2012年3月3−4日
今回の山行の大まかな位置 |
1月7−8日のリベンジ:1月7−8日も参加したのですが、それまでは何ともなかったのに、机上講習が始まって急に体調悪化、その日は大事をとって宿で休んでいたものの、体調が回復せず、無念の帰宅となりました。参加できてよかったです。ちなみに、昨年の報告は、コチラです。
主催:日本雪崩ネットワーク
スタッフ:5名、参加者14名(±1?)
3月4日
【天気】 曇り
【コースタイム】0:30 立川駅−5:45 白馬駅(白馬駅に着いてから3時間以上の空き、待合室等で時間をつぶしました。車で来ましょう)
9:00 白馬駅近くのウイング21にて室内講習−12:00 昼食−13:00 ウイング21手前の雪原にてビーコントレーニング−16:00? 室内講習−16:30 一時解散(夕食等)
19:00 室内講習−21:00 講習終了
3月のウイング21 |
室内講習は、スライドや動画を見ながら行われました。基本的に2010年12月に雪崩ネットワークより出版された
〜山岳ユーザーのための〜 雪崩リスク軽減の手引き
に沿って行われました。(以下引用あり)
スラブ:板状の性格をもった積雪層(面発生雪崩はこの積雪層が流れる)(逆に点発生で流れるのはスラフ)
(1mを超えるような)厚く固いスラブは人の刺激が届きにくいが、一端、雪崩が発生した場合、軟らかいスラブよりも大きな雪崩となる
湿雪:雪が重い場合、湿雪と考えてしまうことが多いですが、温度が低ければ湿雪ではなく、多くの場合、結合が高い雪です。
グライド:止まっているように見える積雪も、斜面上では少しずつ微妙に動いている。
そのスピードが場所により違うことで、亀裂が入り、全層雪崩が起きる。ひび割れが予兆で、同じ場所で起こることが多い。
積雪の変態(3つ):積雪内の温度勾配により、結晶のとがった部分が丸くなっていく(球形化)、角張りながら大きくなっていく(再結晶化)、その他雪温が0度の状態で水が介在すると丸みを帯びたザラメになる(融解凍結)がある。
2−3本のトラックはあてにならない、滑った跡があるからと言って、雪崩が起きないということはない。
積雪の安定性:雪は急激な変化に弱い(雨、極端な温度上昇、極端な降雪、強風)
手前の雪原でビーコン訓練(1) |
【ウイング21手前の雪原にてビーコントレーニング】
所持しているビーコンによって、3つに班分けが行われました。自分はトラッカー班です(7名)(あと二つの班は、アナログ班、トリプルアンテナ班だったと思います)。ザック、ビーコン、ゾンデ、スコップを持って出発。昨年は、丘の南側でしたが、今年は北側で行われました。昨年は1月で時期が早かったというのもあり、(自分の場合)雪面を貫通して靴の中が水浸しになってしまいましたが、本年は雪も締まっていて無事、講習を終えることができました。
ビーコン探索のイメージ
飛行機が着陸する時(近づくにつれ、高度を落とし、スピードを弱めていく)、それと同じように受信ビーコン捜索の場合、発信ビーコンに近づくにつれスピードを落とし、雪面に受信ビーコンを近づけるようにする。
トラッカーの使い方
キャッチしたら、真ん中に来るように微妙に修正しながら突き進む(キャッチしたら、もうビーコンを左右に振らない)。
ビーコンを扱う上で心がけておくべきこと:装備、トレーニング、組織的に
(1)二名で組んで、一人が埋める役になり、もう一人が探す役になり、単純なビーコン探索及び、クロスサーチをしました。
