2011/08/07sun

ガラ仮面コラボ−和田慎二先生へ寄せる思い


先月5日、和田慎二先生が亡くなった。それを知ったのはつい3日前のこと。
余りのショックで言葉を失ってしまった。
花ゆめや別冊花ゆめにコメントがあったんだけど買いそびれていたから。
和田先生と言えば、明日香シリーズ、スケバン刑事、ピグマリオが有名どころ。
知っている人、大好きな人なら他の漫画も山のように出てくると思うけど。

少女漫画にあってアクションものの漫画は新鮮かつ爽快で私の心を大きく揺さぶった漫画の一つだ。
もう一つ思うのは、所々に風刺も交えていることだ。
時代を切るとでも言うのだろうか。人間の本質、そして世の在り方をいつも考えさせられる漫画だと思う。
別マから花ゆめ、そしてMFへ。よく分からないけど漫画家さんも色々あるんだなぁと思った出来事でした。
出版社が変われど、好きなことに変わりはなく。好きなら何処までも追い掛けて行くが基本ですものね。

個人的に好きなのは、やっぱり明日香。そして怪盗アマリリス。
巻末に出てくるメイキングオブが大好きで
当初からと思いきや始まりは、超少女明日香救世主(メシア)の血からでしたね。
セーラー服の話。腱鞘炎の話。コマミスの話。漫画への思い。次の作品の構想などなど。
面白おかしく書かれているメイキングオブのお陰で、いつでも和田先生が傍にいる気がしてならない。

明日香と一也がハッピーエンドにならなかったのはファンの妄想を掻き立てる為でもあったんですよね(笑)。
マヤと真澄同様、明日香と一也もハッピーエンドにならないと。だからこれからも妄想は永遠だろうな(笑)。

ガラ仮面と言えば、ガラ仮面とのコラボは有名な話。スケバン刑事の6巻?にガラスの仮面編があるらしい。
ガラ仮面24巻とスケバン刑事の20巻で、速水真澄と神恭一郎が電話で会話するんだよな。
大学時代の無二の親友。とっても親しげに話す真澄の姿に水城さんや通りすがりの女性二人も驚いてしまうと言う。

昨日発売されたミステリーボニータ9月号には和田先生の追悼企画が組まれるということで購入。
まだ手元には届いてないけど、錚々たる顔ぶれで。

和田慎二追悼企画 寄稿作家
青池保子/赤石路代/秋乃茉莉/あしべゆうほ/あらいずみるい/あろひろし/
いがらしゆみこ/いまいかおる/大橋薫/木原敏江/楠桂/くらもちふさこ/佐伯かよの/
酒井美羽/ささやななえこ/佐藤元/里中満智子/潮見知佳/篠原千絵/柴田昌弘/
新谷かおる/高階良子/高千穂遙/高橋美由紀/高橋留美子/竹内未来/竹宮惠子/
竹本泉/田森庸介/東山むつき/富樫じゅん/長岡良子/永久保貴一/中村理恵/
中山星香/萩尾望都/花村えい子/浜田翔子/ひうらさとる/樋口橘/氷栗優/日渡早紀/
藤田和日郎/美内すずえ/美樹本晴彦/水野英子/もとなおこ/安彦良和/山田圭子/山田ミネコ

エロイカより愛をこめて、悪魔の花嫁、キャンディキャンディ、
あの娘におせっかい、(〜から始まったミミと州青シリーズ)、
もういちど愛して!、ミルクタイムにささやいて、
(↑ガラ仮面同様この漫画も年の差カップルなんだよね)
陵子の心霊事件簿、闇のパープル・アイ、
地獄でメスがひかる、マジシャン、ダークネス・サイコ、
うる星やつら、高橋留美子劇場、ポーの一族、
MとNの肖像、学園アリス、ぼくの地球を守って、ガラスの仮面

名前を見て頭に浮かんだ漫画を羅列してみた。
懐かしい。そして昔の思い出が変な意味でも蘇る?(笑)。
先生が亡くなったのは、とっても辛いし悲しいことだけど
先生が懐かしい漫画家さん達を引き寄せてくれたのかな。
そう思うと感慨もひとしお。
感謝の気持ちで手元に届くミステリーボニータを楽しみにしていよう。

和田先生の漫画はこれからも色濃く、私の心の中に咲き続けます。
楽しい思い出をありがとうございました。
そして、これからも繰り返し読んで楽しませてもらいます。
ゆっくり休んでください。と言っても先生のことだから
漫画談義や構想で止まらないんでしょうね。姿が想像できます(笑)。
その時はまた私達に面白おかしく教えて下さいね。
最愛の奥様と共に天国でゆっくりと。本当にありがとございました。


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