救助訓練(山岳同人わたぐも)

2007年6月17日
天気:晴れ

リーダー:W林さん、S村さん、参加者:W邊さん、F井さん、村Kさん、HAYさん、自分

7:39 西国分寺駅発→7:47 新秋津駅着(徒歩9分)7:56 秋津駅発→8:21 飯能駅着
8:40 飯能駅発→8:47 本郷(バス停)着
9:05 岩場着
 昨年の10月と同じ場所で救助訓練です。

岩場に到着 懸垂下降

 ザイルのセット・懸垂下降
 ザイルを支点にセットして、懸垂下降です。懸垂下降自体は1週間前にやったのですけど、あれは4−5mの人工物を下りただけでしたから、自然の岩場は今シーズン初! ということで、左に行くべきところを右に行ってしまい(今回この場所では、右に行くと変に力が加わると振られてよくない)、緊張しましたが、すぐ修正できました。
10:30 救助訓練開始
・流動分散の長所と短所
・シートベンド
・プルージックによる宙吊りからの自己脱出

ブルージックによる宙吊りからの自己脱出 仮固定はこのようにやる

 昨年もやった、宙吊りからの自己脱出です。プルージック結びをロープの2箇所に掛け(一方はハーネスにもう一方は足に掛けて)尺取虫のように上がっていく方法です。「昨年もやったから要領はわかっている」と思い、tryしてみたのですが
 (1)結び目はきれいにしないとずり落ちる
 (2)手に体重を掛けるか、足に体重を掛けるかのメリハリをきちんと
 (3)ブルージックの結び目が硬い時は、その結び目をずらせば緩まる
など、当たり前の事がきちんとできておらず1度目は失敗、2度目は登れました。
・懸垂下降の仮固定
12:10−13:00 昼食
・プルージックによる自己脱出+下降器への架け替え

プルージックによる自己脱出+下降器への架け替え
写真1
プルージックによる自己脱出+下降器への架け替え
写真2

 プルージックによる登降(自己脱出)で上がったところで、体重を下降器へ移し変え下降する。重心を移し変える練習(→懸垂途中での結び目の通過)です。プルージックで4−5mほど上がったところで、足の結び目よりも下にエイト管(ぴんと張った状態で)をセット、エイト管に仮固定したところで、上のハーネスからのプルージックの結び目を下に下ろして、体重をエイト管側に移動、足のシュリンゲを外す、仮固定を外す、上のハーネスからのシュリンゲを外して、懸垂で下りてくる。
・確保体勢からの脱出
 どんな時に行うかといえば、「セカンドで登ってくる人をビレイしていたが、その人が怪我をしてしまった。助けに行くには、ビレイを解除しなければならないが、解除したら、セカンドの人は落ちてしまう」という時の方法です。

確保体勢からの脱出(イメージ写真1) 確保体勢からの脱出(イメージ写真2)

 「救助訓練はしたほうが良い」、当たり前の事実、しかし、本当に救助できるまでの技術が持てるようになるにはどれほどの練習をしなければならないのだろう。しないよりしたほうが良いのだが、どうやってモチベーションを保っていこう。「忘れた頃にやってくる」、前回よりはましな自分になっただろうか、わからないことばかりである。
 確保体勢からの脱出の一部をしました。上の写真はイメージです、写真1の状態から、プルージック結びでロープを固定したところで(写真2)、エイト管に仮固定し、プルージック結びを外して、エイト管に加重を移動。
・吊り上げ(説明のみ)
16:20 救助訓練終了
16:45 岩場出発
17:00 本郷(バス停)着・発→17:17 飯能駅着・解散

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