2012年07月24日 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:7:54烏帽子岳方向 中:7:58稜線上の登山道 写真右:8:06ザラ峠遠望 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:7:16くろうすご 中:7:16くろうすご 写真右:7:21しらたまのき 高い山にはガスが舞い初めている。登るにつれ花が多く見え始める。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:7:22ツマトリソウ 中:7:58ちんぐるま 写真右:7:59オオバキスミレ 8:25ミネザクラの咲いている地点で本日最初のすれ違い。この場の花はちょっと寂しい限りだったが、「少し登った道ばたににもう1本ある」との情報をもらう。 五色の小屋までに、なんやかやで4パーティ10人前後とすれ違う。花の種類も増えてくる。 8:22 ハクサンフウロ 8:42 ななかまど 8:45。情報通り、道ばたの木はごらんのとおり。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 森林限界が近くなると前方に鳶岳、鷲岳が見えてくるが、ガスがかかり初めている。9:08 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 見晴らしから見えるザラ峠〜獅子岳も色が褪せてくる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 残り雪の近くにはチングルマの群落、途中の池塘にはイワウチワ、わたすげ。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 はいまつの林を抜けると森林限界を超え、鷲・鳶が全面に現れその手前に今日の宿も見えてくる。 途中、踏み跡に沿って進んだがどうも間違えたよう。りっぱな木道の脇にぶつかってしまった。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左:9:28鷲岳と五色ヶ原山荘 中:誤道・・・木道より斜め左に走る道 写真右:雪渓上の登山道 雪渓が融けた所にはツガザクラ(写真左&中)やハクサンイチゲ(写真右)が咲いている。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 10:05小屋に着く。「明日は室堂・朝食は弁当」と書くといぶかしげな顔つきで応対するバイト相手に宿泊の手続きを済ませ、部屋に荷物を置く。当然ながらまだ誰もいない。ビール一缶と食糧・雨具をもって目的地に向け出発。鷲岳の池塘を抜けて振り返ると這い松の上にいい感じの小屋が映える。まだかなり残っている雪渓を乗り越えると、足元にはこいわかがみ、アオノツガザクラ、ハクサンチドリ、およびその群落、シナノキンバイなどのおなじみの顔が並ぶ。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 10:59鳶岳を過ぎて、下ること2−3分、前方に雷鳥発見。大きめのつがいと小さな2羽。大きめのつがいは道のど真ん中に(写真中の手前に雄、向こうの石の上に雌)。小さな2羽は右手の藪中にいったん逃げたが、大きめのつがいを追い払った後にでてきた。子供にしては大きいし産毛もなく大人の装い。一羽は目の上に赤い筋。どうもつがい??のよう。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 稜線はときどき越中沢岳が正面に見え、これから進むルートがよく見える。足元には花畑が続く。うさぎぎく、四つ葉しおがま、エゾシオガマ(シオガマ仲間でクリーム色の花びら版)、暗い赤紫色のつぼみのクロトウヒレン?? ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 登ってくる団体と越中沢岳を眺めつつ道の途中で昼休み11:34−45。残念ながら薬師岳方向はガスの中で全く見えない。しばらくして団体が上がってきたので、乾燥トマトに岩塩を付けて10人分をお裾分け。「乾燥トマト協会のもので試食販売中」とかなんとか言って・・・・冗談、冗談。 この団体とは翌日の浄土山までぬきつぬかれつ。 11:50当たりからこけももに混じって首の長い花が咲いている。葉っぱの形がこけももに似てはいるが光沢もなく薄っぺらであり、木ではなく草の様に見えるがスイカズラ科の亜低木。とりあえず撮る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 あとで小屋人に聞くとリンネ草(ここらあたりにのみ群落)だとか。