購入記(オーダー)


1998年12月13日(日)
AM
意を決してエンジンをスタートさせる。
このバイクが15万以上で売れたらパスハンターをオーダーしよう。
資金を捻出するために、バイクを売ることにした。
3年前に中古で購入したオフロードタイプの250CCだ。だが人気車種ではない。

10分ほどでバイク屋に到着し、店員に売りたくて来たことを伝える。
売却希望用紙に希望価格を書き込む。 ダメモトで20万。
屋根下にカバーをかけて停めていたので、我ながら程度はいいと思っている。
査定担当の店員は外観を丹念に見て周り、エンジンをかけた。
サスの調子も念入りに調べている。

査定は5分ほどで終了した。
『程度もいいですから、上限いっぱいの20万で買い取りましょう。』

やった!。

今日は査定価格だけ聞いて帰るつもりだったが『もし帰りに事故でもしたら...』
などという妙な助平根性が頭をもたげた。
その場で現金を受け取り、バスで帰ることにする。

PM
資金が用意できたら行動あるのみ。
午前中に手にした現金を手に、アルプスに向かう。 
仕様は毎日のカタログとのにらめっこでほぼ固まっていた。

エクセルクライマー仕様のフレームにクライマー仕様のパーツ類。
フロントキャリアを付けて、オールランダーバーにする。
フル仕様のエクセルクライマーを気前よくオーダーできないあたりがサラリーマンの辛さか。
自転車以外の用品類にかかる費用を考えると全額つぎ込むこともできないので仕方ない。

アルプスのパスハンター(商品名:クライマー)シリーズには3モデル(今は4モデル)ある。
最上級のスーパークライマーは、使ってあるパーツ類もグレードが高いが当然値も張る。
このモデルは自分にはオーバースペックなので選考対象から外した。
残る2モデルを比較し、フレームのグレードをやや高くしておいて、パーツ類の
グレードを少し下げる折衷案とした。
フレームを買い替えるのはこの先かなり難しい(予算の面で)ので
パーツ類を徐々にグレードアップするほうが現実的という打算の結果である。

オーダー仕様を決める時、フレームにいくつかオプションを付けた。

1つ目はチェーンステーに、チェーンの当たりを防ぐワイヤーを付けること。

アルプスのランドナーとパスハンターでは見た目でわかる違いがいくつかある。
その1つがチェーンステーのチェーンサポータの有無である。
ランドナーモデルでは、リヤディレイラーのワイヤーはチェーンステー下部を
通っており、上部にはゴムベルトのチェーンサポータが取り付けられている。
パスハンターモデルでは、リヤディレイラーのワイヤーがチェーンステー上部を
通っており、これがチェーンサポータの役目も果たしているのだ。

しかし、過去の経験からチェーンステーは意外とキズが付き易いことを知って
いるので、おおげさにならないようにワイヤータイプのチェーンサポータを
とりつけることにした。

2つ目がクロスドシートステーにすること。

キャンピング車を連想させるので普通はしないのだが、アルプスに飾ってあった
クロスドシートステーの加工がきれいだったのと、アーチ型アウター受けが気に入って
個性を出すためにあえてお願いした。

3つ目がリヤキャリア用のダボを付けてもらうこと。

パスハンターシリーズにはリヤキャリア用のダボは付いていない。
キャリアが必要になるほどのツーリングはもともと予定していないのだが
必要になったときに困ると思い、安心材料として付けてもらうことにした。

逆にお願いしようと思いながら外したオプションもある。
1つ目はダイナモ台座
2つ目はワイヤー類の内蔵
これらは、せっかくオーダーするならオーダー車らしく、と思っていたのだが、
ツーリングの基本である『夜間走行はなるべくしない』という原則を守ることと
フレームへの過多な加工をやめ、シンプルさを優先することにして取りやめた。
まあ、これも『フレームにはあまり火を入れないほうが(加工しないほうがという意味)いいですね』
という薦めに素直に従っただけなんだけれど。

3つ目はエンドのメッキ加工
これは、輪行する際にホイールの脱着でエンドの塗装がはげ、きたなくなってしまうのを
避けようと思ってお願いしようとしていたのだが、加工賃が意外と高いので
とりやめた。 聞けばきちんとしたメッキ加工をできる職人が減っているのだそうで
最近はあまり薦めていないそうだ。

フレームサイズは570mm。 カラーはワインレッドにした。

パーツ類の変更はハンドルをオールランダーバーにして、サドルはブルックスプロに。

納期は年末年始をはさむが1.5ヶ月。

内金を支払ってオーダー終了。  いよいよオーナーになれる。

AsternAhead


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