(青森・百名山)
2023年8月11日午後−13日(山中は12日、日帰り)
単独
そういえば昨年のお盆縦走も当日になって天気が急変した。百名山で遠くに行くとなると、宿の予約をした方が何かと便利だけど、天気の良い日に行きたければ近場のキャンプ場で、テントを張って悪化しそうな場合は登るのを控える、ぐらいのことをしないとダメなのかもしれない。無事、山頂に到達し、事故もなく帰ってこれたので、それはそれで良かったし、核心部以外は雨降っていなかったというのも、それはそれで良かった。
8月11日午後(入山前)と、下山後の青森の報告はこちら
今回の山行の大まかな位置図 (登り:赤、下り:黄) |
今回の山行のさらに大まかな位置図(赤丸) |
8月12日
天気:曇り、核心部雨、曇り
【コースタイム】6:30 岩木山神社−7:56 姥石−8:41 焼止まりヒュッテ−9:50 鳳鳴ヒュッテ−10:12/10:16 岩木山山頂−10:40 鳳鳴ヒュッテ−11:12/11:30 スカイライン八合目(リフト乗り場)−13:03 嶽温泉バス停
6:30 岩木山神社 | 7:02 |
岩木山神社までのバスは弘前駅7:10発、次が9:10で、1週間くらい前は、12・13日共に晴れだったものの、2日前くらいから台風発生に伴い、天気の悪い可能性が出てきた。前日夜の天気予報では、午前晴れで午後には曇りの天気になったので、天気の良いうちに、登っておきたく、バスはあきらめタクシーに、前日の夜、タクシー会社に「6時ホテル発 岩木山神社まで」で予約しようとしたら、6時は早いので6時半にしてほしいとの回答。バスよりましなので、6時半で申し込む。
当日の朝、天気予報を確認すると、午前中、曇り、午後、雨の天気予報に。せっかく来たのに、雨は極力避けたいので、少しでもタクシーで上に行っておきたくなって、(6時10分にホテルに来ていただいた)タクシーの運転手さんに「(岩木山神社ではなくその先の)岩木山のスキー場の方まで上がってください、近くに桜林公園があるところ」と伝えると、わかりましたとの回答。その後、「スキー場ですか、それとも桜林公園の近くどちらにしますか」と聞かれ、分からなかったので、エアリアを見たら、桜林公園の近くに、登山口と書かれていたので、「登山口」でお願いします、と回答。岩木山神社で写真を撮って(6:30)、登山口に向かって、到着した場所で車から下りたら(6:40)、周囲の様子がおかしい。道路はあるものの、登山道の案内がない。仕方ない、道路を進むかと進んだところ、タクシーの運転手が戻ってきて、「間違いを案内しました、登山口から、登れません」とのこと。「岩木山神社からしか登れません、料金岩木山神社までで良いので、戻ります」と言われ、写真を撮った岩木山神社に戻った。その時は何が起こったのか、よくわからなかったが、地元の人でも岩木山に登るのは八合目からで、自分の登る岩木山神社から登る人はほとんどいない、タクシーの運転手にとって、登山口と言ったら、八合目まで車で上がる、スカイラインのスカイライン口のこと、という可能性が一番高い。タクシーの運転手にきちんと地図を見せて確認すべきでした。天気が急変し、慌てていたので、「(エアリアに印刷されている)登山口」で通用するものと思ってしまった。タクシーの運転手だからといっても、登山口等は詳しくない人もいる。
タクシーの予約の際、岩木山登山のことは伝えていなかったので、(自分に会う前)タクシーの運転手は岩木山神社観光と思っていたようだった。タクシーの運転手が全般的に不足していて、ベテランの方でなかったかもしれない。
雨がずっと降っていないので、リンゴ農家の皆さん、「今日雨が降らなかったら」と言っています、とタクシーの運転手。雨が降るのは別に構わないけど、天気予報が外れて自分が予定していた日に降るのは勘弁してほしい。
7:04 参拝口 |
7:16 ここまで車で来れたのに |
ここがエアリアの登山口、ここまで行ってほしかった。
7:23 来た道を振り返る 遠景写真はこの写真くらいしか |
7:26 七曲 |
百名山でも、破線ルートでなくても、時間のかかるルートはほとんど人いないです。その代わり、短時間のコースは本当に人ばかり。この百沢コースも、(3時間で)会った人は10人ぐらいだと記憶している。抜かした人が二人くらいで、こちらが登り、向こうが下山が、8名くらい。ちなみに、短時間のコース(リフト下り場から、山頂まで往復・50分程度)は、百人を超えていたと思う。リフト下り場からスカイライン八合目まで(スカイラインコース・40分弱)、10人程度。嶽コース(90分ほど)は、入る直前、一人の人に会い、入った後はお盆の3連休だというのに、一人の人にも会わなかった。
