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★耶馬溪・青の洞門

 10時過ぎ,およそ1年ぶりの「わたしの家族」全員揃っての温泉一泊旅行に出発。

宰府インターから九州自動車道に入り15分ほどで,鳥栖ジャンクションで大分自動車道に入り日田インターまでおおよそ1時間ちょっとくらいで着いてしまう。日田の手前の萩尾PAでトイレ休憩。

 パパが,「湯布院へ行く前にどこか寄りたい場所があるか?」と聞くので,日田は明日寄ることにして,季節的には秋が一番良いのだが,新緑の耶馬溪も好いんではないかと耶馬溪を希望する。

 国道212号で耶馬溪町を目指す。道はゆったり,のんびりした気分にしてくれる山間の田舎道に入っていく。

 日田市から山国町へ入る境に長さ1kmほどのトンネルがある。 30年ほど前,このトンネルを掘っている工事現場に2回ほど来たことがある,当時はたしか「大石トンネル」と言う名称であったが今は「奥耶馬トンネル」というプレートが掲げられていた。当時の風景を見出そうと懸命に車窓からあちこち眺めるが,すっかり変わってしまっている,というより記憶が霞んでしまっているという方が正しい。

 耶馬溪町,奥耶馬溪町に入ると,山国川は集塊岩からなる特徴ある崖をなす渓谷となる。
紅葉の頃は素晴らしい風景となるだろう。いまはところどころに散り掛かった山桜がわずかに興を残すのみでさほどの”景勝”と言った感じではない。

 しばらく走って,菊池寛の「恩讐の彼方に」で有名な”青の洞門”に着く。

 耶馬渓羅漢寺に参詣するため,ここ青の鎖渡しの難所を通る人馬が崖から川に落ち死んでいくのを見た僧禅海が,衆生済度のため道路ずい道開削の誓願を立て,ノミと槌で掘削を始め,村人たちの協力も得て30年かかって延享3年(1746年)9月10日に完成したと言う。完成から260年を経た現在も禅海が刻んだノミ跡を見ることができる。高さ2m,幅1.5mくらいの隧道が観光用に整備されて残されている。

 当時の河岸に迫る絶壁の面影は無く,いまは国道がトンネルで通過している何の変哲も無い風景ではある。

  青の洞門の絶壁。往時は,この絶壁が川岸まで迫り交通の難所だった。

 駐車場の脇にある土産物屋兼食堂で遅い昼食をとる。ご馳走たくさんの夕食というパパの振れこみなので,山菜そばやらだんご汁などを注文する。料理は変わった模様の器で出されてきた。
 小鹿田(おんだ)焼きである。焼き物に目ざといおばあちゃんはさっそくお皿を2枚もとめる。
  
右の写真が”飛びかんな”模様の小鹿田焼きのお皿。

参考資料

「小鹿田焼きは江戸時代中期に,筑前の国小石原焼きから陶工・柳瀬三右衛門を招き,大鶴村の黒木十兵衛によって開窯された李朝系登り窯です。
300有余年にわたり当時の技法を受け継ぎ,窯の火を守ってきました。
 代表的な技法として,飛びかんな・刷毛目・櫛描き・打ち掛け・流しなどがあります。
 
昭和6年に民芸運動の指導者・柳宗悦氏の来山により、その伝統技法と質朴な作調が賞揚されました。また,昭和29年・39年には世界的にも著名な英国バーナード・リーチ氏も日田に滞在し,作陶された経緯があります。

 平成7年,国の重要無形文化財保持団体の指定を受け,いまも集落の谷川でのんびりと陶土をつき続ける唐臼のように,永い歴史と伝統を守りながら小鹿田焼10軒の窯元がじっくりと手仕事に取り組んでいます。」
                                 
                                     
◆◆◇ 小鹿田焼同業組合  ◇◆◆

★深耶馬溪・光円寺のしだれ桜

 小柿山というところにある光円寺のしだれ桜が見事だと食堂のおばさんが言うので,見に行くことにする。

 国道212号を日田市方向へ戻って,耶馬溪ダムを通過し,左手山道に入る。ほんのちょっと山道を入ったところだと言っていたがどうしてどうしてかなりの山奥だ!(国道から5kmくらいか?)九十九折れの急坂を上ったところが高原状になっていて,そこが小柿山地区。

 寺の前に部落の人がテントを張って,地元の農産物販売やお茶の接待をしているが,肝心のしだれ桜はすでに散ってしまっていて残念。
 お寺の住職のおかみさんらしき人が,今年は風が強く吹いて早く散ってしまったと言う。高台だけに平地よりは少し開花が遅くなるようだ。
 満開のときはさぞ素晴らしかったであろう。樹齢350年以上,九州で5本の指に入る桜だと言う。
 
 おばあちゃんは,干し椎茸が安いといって一袋買い求める。
 
 「よかとこBY−写真満載九州観光ー」(花と紅葉→桜古樹→大分県)に掲載の見事な写真をお借りした。
 

 もと来た道を戻り,深耶馬溪に向かう。

 深耶馬溪には耶馬溪で最も美しいと言われる 一目八景がある。
道路沿いの断崖の岩肌は平滑だ,耶馬溪とちがって溶岩からできているようだ。 車窓から絶景を眺めながら一路湯布院町を目指す。


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