てれまくり2015(栂池スキー場)

 当初、考えていたより、自分のテレマーク技術が進まない。少しずつ整理できている感じはあるけど、それでも「日暮れて、道遠し」の感じは確かにある。それでは、これからのテレマークスキーってなんだろう。今後もテレマークを続けていくなら、様々なことが体験できる「てれまくり」に参加したい、と思い、テレマークスキーのイベントである、てれまくりに参加してきました。
 いつもながら、主観的な内容も含まれております。他の方のページも見て、総合的に、ご判断してください。

 今回初めての参加でわからないことも多いですが、個人的な感想としては、いろいろ体験できますが、基本は「試乗」「お祭り」だと思います。楽しみながら、ついでに教わる感じです。逆に教える人の側からすると、ほとんどのコースが1時間弱という時間で、何人もいる見たことのない参加者なので、深く掘り下げるというより、いろんなことが体験できる場となるのではと思います。ちなみに靴まで借りる場合、サイズの大きい(小さい方は不明)靴は数が少ないので、事前に策を練っておいた方が良いです。27.5以上は少なく、無策で行くと、つまらない時間のロスをします。

2014年3月8−9日

今回のイベントの大まかな位置(赤丸)

主催:てれまくり2015プロジェクト、参加者数:体験講習も含め参加700名(主催者発表)

3月8日
【天気】曇り時々晴れ 
【この日の自分の行動】6:55 栂池バス停(7日23時池袋発の高速バスに乗る)−8:15 リフトに乗る
10:00−10:50 XC無料体験
13:30−14:30 こぶ&とぶ

バスを降り、観光案内所に
てれまくりのポスターが

あちこちにのぼりが
 なぜか自分が撮ろうとすると、のぼりが反転


8:15 からまつ高速ペアリフトに乗って

【今回の寒さ】基本的に自分はいつもの装備で滑っていました。ウエア、山用長袖、山用ズボン、山用長袖下着、オーバーミトン、2日目11時手前から暑くなったので、ヘルメットを外し、薄手のバンダナ?(正式名称を知らず)にしました。雪は悪くはなかったですけど、少しアイスバーンが多く、滑っていてガリガリとなる感じが多かったです。

 リフトを下りると、今回の会場が(赤枠)
 規模が大きい

始まっていた受付

 
 アイゼくんも売られていました    

 腕時計を忘れたのが悔やまれます。時間でコースが始まるので、こういうときは腕時計でこまめに確認しないと、(特に自分のような性格は)情けないほどピリピリしてました。携帯でも、確認できますが、こまめに確認するとなると、やはり腕時計です。あとは、様々なところでいろいろなことをしているので、仲間と参加した方が取りこぼしがない気がします。

9:17 開会式

10:00−10:50 XC無料体験(参加者:2名)

9:53 クロカンに挑戦
(板だけでなく、靴も専用のになります)

 以前にもクロスカントリースキー(クロカン、XC)は体験しましたが、11時まで何もしないのはもったいないので参加。後になってよくよく見ると、BC(BCクロカン、違いはクロカンがエッジがないのに対し、BCクロカンはエッジがある)の体験もやっている(BCクロカンは未体験)。そっちに参加すれば良かった。
 改めて、クロスカントリースキーは、「板がないみたいに軽い」でした。とにかくこの軽さは感動的でした。クロカンはエッジがないので、滑るときはストックをついてジャンプして方向を変えるか、足の向きを変えることでターンしました。板の滑走面に鱗がついている板で、歩く、駆け上がる、楽しさは確かにありましたが、滑ることにつきましては、自分はどうもジャンプして向きを変えるのが苦手で、滑るのは一苦労でした。ただ、スタッフの方から教わった「母子級の部分からかかとを上げる」で、ずいぶん安定し、「テレマークもこうすれば!!」でした。
 リフトまで歩く、かける、少し登る、リフト1本滑る、ことをしました。

