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  一日目10/25(木)

成田第二ターミナルに集合していざ台湾へ!

 午前8時15分の集合時刻に,何とか全員集合。
前回中国旅行の際には,居眠りをしていて折り返し電車でかなりの距離戻ってしまって,ギリギリにチェックインしたKさんも今回は,わたしが知らせておいた池袋発の「成田エクスプレス」で無事到着。

 台北へのフライトは,少々割高となるがJAL系の「日本アジア航空」のEG201便 10:00発である。チェックイン,携行品検査,イミグレーションも何事も無く通過し,ほどなく搭乗。
 乗客のほぼ全員が座席に座りシートベルトを掛け間もなく出発になるだろうという時刻になっても,わがメンバーのうち二人が,まだ搭乗してこない。チェックインしているんだから”置いてきぼり”されることはない。「多分,ラウンジでビールでも飲んでいて遅れているんだろう!」と心配などはしない。 間もなくやって来た,予想通り「もう一杯!もう一杯」とやって居たんだという。

 機材は,ボーイング747ー300型である。
「ジャンボ」の愛称で親しまれた大量輸送時代の主役だった大型ジェット機,日本の航空会社では最盛時90機近くが運行されていたが,いまや日航の10機のみが残っている。燃料費の高騰で各社は燃費の良い中型機へのシフトが進み,間もなく日本の空から姿を消すそうだ。

 500席はあろうかというこのジャンボ機,エコノミー席は,ほぼ満席でほぼ定刻に離陸。
間もなく 飲み物,続いて食事が配られる。飛行時間が3時間30分と短いので,のんびり飲んだり,食ったりしている暇がない。わたしは,食前にビール,食事中に白ワインを注文。ギリギリ搭乗のお二人は,ウイスキー水割りの杯を重ねて,スチュワーデスから「台湾の入国審査は厳しいですよ!」とやんわり注意されたと聞く。 「没関係(メイクァンシ)」だね!

ハンバーグステーキ茸ソース(上)
シュリンプカレーライス(下)

豚肉のソテー/厚焼き玉/ひじきの旨煮

フレッシュサラダ

冷やしうどん

チョコレートムース


 台湾入国

 30分ほど遅れで,台北桃園空港到着。

  パスポートが無い!!

 出国検査を終え預けた荷物を受け取り,しばし待つも3人がなかなかやってこない。
 30分もたったころ,やっと出てきた。聞くと,Kさんが,イミグレの前で,「パスポートが無い!」と言い出して,座席前のポケットに置き忘れたんだろうか?とか,カバンをあちこちひっくり返したり大騒ぎしたが,結局,どこやらのポケットから出てきたそうだ。
よくある事である,「数年前,スペイン旅行の帰途,同行した一人がチューリッヒの乗換えでボーディングパスが無い」とか「輪島から能登空港へ行くバスの出発時刻が迫った頃,財布が無い!」とか。いずれも身の回りのどこかから出てくるといったお粗末でチョン!でした。人のことをいう資格は当方にもないが,老人と酔っ払いは天下泰平でいいねえ〜。
 ということで,手荷物受取所を出たのは私達が最後であった。

 さて次は,出迎えのマイクロバスドライバーを見つけること。
K君は仕事の都合上,空港までは迎えに来れないので,ドライバー氏が税関を出た所で「○○さんご一行様」というボードを持って待っている筈である。
 わたしは,全員から一人5万5千円を預かってまとめて両替をして到着ロビーに出たところ,すぐ左手で,妻が出迎えドライバー(黄サンという)を見つけて,一人いるだけでいる。他の人たちは,迎え人が「いない!いない!」といって右手の方向に行ってしまって戻ってこないという。やれやれしかたないな〜 戻ってくるまで待つとするか!

 ところで,円から台湾元への両替は,個々にやるとそれぞれが手数料を取られて割高となるので,グループの場合は一緒に両替した方がずっとお得である。ちなみに成田空港では1元≒4.01円が,桃園空港の銀行では,1元≒3.6円で,およそ10%の差があった。

 中山高速公路を台中経由南投県へ


 20人乗りマイクロバスで,中山高速道路を一路台中へ。およそ3時間の予定である。
途中「三義」というサービスエーリアでトイレ休憩。
 二日後に乗車する新幹線の高架橋が高速道路と並行している。だが走行する列車はついに一度も見かけることが無かった。ここで気がついたこと:「高架橋の橋脚の間隔が狭いこと」,「トラス橋の鋼材が物凄くゴツイこと」の二つ。1999年の台湾大地震による被害を経験して設計安全率をかなり大きくした結果であろうと思われる。
2時間弱で台中を通過し,大里でいったん高速から降り一般道へ。


  トンネル現場を見学

 16時40分 高速道路建設工事作業所に到着。ここで,KO君が出迎えてくれる,ここでわたしの引率責任範囲が終了 ほっ!