(2)ビーコンを受信モードにして、発信ビーコンを持った人が近づき、どこまで来たら発信ビーコンの電波をキャッチできるか、見た目の距離を確認。(10mごとに旗を立てて)距離を知っておくことも大事ですが、時間がかかることもあり、ある程度はこれで十分かもしれません。特に、様々な設定を変えて様子を見る場合、発信ビーコンの設定を変えるのが簡単なので、これはありだと思います。
(3)スポットプロービング:クロス十時で四角の枠を作ったら(雪面に手で枠を書く)その真ん中にプロービングして、ヒットするまで同心円状にプロービング
スポットプロービング:クロス十時で四角の枠を作ったらその真ん中にプロービングして、同心円状にプロービング |
(4)実際の場面を想定したビーコン訓練
スタッフの方が発信ビーコンを埋めて、トラッカー班全員で「3名ビーコン所持、1名ビーコンなし、流された人の所持品2点」の捜索トレーニングを2セットしました。
ビーコンサーチを始める前に「1.二次雪崩の恐れがないか、安全確認、2.リーダーを決める、3.ビーコンをサーチモードに、4.起きた雪崩の状況確認(消失点、人数、ビーコンの有無)」を確認
2セットのうち、1回目は、扱ったことのないビーコンで、ビーコンの電池の切り方がわかりませんでした。PIEPSのDSPです、ボタンを押しながら上下にスライドしないとOFFにできないのでした。2回目は、捜索班の装備が、ばらばらになってしまいました。捜索班の装備は、一か所にまとめるないと、流された人の所持品と区別ができなくなって、捜査に支障をきたします。
警察への連絡:規模の大きい場合はすぐに、小さい場合は必要ない。警察からの返信が来るので連絡要員を入れる。
手前の雪原でビーコン訓練(2) |
3月4日
天気:晴れのち曇り
2日目のルートのトラックログ(赤:登り、黄:下り(ゲレンデ外)、オレンジ(ゲレンデ内)) |
【コースタイム】8:00 高原駅−8:50つが第2ペアリフト下り場−9:05 ゲレンデ外へ−9:35 早大小屋−10:30/12:55ピットチェックの地点−13:20/13:35 シールを外した地点−13:50/14:30 早大小屋−14:37 ゲレンデ−15:00/15:20 高原駅−15:40 ウイング21
16:00 机上講習−17:15 解散−18:05 白馬駅−18:45/19:00 信濃大町駅−19:52/20:00 松本駅−22:14 立川駅
宿から、栂池までスタッフの方に送っていただきました。ありがとうございます。
9:00 ゴンドラを下りたら雲海が見えました。 |
【他のパーティー】行動チームはのんびりチームと、がんがんチーム(正式な名を忘れました?)に分かれ、最初、自分は「がんがん」に入りましたが、のんびりの人数が少ないうえに、中間チームがあれば絶対そこに入ったのですが、今シーズンゲレンデ外に出るのは初の自分は、「がんがん」だと少し自信がなかったので、のんびりチームに入りました。今回は行動距離が短かったのですが、「がんがん」チーム及び4、5パーティーに会いました。登り中、明瞭なトレースがありました。
その他、近くで「てれまくり(テレマークスキーのイベント)」が行われていたそうで、下りてきたゲレンデにはテレマーカーが多かったです。
【今回の服装】山スキーのスタイル(長袖山用下着+長袖山シャツ、ウエア上下、靴下1枚、雪山用帽子、オーバーミトン、薄手の手袋、サングラス)、登りの暑い時は帽子を脱いで、オーバーミトンを外して、ウエアのファスナーを開けてで調節。
9:05 リーダーがビーコンを受信にして |
入山する前のビーコンチエック
これがあいまいだと、いざという時の探索もあいまいになってしまう(捜索中、本当にビーコンの電源が入っていたかの有無で捜索に支障をきたす)。
