お手盛り人事
時代に逆行
公用車運転手採用
No.215
全庁的に定数の見直し・削減が進められている。ところがこれに逆行して、現在の嘱託職員1名が退職するのに伴い、平成25年4月から正規職員1名を採用するという人事が発表された。 職種は議会事務局職員で、議長公用車の運転手。今まで嘱託職員で十分その任務が果されていたのに、なぜこの時期に正規職員にしなければならないのか。甚だ疑問である。全く必要性が見当たらない。正規職員1名雇用すると、その経費は年間約800万円が必要となる。 因みに、議長公用車の運転手の稼働日数は年間2百数十日で、終日運転業務に従事することは皆無である。せいぜい1日の運転距離は20〜50kmで、運転時間は1時間程度の業務である。稼働率は極めて悪く、とても忙しい業務ではない。必要に応じてタクシーを利用すれば対応できることで、多く見積もっても年間200万円程度の経費で収まる。さらに自動車は不要になるから、正規職員の運転手を採用した時の経費とタクシー利用に切り換えた場合の経費を比較すると、年間7〜800万円は削減できる。 合理性を欠いた、時代に逆行するこの人事はどう考えても理解できない。税金の無駄遣いの謗りは免れない。お手盛り人事である。もったいない≠ニ言わざるを得ない。常に原価意識を持って、費用対効果を考えて取り組まなければいけない。 2013.3.21 |
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