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赤石岳


8月23日

天気予報は雨のち曇り、昨日の情報で、赤石岳避難小屋では、食事は無いが、インスタント物なら提供できるとのこと。
天気と調子がよければそこまで行こう。と、朝4:30発(標高1123m地点)霧がすこしあるが雨は降っていない。
しめしめ。小さいがはっきりした看板を見つつ、長い梯子段に取り付く。

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5時過ぎ、空が明るくなってきたが、どうにも不気味に赤い。
そうこうする内に雨。最初は小ぶり・・・その内本降り。傘を諦め、合羽で重装備。
急登をあえぎあえぎ登る。稜線あたりで雷の音も。6:00林道のヘアピンカーブ跡(1750m地点)に着く。
おにぎりの朝飯。ウォーキングフーズのつもりだったのが、雨中のスタンディングフーズとなってしまった。


さらに急登を進む。7:23赤石小屋までの中間点に着く。ここまで3時間弱。あと120分か。 ↓中間点付近の道

この付近で、降りてくる人たちとすれ違う。「雷が鳴って、窓ガラスがびりびりしていて、外に出られなかった」のだそうな。
ひたすら忍の一字できつい道を進む。ようやく傾斜がゆるやかになり、樹間に赤石岳の中腹らしき物が見えている。
雨も小降りになったが、9:20に赤石小屋(2550m地点)に着いた時は風が強く、小屋後方にある見晴らしから、
赤石岳の山頂はガスの中を見た後、諦めて小屋に逃げ込む。


暖かいお茶と、小屋製コーヒー+行動食でお腹を満たす。
10:00出発。風は相変わらずだが、雨は強くない。そのまま樹林帯に入り、10:38富士見平(2720m地点)
では風も収まり、赤石岳の山頂もガスが上がり、良い傾向。振り向くと、富士見平の名の通り。

ここからの道は山腹を巻くトラバース道、渡り橋、鎖、ロープさまざま。雨も上がり、
11:40着いたカールの「砲台=テント張り可の平坦な部分」(2740m付近当たり?)で大休止。
なにせ靴底が剥がれ、かぱかぱ状態。接着剤とバンドエイドで応急処置。ビニールテープ買うのを失念。
腹ごしらえと夕食作り(といってもアルファ米に水をくわえるだけ。)と写真撮り。
赤石沢を見上げると十数人の団体が降りてくる。天候すこぶる良し。

写真左の中央やや下に、赤石沢の水場(2790m付近)。12−3人が小休止中。写真左に拡大図。12:17頃

水場周囲の花々で暇つぶし。水場発13:02 約1時間半滞在の勘定。

急になった道なりだが、天候も良く十分に休んだので快調に足を進める。急登だけあってぐんぐん高度が稼げる。
しかしせっかくの快晴だったが再びガスが舞い始める。14:30頃、稜線に出たとたん西風が冷たい。
途中で合羽を着込む。すれ違った連中も合羽のオンパレード。

14:28 山頂に着くが視界100m。けっこうな強風の中、避難小屋がガス間に見える。 

早々と小屋に突入。本日約10H10M (内休み2H20M)。
宿泊記念に、今日「1日で2000m登った顔写真付き登頂証明書」を印刷してもらう。この小屋のサービスなんだとか。
靴の底がまた開き始める。とりあえず貰ったビニルテープでぐる巻き。
食後、持ち上げたウィスキー片手にしばし談笑。
夏の終わりだがもうストーブが焚かれていて、暖かい。本日の宿泊客総勢3名。

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