10:45 体験クロカンを終えて

 予定では、11時からの山岳スキーレーステクニック講習会に出るつもりでした。テレマークスキーで山岳スキーレースの様々なことを教わると思っていて、受付に行くと、板、ブーツは、山岳スキー専用(テックバインディング)のを使うとのことで、開始の時間まであとわずか、確かにレンタルできるのですが、自分は足が大きく(27.5〜28)、28はないと言われ、27.5でも問題ないと思うも、履き慣れている靴でもなく、時間がどんどんせまってくる感じがして、靴が入らず、参加を断念。
 今回参加理由の一つが参加できず、少しの間途方に暮れる。食堂は、今なら(11時ちょっと過ぎ)混まないことが予想され、食事。食後は、だいぶ冷静になり、再度、27.5の山岳スキーレースの靴を履くと、無事、履けました。明日に、もう一回ある、それに参加すれば良い。

13:12 こっちでは大会が

 
13:30−14:30 こぶ&とぶ(参加者5−6名)

斜面を使って滑る

 「こぶ&とぶ」に参加。こんな時でもない限り、挑戦できないと思ったので、参加してきました。
 午前中のコースは「こぶ」をし、午後である今回は「とぶ」とのことです。特に講習はなし、参加者で遊ぶ感じ。
 小さく飛ぶ 25cm(適当)ほど 1回(自分も挑戦、ちょっと頭を打つ(こする?)が、影響なし)
 斜面を使って滑る(上写真):正式名称を知りません 2回(自分も挑戦、楽しめました)
 大きく飛ぶ 50cm(適当)ほど 1回 (自分も挑戦、こける)
 ゲレンデ脇の細かい部分を使って遊ぶ感じ。
 後ろ向きで滑るような、ことも見せてもらいました(スタッフの方のみ)。TDというDVDがあり(持ってます)、そのイメージです。
 

15:08 少しは試乗もということで
 NTNを試乗

 試乗は、事前にある程度具体的に決めておかないと、実際に現物を見ても、何を乗って良いかさっぱりわからない気がしました。
 これだけはと思ったNTNを試乗、「ケーブルタイプに比べてかかとが上がらない」と感じましたが、念のため、スタッフの方に確認すると、「NTNはNTNの滑り方をする必要があり、NTN体験講習をしているのでそれに参加してください」とのこと。
 NTN:これまでの靴のように靴先にでっぱり(コバ)がない。スキーブレーキが装着されており、流れ止めがいらない。着脱が簡単。アルペンに近い形で滑れる。

15:16

 コース外の時間で、ゲレンデを滑りながら、いろんな人の滑りを見る。ほとんどの人が、後ろ足がちょうつがいのようにつま先から上がっていた、母子級から上がっていなかった(この点については現在、確認中)。

15:57 およそ16時くらいまで滑りました。

 宿泊は、ゲレンデ近くの「みやま荘」へ
 宿で、一人で、最近の自分の上手くいかない点について考える。自分なりの答えは「真剣な遊び」だと思う。「真剣な」を欠いても悪い方向に行ってしまうし、「遊び」を欠いても変な方向に行ってしまう。「真剣な遊び」これで、もう一度やってみよう。

3月9日
【天気】晴れ 
【この日の自分の行動】
11:00−11:50 山岳スキーレーステクニック講習会
13:30−14:30 レベルアップテレマーク
15:45 栂池高原(特急バス)−17:20/17:50 長野駅−19:06 大宮駅

 
 8:50 朝の会場  

見つけた不思議な板

 コース開始まで時間がある、試乗できそうな板はあるかな、と各ブースを回っていると、「乗ってみませんか」と言われ、不思議な板を見つける。リフト1本分、滑ってみての感想は「とりあえず滑れたけど、これが板の性能による滑走なのか、自分の滑りの誤差なのか、雪質の誤差なのか、わからない」でした。自分で、見極めるポイントとかを事前に作っておかず、漠然と滑ると、こうなるということです。
 さて、試乗も1本してみたことだし、(9時5分)、昨日言われたとおり、9時半から始まるNTNキレマックス(NTN専門の試乗と講習)に行くと、専用靴が全部借りられていて、今回はもう、無理とのこと。当然ですけど、時間になっても始まらないコースもあれば、時間より早く締め切られてしまうコースもあるということ。よくよく見ると、受付は「開始30分前より用具合わせ」と書いてある。こういうイベントは、自分は初めてだし、次回きちんとチエックします。

