岩手県北自動車
国道106号線で盛岡と宮古を結ぶ「106急行」は、岩手県の高速バスの原形となりました。トンネルを抜けて一路盛岡に向かうフルデッカー。
撮影:川井村(1984.4.1)
「106急行」は、貸切車並のデラックスな車両で、しかも全員着席を前提として続行便を設定する体制を取るなど、後の高速バスの原型となりました。
引き続き1982年の東北新幹線盛岡開業を受けて、東北自動車道を利用した「みちのく号」(盛岡−大館)や「とわだこ号」(盛岡−十和田湖)を他社とともに運行開始し、本格的な高速バスをスタートさせました。 その後、1985年に「ヨーデル号」(盛岡−弘前)、1987年に「あすなろ号」(盛岡−青森)がラインナップに加わります。
ここでは、106急行を含む高速バス用に購入した車両を取り上げます。貸切バスとの仕様の共通性は高く、同様に日野と日産ディーゼルからの購入です。