシア関連記事

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.1.14

 

2次世界大戦の導火線は領土問題だった

 

 

閑居町

 

 

 

 

 

 

 

111日ロシアのメドベージェフ(Dmitri Medvedev)大統領が飛行機でクナシリ島を訪問した1

 

菅首相は、遺憾である、と語ったという。他に話さなかったかどうか?一方、強気な前原外相はベールイ駐日ロシア大使を外務省に呼んで抗議した。しかし、大統領の訪問は(ロシアの)国内、内政問題である、と大使は記者団に語った2

なぜそう騒がしいのか?

外務省幹部はこう説明する。〈ロシア最高首脳の北方領土訪問は「実効支配を既成事実化する」意味合いを持つ〉ということだ。

 

領土問題は戦争の導火線になる。その歴史的に有名な事実を少し想い出してみる。現在ポーランドのグダニスクがあるバルト海沿岸に面した回廊をめぐるドイツとポーランドの争いで、ドイツ風にダンツィヒ回廊と呼ばれていたが、本来ポーランド王国領だった。ドイツ系住民が次第に住みついて、18世紀末にポーランド分割が行なわれたときドイツ人のプロイセン(プロシア)王国の一部になった。しかし、第1次世界大戦後のヴェルサイユ条約でドイツは復活したポーランドにダンツィヒ回廊を奪い取られた。ナチス・ドイツはその不当性を非難して国民の熱狂をあおり、19399月併合するためにポーランドに侵攻した3

 

法律論で日本は北方領土を正当化できない。これは以前〈エリツィン以後の北方領土を眺める〉に書いた。この記事に対するコメントその他の意見がないのを残念に思う。

☆ D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

cat willow 2010.11.1

 

1 Medvedev visit to Kuril Islands stokes Japan row

1 November 2010Last updated at 07:20 GMT  BBC

2 読売新聞 111()1313

3 ウィキペディア

 

 

▼ エリツィン以後の北方領土を眺める

 

 

 

 

 

 

 


Updated 2011.1.3

 

JICA出身議員のニュースに

投影されたテレビ朝日の〈イライラ〉

 

 

旧小坂鉄道 大館駅跡

 

 

 

 

 

 

 

1014日のテレビ朝日のニュースは、日本語を改変しようと狙っているように思えた。〈菅総理のイライラ爆発寸前 自民は戦闘モード全開〉と広告を出して、それに好奇心を持ってヴィデオを見ると、参議院予算委員会が映った。

 

ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏についての質疑応答---

菅総理大臣:「釈放されることが望ましい」

自民党山本一太議員:「もうちょっとはっきり言って下さい」

菅総理大臣:「国益ということも考えながら…」

自民党山本一太議員:「ものすごく逡巡(しゅんじゅん)してオドオドしている」

 

 

山本議員は興奮して声を張り上げるが、菅総理大臣は冷静さを失わない。何が〈イライラ〉なのか?番組の責任者がいらだちを隠せないので、ニュースに投影したと考えるべきだろう。

ところで、そのニュースであきれたのは、山本一太(いちた)という議員が菅総理大臣の心理解説を傲慢にもリアルタイムにやったことだ。自分で設定したテーマと無関係な事柄だと気づかない。どういう国会議員か、ウィキペディアで見ると、

 

1982325 - 中央大学法学部政治学科卒業。

198512 - 朝日新聞社入社。福島支局に配属。

19861 - 朝日新聞社退社。

1986111 - 国際協力事業団(JICA)勤務。

19911015 - 国連開発計画(UNDP)ニューヨーク本部勤務(JICAからの出向)。

1995131 - JICA退職。

 

参議院は3期目だが、それにしても、朝日新聞社勤務と国際協力事業団(JICA)勤務という経歴が人を小馬鹿にした右翼と言いたいような態度をつくるのか?

 

この地方ではJICA1974年外務省所管の特殊法人国際協力事業団(JICA)として設立されて、2003年独立行政法人国際協力機構(JICA)に変わった。JICAは、小坂町に毎年海外からの研修員たちを大勢送り込む。これは黒字減らしが目的らしいが、高額の給料を支払うと聞くと、国際協力の健全な発展のために余計な事業のカテゴリーに入れたくなる。

☆ D

長木川上流社会特派員 ダレナニ

 

cat willow 2010/10/21

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Atelier Half and Half