5月05日 雨のち曇り Nさんは登頂済みなので、近くでぶらぶらする予定だったが、天候回復しそうと同行頂けることに。 やや雨がぱらつくが、先行きは明るそうな登山口を出発。牧柵のあるゲート近くにはトイレあり。そこから車道に沿って高みに登り、稜線を90度曲がったところに山への案内標識(下写真右)。10:52 下写真右 Nさん、その昔、この標識に気づかず車道沿いに登り詰めたところ、道がなくなったので、やむなくここまで引き返し。山頂には登ったものの、天気が悪くなり、駐車場に帰りついたとたんに土砂降りの雨になったとの弁。今日は再挑戦登山。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:10:42登山道入口 中:ゲートの先から車道を登る。写真の向こうに見える稜線まで。 右:稜線を巻き、90度曲がったところにある登山口 Oさん撮影 ここからは、放牧場の中を直登する。あちこちにワラビがにょきにょき。山菜取りの方が二人いて、盛んに採っている。 駐車場に帰着した際には別の4人組が直径25cmほどのポリ袋満杯*2袋/人ほど収穫の呈。 その放牧場をゆっくり登る。天候は回復方向で、雨も上がり、時々山頂付近のガスが晴れてきたりする。振り返れば温泉蒸気の柱が大小10本以上。いい眺めだ。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:放牧場を登る 山頂はまだガス中 中:放牧場から見下ろす温泉蒸気の塔 右:若葉とワラビ多数。 放牧地を登りきり、11:32いったん樹間の道に入るが、数分で中腹を巻く中間林道に出る。 林道歩き中に、髪の毛がずぶぬれの二人連れ、2組とすれ違い。「もういちどいきませんか?」と声をかけるが、「すごい雨だった。もういきたくない」としごくもっともな返事。 考えてみれば、雨中行軍を覚悟していたが、降りるICを間違えて1時間以上ロスったのが幸い。ここまでほんの少ししか雨にあっていない。 10分ほど歩くと樹間の急登入り口に。11:37 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:急登入口にある治山事業看板:黄色く塗ってみた土砂崩れ箇所を中間林道からみると、写真左中〜右(先ほど通過)。 上手、下手の現状は左中&右の写真参照 右中の林道歩き中はOさん撮影 11:36−43 結構な傾斜をひたすらのぼる。11:54頃、土砂崩れの最上部から工事跡を見下ろし、さらに登る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:中間林道から急登入口 Oさん提供 中:しばし登ると笹の道に 右:11:54土砂崩れの最上部から工事跡を俯瞰 やがて樹高が低くなり、頭上に鳥(からの仲間?)の声が聞こえるころ、Nさんに追いつく。12:10 3−4分ほど鳥の鳴き声動画を撮るが、携帯からPCにはDLできない。専用ソフトがいるのかしらん? ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:12:01登ってきた道 傾斜が緩くなる。中:頭上で鳴くカラの仲間 Oさん撮影 右:12:12山頂方向の眺め ここいらで、Oさんと合流する。アセビの木を通り過ぎると、樹木が少なくなり、眺望がえられ始める。足元に黄色、橙、赤紫が現れると撮影タイムに。 阿蘇山方向にはうっすらとそれらしきが見えるが特定は??、ここで餌補給すること少々。12:27−35。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:葉の裏が赤紫の植物(金時草?) 中:キスミレ 群落あり 右:乾パンをかじる食事風景 Oさん撮影 写真を撮りつつ、山頂を目指す。12:56小さな祠が現れるとその先に6人ぐらいが休んでいる。山頂の碑12:58。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:山頂南側にある祠とその近くの三角点 中:涌蓋山頂の標識 黄色い矢印は山頂の北側の祠 右:久住連山 向かいには九重の山々が。その手前には白煙を上げる発電所や温泉、稜線沿いには駐車場らしきと緑の斜面が見える。スキー場らしい。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真:Oさん撮影のパノラマ画像 画面中央が久住山 左手の3つ山が三俣山 その左奥が大船山 阿蘇方向はガスの上にかすかに稜線が見える程度。残念ながら、日田・英彦、由布・鶴見方向は涌蓋山にかかったガスがじゃましてまったく見えない。 北の祠の近くで休憩。足元には倒れた(倒しておいてある?)山案内があり、これに腰掛ける。 > ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真:倒れた(倒しておいてある?)山案内 13:03−06 いちおう餌補給をするが、13:05頃から九重方向もガスで覆われ始めた。10人近くいた人々も下山。 ときどきズーン、ズーンと低周波音が聞こえる。自衛隊の演習場からの音かな、と思っていたが、後日調べると、やっぱり自衛隊の為せるわざ。北北東20km地点を中心にした日出生台演習場。