ほとんどの方は見過ごすらしい。 最低鞍部まで下ると赤花きいちごがあり、そこからはゆっくりした登り。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 途中、木道の階段やはい松帯の中の道を進み、途中の雪田では凍った兎を見つけたり、急斜面の雪渓をよじ登ったり・・・・。で、12:50目的地に到着。 ほぼ一面のガスの中。やや日の光があり、黒部側はガスが上がる(小屋人によると黒部側はたいてい晴れるよう)。直下の雪渓でビールをキンキンに冷やし、一人独占の山頂で乾杯・・・・・・。靴下干して約50分ほど堪能。13:40発 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 山頂から最低鞍部までの道すがらに撮った写真一挙公開 保存すると1920*480に 写真左:越中沢岳山頂方向 写真中:山頂近く 写真右:鳶岳への登山道 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 14:30頃最低鞍部を通過し今度は登りに。この時間になるとさすがに対向者には会わないが、ふりむくとはるか後方から1人やってくる。マイペースで登り、15:15頃、山頂近くにあるお花畑につく。クルマゆりとミヤマキンポウゲとシナノキンバイが咲く。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 そのすぐ上部で、お昼に逢った雄雷鳥に再びであう。15:19 後続を待つこと5分、雷鳥撮影後に出発。すぐに山頂15:30。ただし、ガスが舞い、小屋はかろうじて見える程度。 鷲岳下の湿原に寄り道するとコバイケイソウと黒百合の群落・・・・・・・とりあえずこれを納め、16:10小屋に入り込む。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 部屋には2パーティ3人がゆったりとたむろ。その一人から「午前中に部屋に入ったがちっとも帰ってこない。どこいってたの?」と言われ、2500m台の山巡りで越中沢にと回答。ひとしきり情報交換し、「風呂があるよ」で向かうが、時すでに16:25と男性用入浴時間切れ。女性が16:30〜55で、その後の風呂は無し。 夕食は17:00〜の第1陣(10:00に入っているから当たり前だが)。単独行は単独行で、グループはグループで集めて席を決めているシステム。部屋の1人とは隣席だが、パーティの2人ははるか遠く・・・・。 食後外に出て本日3本目のビールを飲みながら眺めを楽しむ。昼間ガスっていた立山方向や後立山連峰、裏銀座の山並みが少しずつ晴れて来る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 雲のかかる針ノ木、トンガリの北葛、その右に舟窪、やはり雲の中に烏帽子。昨秋は針ノ木ー北葛の間に日の出があったなー。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 烏帽子〜三ツ岳〜野口五郎〜赤牛の眺め 南方の立派な山をみて、自慢げに「あれが北薬師」などと説明していたが、「ちがうよ。あれは赤牛だよ」と訂正有り。なんとも罰が悪い。先の10人団体の方に地図を借り、確認し納得する始末。やっぱ地図ぐらい持ってくるべきだったかな?? その赤牛の左手に槍、右手に笠&雲ノ平が見えたり見えなかったりと雲の流れにしばし時間を忘れる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 獅子が岳の稜線も雲が取れてくる。昨秋の夕刻と同じ雰囲気で。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 ただ、夕焼けは西の雲が厚そうではっきりしそうもないので諦めて部屋に帰る。 19:00頃明日の弁当が届く。小屋の主人に昨秋のお礼を言おうと事務所に向かったが、従業員と食事中であったので諦め。 明日も早いので早めに床につく。 帰宅後、ハクサンとキバナ(シャクナゲ)があることが判る。写真を探しなおし、両者を確認。 コースタイム 予定(=山渓 登山手帳2010)、実績(=休み含む) 予定 :平乃小屋−五色小屋−越中沢岳−五色小屋=4:30+2:00+2:30=9:00 実績 :平乃小屋−五色小屋−越中沢岳−五色小屋=4:50+2:45+3:20=10:55(うち休憩2:10) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− HOME −−>山行一覧に戻る −−>越中沢岳 1日目に戻る −−>大日岳その1(3日目)に進む −−>大日岳その2(4日目)に進む |