最初に、リーダーが送信、メンバーが受信(リーダーがメンバーの周りを移動)。次に、リーダーが受信、メンバーが送信(メンバーがリーダーの方へ移動)
基本的に、送信モードになっている人が移動。
9:15 危険地帯を進む時は間隔を空けて |
危険地帯の通過の時、間隔を空けることが大事ですが、基本は10mくらいで、状況により長くしたり短くしたりします(特に何mということはないです)。リグループ(グループ全員が集まる)する時は、何となくではなく、あらかじめ場所を決めておく。
行動中、ストックで雪面を刺し、表層がどうなっているか確認 |
行動中、ストックで雪面を刺し、表層がどうなっているか確認です。10cm程度の深さがありました。
9:45 白馬乗鞍、小蓮華山 |
【今回の(自分の)登り】今シーズン、スキー板を買い替えまして、初のゲレンデ外です。念のためクライミングサポートの使用を確認したら、右は簡単に戻せましたが、左はなかなか戻せませんでした、休憩時に、板をはずしたら難なく戻せました(流れ止めは外さず)。
昨年の山岳スキーで教わった板を履いたままシールを外す:方法を一部間違えていましたが、新しいシールだと粘着力がありすぎて、はがすのに力が必要でした。スキー板を外して対処(流れ止めは外さず)。
今シーズン、ゲレンデ外は初の自分ですが、スリップもなく、シールがはがれる等の問題もなく(そもそも距離が短いですが)、登りはとても順調でした。
樹林帯の中を登る(1) |
トップはラッセルのように参加メンバーがそれぞれ交代で行われました。
樹林帯の中を登る(2) |
登る途中に、木自体は小さいですが、その割にはずいぶん深いツリーフォール(木の周りにのみ雪がなく、そこに落ちるとなかなか抜け出せない)がありました。
10:30 この斜面でピットチエックを |
ピットチエック:登りながらおおよその見当をつけていく。滑りたい斜面に着いて、突然掘るのではない。
この件についてどうもピンときませんでした。なので、再度テキストを見ていたら、P42に「継続的作業」という文面がありました。これを読んでふと思ったのは「これは地図読みと同じことでは?」と思いました。地図読みも継続作業で、「目隠しして、何の前提もなく、さあ正確な地図読みを」というものではなく、仮説(ここがこうだったから、次はこういう場所が現れる)をたて、検証(現実に進んで仮説があっているか確認)という作業を根気よくやっていくことだと思います。
「なんて素晴らしい例えだろう」と自画自賛し、他の人に確認したくって、スタッフの人に話したら、「地図は基本的に変わらないけど、雪は刻々と変わっていく、似ている所もあれば、違う所もある」とのこと。言われてみれば当然です。
その他ピットを掘らない方がよい場所:プローブを刺してみて、岩や木が下にある場所(このプロービング時もただ単に突き刺すのではなく、固い所があるか確認しながらプロービング(ア))、林冠が樹上にある場所
ピットを掘る |
ピットを掘るときにも不安定性を確認しながら掘る。掘る際に、重い雪、固い雪、雪の層、感じながら掘る(イ)。 ピットは掘っても深さ120cm(人の影響が来るのはここまで)、事前におおよその見当がついている場合、もっと浅くても可。
横幅3m、深さ80cm、縦幅?のピット |
傾斜29度
雪温0度
雪の層
(1)目で確認、(2)手で確認、(3)ルーラー(鉛筆等)棒状のもので確認。
0−3 4F
3−10 4F+
10−14 K
14−24 1F
24−30 ペンシル
30−55 ペンシル?
