第10週
6月27日(日) 65日目 義母お見舞い訪れる
11:30分頃、モコモコさんと義母がお見舞いに訪れた。遠いところ来ていただきありがとうございます。おいしい赤飯をいただき元気一杯になった。手作りの料理がうれしい。食堂でお昼を食べて、義母を見送る。
午後は、大変お世話になったMさんが退院した。気さくな方でMさんが病室に居ると、明るい雰囲気になりふさいだ気持ちが吹っ飛んだ。Mさんおめでとうございます。今週も、遠いところまで来てくれてありがとう。モコモコさん。牛乳飲んで、煮干食べて早くモコモコランドに帰れるように頑張るのだ〜。
6月28日(月) 66日目 二人だけの朝
Sさんと二人の朝を迎えた。いつもはOさんがブラインドを上げるのだが、退院していない。私がベットの上でゴロゴロしているうちに、Sさんがブラインドのひもをグイグイ引っ張り上げていた。Sさんは1/3荷重で両松葉杖状態なのにやってもらい申し訳ない気持ちで一杯だ。明日からは、私がやろう。
私の病室は公衆電話の隣にある。話し声が良く聞こえてくるのだ。盗み聞きしているわけではない。何気なしに会話が聞こえてくる。内容は、月山で骨折してここに運ばれてきた。千葉県の方のもようだ。テレホンカードがなくなってお困りのようだったので、あまっていた私のカードを使ってもらうことにした。私と、そっくりの境遇なのでびっくりした。
退院したMさんとOさんがリハビリの為に病院に来た際、我々の病室へ顔を出してくれた。ありがたい限りだ。
6月29日(火) 67日目 混乱
曇りで蒸し暑い天気だ。20:00頃、先生が突然、回診に訪れた。私のほうは、7月6日に退院の希望でいたが、先生のプランだと7月7日にレントゲンの予定と話していた。もう少し、入院していなくてはだめなのかな〜と考えたりしていたら夜眠れなくなってしまった。(次の日、結局担当の看護士さんに不安を打ち明けることにした)
6月30日(水) 68日目 誕生日
昨夜は、退院の時期のことで悩み日付が変わってもなかなか眠れなかった。いつの間にか気付いたら6月30で、誕生日になっていた。当初は、誕生日までには退院できればいいな〜と考えていたが、それもかなわなかった。もうここまできたら、じっくり慌てず行こうと思った。今日は特別に朝からリハビリ。9:00から早速、全荷重のリハビリに行った。一本松葉杖から杖に出世した。杖に力が入るとプルプルと杖が揺れて志村けんのおばあちゃんのようになってしまう。杖に頼ってしまうとこうなる。主役は己の足だ。
とってもうれしいプレゼントが届いた。福島の友人からなんと花束のプレゼントが届いた。誕生日に花束をいただいたなんて、記憶にない。ありがとうございます。
昨日の悩みを担当の看護師さんに打ち明けたところ、19:30頃担当の先生が説明しますからということで突然病室に訪れ、別室でお話を聞くことになった。先生の話によると、当初計画していたよりも順調に荷重を掛けることができたので、レントゲン撮影を7月7日でなくて7月1日にして、予定より早く退院して大丈夫ということだ。その他、退院についてや今後のことについてお話ができたので前日の不安がなくなった。納得のいく退院ができる。7月6日に決定!
7月1日(木) 69日目 7/6退院へ向けて
梅雨明けかと思うぐらい素晴らしい快晴の天気になった。月山・朝日も姿を現した。残雪がだいぶ融けたせいか、逆に残雪の白さが余計に目立つ。
昨日退院が正式に決定したので職場へTELする。午前中は、年2回の病室のワックスがけにあたってしまい、Sさんと避難がてら散歩する。
山人プチ絵日記
杖星人 |
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7月2日(金) 70日目 歩けるうれしい〜
天気が素晴らしく良い。気分も良い。歩けるということはとてもうれしい。もう少しで不思議な世界、モコモコワールドへ帰ることができる。明日は楽しいモコモコデーだ。テレビで「巨大救命病院密着24」という番組をやっており、入院している身には非常にリアルに映る。私の病棟は整形外科で、比較的みんな元気な人ばかりなのだが・・・。
7月3日(土) 71日目 モコモコデー
今日はうれしー楽しいーモコモコデーだ。散歩メンバーSさん、最近入院したMさんとベンチで休みながらモコモコさんの到着を待つ。今日も元気にやってきた。寝坊したらしくて、新幹線に飛び乗ったとのこと。頭がモコモコしていてかわいい。モコモコ情報によると、左沢線にSL「C11」が運行されるとのこと。というわけで、明日は外出届を提出して、SLを見に行くことになった。
モコモコメモ
いつもは空いている左沢線がSL撮影の人で混んでいた。
乗客だけでなく、無人がほとんどの左沢線の駅に安全のために駅員さんが配備されるとかで、左沢線に乗り込んでいた。
そのうちの一人の駅員さんと話すと、山形駅だけでなくいろいろな駅からも応援に駆けつけてるとのことだった。そう話す駅員さんは、天童駅の駅長さんだった。
駅長さんだけあって、物知りで、「今日左沢線を走るSLはあちこちで活動している。レトロな客車は実際に使われていたものである。C11は釜が小さくて重い貨物や長い列車を引くことができないが、石炭の消費量が少ないので、D51のように後ろに石炭車を引かなくても左沢線を十分走ることができる。」などいろいろお話をしてくれた。
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