7:52 キノコ |
7:56 姥石 |
8:10 この頃からガスが出てきて、小雨 | 8:40 |
この頃、雨具(上)を着ました。
「単独峰なので、森林限界を越えたら、風が強くなるかも、最悪の場合、撤退も視野に入れよう」と思いました。
8:41 焼止まりヒュッテ |
9:04 沢沿いのルート | 9:11 |
エアリアなどには、「沢の中を登る、道はかなり荒れている(雨天注意)」とありましたが、確かに、分かりづらい箇所はあるものの、「かなり荒れ」てはいないと思います(個人の感想です)。踏み跡はあります。
9:13 ガスっていたのが |
9:17 一瞬の間だけ、ガスが途切れました | 山頂方向 |
一瞬の間だけ、ガスが途切れ、よしと思ったのも束の間、すぐガスが出てきてしまいました。
9:35 |
9:38 ヤマハハコだと |
9:40 種蒔苗代 |
9:41 種蒔苗代にある直径20m程の池 |
9:50 鳳鳴ヒュッテ(下に、下りの時に撮った写真あり)
鳳鳴ヒュッテは、4〜5人収容の避難小屋、小屋内で雨具下を履き、風があると手が冷えるので、薄めの手袋をつけました。
山頂近くになって、風は確かに強くなりましたが、基本的に、歩行には問題ありませんでした。
9:58 この辺りから急に多くの人と会うように |
多くの家族連れが、リフト下り場から、雨の中、登ってきたようでした
鳳鳴ヒュッテ〜岩木山山頂間では、多くの人が通るので、交差しないようにたいていの場所が、登りルートと下りルートで分かれていました。
10:03 |
10:12/10:16 岩木山山頂
ピーク写真 風も強く、雨も本降りで、この時、シャッターを押してくれる人も現れず、 自撮りしました。なので、こんな顔になってます。 |
とりあえず、山頂には行けた。撤退するほど、悪化しなかった。でも、山頂から、遠景はまったく見えず。
山頂の神社 ここが一番風が強かったです。 |
山頂避難小屋 |
山頂神社の風が一番強く、歩行が厄介でした。
10:40 鳳鳴ヒュッテ 扉も閉まっていたし、特に用もなかったので 下りでは利用せず |
10:44 ヤマハハコ | 10:46 マルバダケブキだと |
11:12/11:30 スカイライン八合目(リフト乗り場)
11:10 スカイライン八合目 | 奥の建物(8合目 ターミナル)で、休憩、食事 |
食事は雨の中で、は、できれば避けたいので、写真右の建物の中で。これより下は、それほど風が強く吹かないと思ったので、つけていた薄めの手袋を外しました。
雨あり、風もありで、バス停があったので確認すると11:50に出発のバスがあるようです。一瞬迷いましたが、登山道を下ることは特に危険もないので、バスは使いませんでした。
登る登山道 | 11:32 下る登山道 |
下山道は、エアリアに「リフト乗り場の角が道」とあり、上写真の「登る登山道」にも道があり、ここかな、とも思いましたが、改めてリフト乗り場の周囲を確認すると、奥まったところに、嶽温泉に下山する登山道(上写真・下る登山道)がありました。嶽コースは、樹林帯の中で、遠景はほとんどありませんでしたが、風、雨、共に、穏やかになりました。
12:00 風、雨、共に、穏やか |
12:08 樹幹流 木が立ちションをしているように見えた 写真を構える前は、もうちょっと流れに勢いがありました |
木が立ちションをしているような、不思議な光景に出会いました。写真を撮った後、雨の降り方は穏やかになりました。
12:25 | 12:30 |
地味なルートですが、きれいなブナ林でした。バスに乗らないで良かった。
12:31 |
12:58 稲荷神社 |
13:00 | 13:01 嶽登山道入り口 |
13:03/14:30 嶽温泉バス停
下山。時間があったので、温泉に入りました。
トウモロコシがこの地域の名産になっているという話をタクシーの運転手に聞いたので、食べてみた(1本:250円)。確かにおいしかったけど、名産と言うまでではない気がした。それよりは、帰りの新青森駅で食べたトウモロコシのソフトクリームのほうがおいしかった。
嶽温泉からの岩木山(中央) |
今回のハイキングのトラックログ A→B→C→D→E→D→F→G A:岩木山神社、B:姥石、C:焼止まりヒュッテ、D:鳳鳴ヒュッテ、E:岩木山山頂、F:スカイライン八合目(リフト乗り場)、G:嶽温泉 |
14:33 帰りのバスから見えた岩木山 今回、一番見えたのがこれです。 |
15:30 弘前駅前
今回の山行の速度・時刻グラフ(区間1:登り、区間2:下り) |