SELECTION 頂上 大気汚染が心配。 Top We fear atmospheric pollution. 白樺 なぜか荒れている。 White birch We wonder why woods go to ruin.
Fujikoto river
RIVER PORT HOUR 2
沼 泉と雨がつくっている。 撮影; 2016年11月7日 Marsh Fountain and rain
are making it. Filming; November
7 2016
藤琴川 : 秋田県藤里町と二ツ井町を流れる川。米代川に注ぐ。水源は、白神山地にある。長さ36km。 Fujikoto river : It streams in
Fujissato town and Futatsui town, Akita prefecture, and flows into the
Yoneshiro river. Its source is in Shirakami mountains.36km in length. |
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2
きみまち阪 ▽
小繋 ▽
△ 米代川合流地点 Its junction with the Yoneshiro river
Updated 2016.11.15 撮影レポート きみまち阪の秋の風景 ☆7日朝、10時36分の普通列車で二ツ井に行き、きみまち阪の秋を撮影した。まず琴音橋から明治天皇の記念碑と切り通し門を通り、公園に入った。岩を切り開いたのはいつか、文献資料がない。明治14年若い天皇睦仁が津軽から二ツ井に来たとき、琴音橋が藤琴川に架けられたので、それと同時だろう。岩の門の発想にはなかなか優れた公園づくりのセンスがある。それがなかったら、山の上を回らなければならない。 頂上に通じるコースは三つあるが、メイン・コースの屏風岩のエッジの他はまだ通ったことがない。それで中央広場から東側の小道を歩いて行くと、崖の下に沼が見えた。これにはびっくりした。絵描きをうれしがらせる眺めだ。少し上流の林に泉があった。うぐいす沼は昔かんがい用貯水池としてつくられたようだ。きみまち阪の湧き水はこれで3か所だ。 西側と同じく切り立った崖の縁をのぼると、頂上の前に白樺の林がある。あいかわらずキャンプ場への電線と電柱が絵を壊している。9年前にくらべて荒れているが、これは黄土色の建物が庭園に出現したことと無関係でない。そこでも〈黄禍論〉が出るのは当然だ。 9年前来たとき頂上に小さい山荘があった。掃除もしていない状態だった。あるかな、と不安に思っていたが、やはり消えていた。辺りには松が多い。古代の歴史を想像した。 帰りは真ん中の谷間を下りた。両側のエッジと傾斜した窪地は、上から見ると、船の舳先に似ている。これは露天掘りの跡のようだ。そういう古い記録は聞いたこともないが、母から聞いた昔話を想い出した。昔、小繋の辺りは湖だった。きみまち阪と七座(ななくら)山がつながっていて、米代川の水をせき止めていた。しかし、ねずみが堰をかじって、米代川の水が流れた。村の人たちは猫を飼って、ねずみを追い払った。それで猫繋と呼ぶようになった。 これは斉明天皇の時代にリンクした。小繋の七座神社前は、安倍比羅夫将軍の船団が上陸した岸辺で、地元の神に船を献上したというストーリーがある。 猫、あるいは根子というのは、鉱山の採掘現場の穴の中で働く人たちのことだと考えていい。猫と名づけた理由は、暗闇でもよく見える不思議な目を持っているからだろう。これは古代史の秘密を解くキー・ワードになる。名前に根子が付く天皇は、銅製錬で白熱光線に目をくらまされないための仮面(マスク)を付けた支配者というメッセージである。その起源は、太陽が明るく輝くときに猫が瞳孔を縦に細めて視覚を調整することとのアナロジーにある。 秋の華麗な風景にうっとりした一日だった。 しかし、ハイウェイのインターチェンジがきみまち阪のふもとに建設される。植物と水と岩の風景が排気ガスで無残に損なわれるのは、時間の問題だ。 夕方、日が沈んでから大館に帰った。 ☆ きみまち阪 ハイウェイ建設事業計画 ▼ きみまち阪に魔の手 3; 本当に住民のためなら、税金を無駄に使わない ▼ きみまち阪に魔の手 5; 小繋IC-今泉間ルート---自治体への重圧と危険なトンネル きみまち阪で沼を見つけた。 I found marsh at Kimimachizaka. Filming; November 7 2016 Filming;
3 May 2016 |
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崖から沼を見下ろす。 9.17洪水について考える きみまち阪の歴史その他 |
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