ストックの輪
(冬用は、上のように夏用を外してつける)

 昨日、「こぶ&とぶ」に参加したときに、ストックの輪を紛失していた。自分はストックの輪の紛失が非常に多い、今回このストックの販売元であるブラックダイアモンドも出店しており、時間もあることだし、理由を聞いてみよう、と思い、ブラックダイアモンドのブースに聞きに行くと、「冬用の輪は、夏用の輪を外してつける」でした。ごもっともです、これまでしょっちゅう外れていたのは、夏用をつけたまま、その上にさらに冬用をつけようとしていたからでした。言われてみれば、確かにそうです。

 前日のこともあり、山岳スキーレースのレンタルに9時半頃行くと、自分の靴のサイズは貸し出しされていて、今はないという。では、また11時前に来ます。予約お願いします。

山岳スキーレーステクニック講習会(参加者5−6名)

 

 10時半少し手前、用具を借りに、DYNAFITのブースに行く、無事、靴が履け、一安心するも、板が合わず再度別の板で滑ることに。靴は一番高いところにあるバックルを外すと歩行モードになる、靴を板にセットするときは、ビンディングのつま先部分に足を合わせぶつかったところで踏む(この要領が慣れていない自分には、わかりずらかった)、ビンディングの歩行モードと滑走モードはビンディングのかかと側を回すことで調節(ちょっとうろ覚え)。
 11時前、この頃急に暑くなって、暑くてかなわないので、ヘルメットを外す。

スタッフの方(一人は藤川さん)による、
 イメージ実演

キックターン:山足を上げて、できるだけ下に落とす。この落とす位置が低ければ低いほど、後で谷足を上げるのが楽になる。谷足は体に近づけてから、先ほどの山足にそろえる。

シールでの登り方:少しでも(5cmでも)シールを前に滑らすように歩く。シールは持ち上げない、戻さない。

このように登って

 山岳スキーレース用に、ザックを背負ったまま、スキー板をザックに取り付けられる、そういうザックがあり(2点固定)、実際に固定するところを見せてもらう。
 上の写真「このように登って」の右側の方がつけているザックがそれです。

ターンして


 
 シールを外して  斜面を滑ります

一本杖も行われていました

12:30

 前日は、早めの昼食をとりましたが、今度は、いろいろと時間がないので、途中のコンビニで買ったパワーバー、その他参加者全員に配られたチョコなどを食べることで昼食を済ます。

12:30

13:30−14:30 レベルアップテレマーク(一回は受けときたかったので受けました)(参加者5−6名)
 初級と、中級があり(上級も募集されていたものの参加者0)、自分は中級に参加。

 教わったこと
ターン:上側のスキーを下に落とす感じ
足裏感覚:平らなところで、後ろに足を引いて、それに乗っかった形
良い練習方法は
 横滑り:止ったときの姿勢
 シャフリング:動いているときの姿勢
この二つにつきる。

上半身がダメだと下半身も上手く回らない。
 特に自分は、上半身の姿勢を気にしなさすぎ

良い足裏感覚で滑ること。

最後に
受けなかったことが悔やまれる:BCクロカン・細板革靴関係(自前の板が必要なコースもあり)のコース
話の種に受ければ良かった:NTNキレマックス
こんな時でもないとしないので受講すれば良かった:ポールテック、他の時間のこぶ&とぶ
基本的に面白そうなコースが午前11時台に集中しすぎ、もっと分散して欲しい(逆に言うと、自分にとって面白そうなコースがそれだけあったということです)

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