55−80 ペンシル+
その他、大雑把にいって、雪の層は
正構造:上の密度が小さい→安定
逆構造:上の密度が大きい→不安定
となります(当然とい追えば、当然ですが)。
先に、バーブテストを |
コンプレッションテストより先に、バーブテストをした方が、短時間で終わらせるとのことです。
四角柱の背側に切り込みを入れて |
コンプレッションテスト
(1)バーブテストをして、残った右側の部分を利用して、コンプレッションテストをします。
(2)上写真「四角柱の背側に切り込みを入れて」の青斜線の部分が示すように、左の雪面は、5〜10cm程度、奥に掘っておいた方がスノーソーを入れやすいです。
(3)左の雪面の雪を取り除いたら、四角柱の右側に当たる部分の雪を取り除きます。この時、上の写真赤斜線のように、スノーソーで三角に切り込みを入れて置いて、下からスノーソーをスッと入れて、少し持ち上げるようにすると簡単に雪が取れます。
(4)(ア)プローブによる弱層確認、(イ)ピットをシャベルで掘ることによる弱層確認により、シャベルを雪の四角柱に置くときには、おおよその弱層の見当がついているようにします。でないと、わずかの変化を見逃してしまいます。
シャベルを叩くときは、角に立って、横と正面を見る。
今回の結果:55cmの所で破断が起こるが前に出てこない、肩8回目
四角柱の幅は30cmが良い、シャベルの長さという覚え方だと、(雪の掲示板への)投稿等あるので、作業は統一すべき。
肩から8回目で、50cmくらい下に、微妙に変化あり 念のため引っ張ってみた跡 |
二人のグループになって、3mのピットを掘り、各自、バーブテストをし、コンプレッションテスト |
ルッチブロックテスト |
自分たちがコンプレッションをしている間、スタッフの方がルッチブロックテスト用のセットを作成していただきました。講習参加者の一人がセットの上に乗って、ルッチブロックテストを行いましたが、破壊は何もありませんでした(NR)。
弱層テストが終わり、出発した場所から、20分ほど歩いたところで小ピークです。
小ピークからの眺め(1) |
【風景】ゲレンデからゲレンデ外に入る時(9:00)、早大小屋手前(9:45)、小ピーク(13:20)の3個所は眺めが良く、あとは樹林帯の中だったり、それほどではなかったと思います。
小ピークからの眺め(2) |
【スタッフさんよりのアドバイス】安全を期すにはとにかく斜度で、斜度計を買うべきとのことです。雪が不安定な時は、尾根ということも考えるべきですが、それよりも斜度の緩い所が大切、不安定だと思ったら30度以上の斜度は避ける。「面発生雪崩の多いのは30−45度」は頭に叩き込む。
斜面を気にして滑ろう。
東斜面は朝のうちは日が当たる→朝が曇りの場合、東斜面の雪の状態は(日射により)悪くなっていない。
雪温:一番上がるのは17:00ー18:00
13:20 登りはこれで終了 |
【今回の(自分の)滑り】シールを外す前に、少しだけルートをそれて北斜面に入りました、とてもよい雪質でした。でも、今回は時間が残り少ないので、少し雪質の悪い南斜面を滑りました。雪質の悪い南斜面ですが、今回は問題なくテレマークターンができました。今まで、ゲレンデ外で、テレマークターンと言えば、自分は雪質の良い時しかできていませんでした。今回、初めてかもしれません、少し悪めの南斜面で問題なくテレマークターンができて良かったです。主に「後ろ脚荷重、ローテーション」で対処しました、この技術は使えると思います。
滑ることは確かにできましたが、後ほど、「(雪崩講習なのですから)滑っている最中、何か明瞭な雪崩データ(クラック、雪崩跡)はあったか」を聞かれ、言われてみて初めて気がつきました。滑りに夢中で、そこまで気が回りませんでした。
バデイシステム:樹林帯の中では、ツリーホールに落ちる、はぐれる等、危険があるので二人ひと組になり、互いに離れないよう距離を保ちながら滑るようにする。
早大小屋まで、リグループすることなく、一気に下りました(スピードはそれほどでもなかったですが)
【早大小屋付近でのビーコントレーニング、及びV字コンベルト・ベルトメソッド】
(1)ビーコントレーニング
昨年もそうでしたが、早大小屋近くでビーコン訓練が行われました。昨年は、ここで、突然ビーコン訓練が行われたことで、ずいぶん右往左往してしまいましたが、今年は2回目で、気持ちの準備ができていて、「やはり来たな」といった感じで、(注)スタッフの一人がピットを掘った場所から、用事があるなど言っていなくなり、実は早大小屋近くでビーコン訓練のセッテイングをしている。早大小屋に着いた所で、「(仮定)仲間が雪崩に遭ってしまいました」と訓練開始。