その大きさは、東西15km*南北5−6kmの丸めのひし形(=ユーラシア大陸に似た)地形。 ちなみに東富士演習場は「く」の字型をしているがその大きさは南北約10km、「く」の字の幅は2−3km。 4−5mほど下った東斜面にはミヤマキリシマの花が数輪咲いていたりして。その傍には水色のリンドウも。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:13:44キスミレ 中:13:38ハルリンドウ 右:13:31−35ミヤマキリシマ 東斜面のがけ下が望める芝生の所は、何人かが眺めに行っていたが、単なる芝生ではなく、枯れ草の中にミヤマキリシマの細い小枝が隠れていたりする。案の定、何箇所か枝が折れていたりして。 少々寒くなったので13:57頃下山。Nさんはもと来た道、私とOさんは、北の地蔵原からくる道を下る。 道は明瞭であるが、あまり踏まれていない。間違うことはなさそうだが、下るにつれ、滑りやすくなってきた。30分ほどで、雑木林のかん木から植林帯に入り、左にトラバースし、14:35前、ちょんと下ると入り口に赤テープの目印のある林道に飛び出した。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:13:57一人しかいなくなったガスの山頂 出発 中:下る途中にツツジと急降下 右:14:31植林帯のトラバース道 中&右 Oさん撮影 地蔵原へのコースは2−30mほど巻いた所にあり、道入口の左右には目印の石積みがあった。 ここからは林道上を駐車場まで下ってゆく。その林道にはまあたらしいバイクのわだちがある。2台分ぐらい。途中2箇所ほど山崩れのあった箇所の修復が行われていた。林道の分岐点に着くとゲート。15:01 そのゲートの脇にバイクが通過した跡が。結構強引。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:14:35赤テープの登山道入口 中左:14:35林道の2輪の真新しい轍 中右&右:15:01ゲートの外脇にある轍 写真:全てOさん撮影 そこから駐車場までは指呼の間。15:20帰着。Nさんは、ほんの少し前に到着したよう。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:分岐点 中:あともう少し 右:駐車場帰着 Oさん撮影 一汗流す時間はなさそうなので、15:40頃出発。まっすぐ今宵の宿「一休」に進む。国道384号に乗り、県道704号で国道210号へのショ−トカットを図る。ところがこの704号、今山行3度目の稲妻マーク。交通量はほとんどないので安心ではあるが。 里に下りてもあまり広くもならず、かといって対向車も少なく山浦川という川筋を順調に進む。この辺りから万年山への登り口もあるようだ。 川沿いの道は下るにつれ幅広になったが、最後のヘアピン2つを過ぎると滝と結構な見物客。見てゆこうということで休憩をかねて、車を止める。16:30 そこには山浦川七滝めぐり看板と最下流の慈恩の滝。すぐ横を特急ゆふいん号が通りすぎてゆく。写真には収められず。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:山浦川七滝めぐり看板 中:慈恩の滝(橋の上から) 右:慈恩の滝 解説書 滝の裏側が眺められる。Oさんと撮り合ってみるがあまり良い絵とは成らず。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真・・・左右で一対 丸印内は人物の位置。 左はOさんを撮影、右は筆者を撮影 上:滝裏から 下:滝横から 通ってきた川筋に7つの滝があるとは気がつかなかったし、いまさら戻る気もないが、周辺をぶらぶらと。 みやげ物売り場はないので、良心市で玖珠町産棚田のもち米粉を買う。久しぶりの国産品。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:滝横から 中:橋の下に潜って見る 右:JRの線路 最右:玖珠町産棚田のもち米粉 16:50頃出発。国道210号線に乗ると、自衛隊の車がひっきりなしにやってくる。約2km足らずで、今宵の宿:湯の釣温泉の一軒宿一休に着く。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:旅館 一休 全景 右上:朝食 右下:夕食 昔からの宿らしく、夕食の菜皿は7つ。朝食も7皿+デザート。 古い宿で今日の客は我々だけ。昔は川の傍に涌いていた温泉を利用していたが、今は130mボーリング。温泉は源泉かけ流し、10人ぐらいは入れる湯船。一時は50人ぐらい宿泊。今でも日帰り入浴は営業中。 今はおかみさん一人なので宿泊は半分趣味で営んでいるよう。 夕食には「ちょいと焦がしちゃった」とおっしゃる塩焼きや、つくねの焼き鳥。刺身に鮭の切り身が出てきたので、熱を通してもらったり。 ビール一瓶600円だし、まあ、味・質は税込み6.5K/1泊2食相応かな。 Nさん、明日の宿を予約。英彦山近くのたちばな荘。基本料金+特別追加料理。追加分は鮭か鯉だったので、鯉を選択したとのこと。一同大笑い。 少々冷えるので、やや重装備で寝る。
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