 さっそく保安帽を被って施工中のトンネルを見学する。
 台中〜花蓮を結ぶ横断道(国道6号線)のうちの約2kmのトンネル部分である。2車線(掘削断面積88u)上り下り2本のトンネルは掘削・コンクリート覆工がほぼ終了している。トンネル工事に携わったわがグループの面々からは,「コンクリートが汚い」とか「通路盤が整地されていない」とかいろいろと厳しい批評がでる。案内してくれたK君は,設計時予算の65%で応札・契約したので収支が非常に厳しいことや地元の業者が,こちらの言うことを聞いて呉れないなど苦労話を話してくれた。掘削工事期間中は,スーパーバイザーとして技術工が一人来てもらっていたが現在,日本人は3人だけだという。
 単身赴任しているY所長は,20年前,ネパールの水力発電所工事で同じ釜の飯を食った後輩であるが,今日は,高雄に出張中で,帰りが遅くなるので,夕食のテーブルには間に合わないので,ホテルに直行してそこで一杯やりながら歓談しようとの電話あり,晩餐を一緒に出来ないのが残念である。

  夕食は台湾料理でお腹いっぱい!!

 台中方面に少し戻って支道を山中に入ったところ,ドライブイン風の「双冬良味土鶏城」というレストランで昼食。

 生姜の花,百合の蕾,椰子の実の内側に張り付いている白い部分,この地方自慢の味のスープ二種などビールと紹興酒とともに美味しい夕餉の時間を過ごす。

 日月譚の夜景を眺めて民宿「明雅小桟」へ

 
 お腹をいっぱいにして,再びマイクロバスで約30分ほどで,日月譚の湖畔に到着。
ヨットや観光船が舫っている船溜りから日月譚夜景を眺める。
 ここで,前記のY所長が合流。

 いけね〜! 愛用の一眼レフのレンズがマクロレンズを着けたままだった。 大失敗!

 夜景を撮ろうと,ここで初めて一眼レフを手にする。レンズを持った手の感覚が変だ!ズームリングを回そうとするが動かない,やや!これは固定焦点のマクロレンズではないか?これでは,画角が大きすぎて人物や風景の一般写真が撮影できない。なんという大失態!アマチュアカメラマンの資格がないと反省する。
 しかたない,今回の旅行写真は,メモ用に持参したコンパクトデジカメを使うしかない。メモ用のつもりなので記憶メディアも128MBのCFカード1枚しか持ってきていない,よって,画質と画像サイズを落として撮影可能枚数を確保することにした。やれやれ自分ながらあきれ果てた,そろそろボケが始まったか?困ったもんだ!

マクロレンズで無理やり撮った日月譚ヨットハーバーの夜景

 
 宿で歓談

 来た道を少し戻って,魚池村という集落にある民宿「明雅小桟」に到着。
部屋に入って驚いた,ベッドがダブルそしてシャワー&トイレが部屋には無くて共通,しかも衣類を置く棚も無い。
 それはそれとして,ネパールの工事現場で別れてから20年ぶりに逢うY君と再会を祝して乾杯!
積もる話に花を咲かせようと楽しみにしていたんだが・・・・・・・
 ここはカラオケルーム,ガンガンと無粋な音が鳴り響きだした。
もともとわたしはカラオケはあまり好きではない。なにも台湾に来てまでカラオケにうつつを抜かすことはあるまいにと思うのは,わたしだけか?
 途中で抜け出して,シャワーを浴びて着替えしてさっぱりする。
10時過ぎ,お互いの健康と再会を約して,Y君は仕事場に戻っていった。
間もなくカラオケ会もお開きとなり,ベッドに潜り込む。
しかし,ダブルベッドというのはなんとも具合が悪いもんだ。相部屋の男性ふたりはしっかり寝れるかな?これだけ飲めば高鼾でどうってことないかななどと思いながらいつしか眠りにつく。

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