当然と言えば当然ですが、他のメンバーの方は誰も訓練の予想していなかったようで、(事情のわかっていた)自分がリーダーを務めました。訓練中はとにかく人が一か所に集まらないよう、分散するよう声をかけました。設定条件は、「4人が埋まって、そのうち一人はビーコンを着けていない。雪崩に遭った(と仮定)人の残留物2点。通報者は雪崩に遭った直後でずいぶん気が動転」です。時刻を計る方を一人設定
埋められた3つのビーコンは順調に見つかりました。でも、ビーコンをつけていない人(仮定)がなかなか見つかりません。気がつくと、自分たちの荷物と「雪崩に遭った(と仮定)人の残留物」がばらばらになってました。荷物を一か所に集めました。そのうちに、通報者(仮定)の言っていることが、混乱していることがわかり(もちろん芝居)、意見を聞いているうちに新たな場所がわかり、そこをプロービングしていたら無事、見つかりました。(今回の教訓:荷物の管理、通報者の意見を良く聞く)
(2)V字コンベルト・ベルトメソッド:バケツリレーのイメージで
Q:ゾンデの反応が間違っていた場合、V字で掘ることは意味がないのでは→A:ビーコン反応があった所を、ゾンデで刺すので大丈夫ですが、ビーコンの所有のない場合、ゾンデの感触確認に頼るしかない。
2日目のゲレンデ外のトラックログ (赤:登り、黄:下り、 A地点:ピットチェックの地点、B地点:早大小屋) |
【使わなかった装備】個人装備:(結果論として)コンロ、燃料、ツエルト、新聞紙、スキー修理具、ホイッスル、ナイフ、マッチ(ライター)、巻紙、ローソク、メタ、応急バッグとテーピング、医薬品、食器
2日目の「速度/時刻グラフ」(区間1:登り、区間2:下り(ゲレンデ外)、区間3:下り(ゲレンデ内))(縦軸:スピード、横軸:時刻)(訓練時間を含む) |
机上・不安定性評価(今回の行動結果のまとめ):最後にウイング21に戻って、ゲレンデ外の行動中にあったことを、総おさらいしました。
クラス1データ(雪崩データ):行動の中ではなし 麓ではクラック、スキーカットをしたが結果はナシ クラス2データ(積雪データ):コンプレッションテストの結果CTH22RP(50cmくらい下)、ルッチブロックテストの結果NR 天気 晴れ 風 なし 日射 雪面が少しモイスト(滑るには差し支えない) 南斜面(北斜面はチラ見・北の方が滑るのに良い雪) |
↓ |
以上の結果より、今日行動した範囲内での安定性の評価 Good |
明日同じところに行く友達にアドバイスすると(これは山行後、常に考えるべきだと思いました)
モイストした表層が氷結して滑りづらくなるかもしれない等々。
不安定性評価について:不安定性評価は、行動中、常にする(今回は訓練なので最後にまとめただけ)。森林帯はGoodだけど、アルパインエリアは別という評価は当然ありうる。
不安定評価でVery Good:わかりやすい例がカチンコチンのアイスバーンで、滑りやすいかどうかは別
参考資料:安定性区分、日本雪崩ネットワーク「気象・積雪・雪崩の観察と記録のガイドライン」2009より、(雪崩リスク軽減の手引きP44より) | ||
安定性区分 | 発生感度 | |
自然発生雪崩 | 誘発雪崩 | |
Very Good (VG) |
自然発生の雪崩が起きることは考えられない | 孤立した地形に、とても大きな荷重が掛かることで、雪崩を誘発しうる |
Good(G) | 自然発生の雪崩が起きることは考えられない | 孤立した地形に、大きな荷重が掛かることで、雪崩を誘発しうる |
Fair(F) | 特徴ある地形において、個別の雪崩が自然発生する可能性がある。 | 特徴ある地形、あるいはある種の積雪特性を持つ場所に、小さな荷重が掛かることで、雪崩を誘発しうる。 |
Poor(P) | 特徴ある地形、あるいはある種の積雪特性を持つ場所で、雪崩が自然発生しうる。 | 十分な斜度があれば、多数の場所で小さい荷重によって雪崩を誘発しうる。 |
Very Poor (VP) |
広範囲で自然発生の雪崩が起こる可能性がある。 | 広範囲にわたり、小さい荷重で雪崩は誘発される |
最後に雪崩ネットワーク出川さんより
セイフティキャンプを受講した人も、その後会った時は「間隔のことを気にせず行動していた」講習で習ったことをきちんと活かしてください
戻る