地方行政を変える
市議会の現場から行財政改革を提言

目  次
まえがき(1ページ)
まえがき(2ページ)
第1章
驚き呆れる地方議会、政治の惨状
第2章
これほど違う、市民の常識=役所の非常識
第3章
待ったなし! 地方財政の危機的状況
第4章
国の誤作動が地方自治を駄目にする
第5章
今、地方を建て直さなければ、日本は滅びる
第6章
待ったなし! 地方財政の危機的状況
まえがき

 今の世の中、政治も経済も社会も常識を逸脱して、大きく渦巻いている。
政党や政治家は、相変わらず党利党略、事なかれ主義、馴れ合い体質、ご都合主義と利益誘導に奔走し、国家国民のために自分たちが何をなさねばならないかという本文を忘れて、問題を先送りして、自らが痛みを伴う改革、改善を怠っており、国民の政治不信は高まるばかり。民主主義は麻痺して危機的状況にあります。

 経済界も、金融機関の不祥事や企業の疑惑隠しに見られるような、モラルや倫理が欠如した経済活動で社会不安を招いているが、その自覚もなく責任も取らず、自分さえよければ、といった身勝手な経営者が多いのが現実です。

 社会は目を覆うような凶悪事件が続発し、暗い話題と不安の多い昨今であります。
こうした時代背景が要因となって、失業者は増え、雇用不安は高まり、日本経済は長い不況のトンネルの中にあって、未だ光明の見えない状態が続いています。

 それでも多くの国民はジーッと我慢をして懸命に生きている。

 今や日本の行財政は末期的症状である。民間人はリストラに遭い、血の滲むような努力を強いられているのに比べ、政治家、役人は市民のそうした姿を直視しようとしない。糺されるべきは誰か。そうした市民の怒りが、各地方の首長選挙の結果に表れはじめているのも確かでありますが、真の改革は、都市や県のレベルではなく、市町村レベルからでなければ達成できないのではないのでしょうか。

 政治や社会に対して不平、不満は山ほど積もっているが、何も言わない、何も言えない、何を言っても通じない。とあきらめている国民。国の将来を憂い、自分たちの老後の生活の不安を抱えている人達。

 このままでは日本の将来はどうなるのか。
いったい国民の暮らしは良くなるのだろうか。国民の不安とストレスは募るばかりなのです。

 ところが、生活を取り巻く厳しい現状下、行動する勇気を持つ人が少ないのです。このまま黙って放っておいては世の中はますます悪くなるばかりなのです。我慢しているだけでは展望は開けない。行政の膨大な赤字のつけを子や孫に負担させるような先送りをして安閑としてはいられないのです。黙っていては駄目になる。今こそ勇気を持って、発言し、行動しなければならないのです。黙視していては自分も同罪なのです。出来ることからまず、行動しよう。
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