瀬戸市幡中町地区フェロシルト撤去方法等検討会
すでに撤去量は増加、一部フェロシルト混じりの土をセメント骨材として搬出!
2008.3.14 14:00〜 瀬戸市文化センター 31会議室
*撤去量増加に伴う工期短縮対策
撤去工事にあたっている前田建設からの説明で「現在、掘削、撤去中のA工区で、当初、
調査できなかった沈砂池の底にかなりのフェロシルトがあり、見込み量が増えた。工
期短縮対策として、土曜日に場内作業のみを行い施工量を増やす。<→2月の搬出量が既
に増えているが、これも見込み量が増えたためか?これについては特に説明なし>
A-1工区を先に検査をやって、Bに置いている土をここに入れ、B工区のスタートを予
定通り9月からやりたいとのこと。今、1日あたり500立米の搬出、×20日間で、1月1万立米の見
込みでやっている。あと5ヶ月必要になる。場内施工のみ土曜にやらせていただいて、
少しでも完了時期を前に持って行きたい。」とのこと。他の工区については、「当初
かなりボーリングを入れている。30mメッシュでやっているので、かなり出ているとは
思うが。外側部分はよくわからないので施工しながら見る。デジタルリサーチパーク
センターや西側は当初のボーリングが不足しているので、確認してみないとわからな
い。」とのことだった。また、クリーン開発へのフェロシルト搬入量の契約は、当初
見込みの259,698トンの契約に変わりはなく、その範囲で搬入し、それ以上出てくるも
のはその他の処分場を使うとのこと。
*環境調査
県が実施した調査につき、県は問題がなかったと評価しているが、大気の調査は、
季節が春と夏という条件の違うものを比較しておりあまり有効な比較ではないのでは
ないかと感じた。
石原産業は、地下水を測定している井戸の深さについて把握していなかったことが、
委員の指摘で判明。県も把握していなかった。地下水の測定に際してその深さは、過去
の検討委でもポイントとされていたはずである。税金で開催されてきた検討委での議
論が活かされていない。
*ダイセキ環境ソリューションを通じてセメント骨材として搬出したフェロシルト混じ
りの土については、検討会の中では報告はなかった。
会議が始まる前に愛知県の廃棄物監視指導室の川津主幹にうかがったところ、
・「今日の報告書にリサイクルに搬出したことも書かれている。これも処分だ。」<→
しかし、報告資料には数字しか載っておらず、口頭でも、リサイクルに回しているこ
との報告はなかった。>
・「ダイセキでは、水分調整などのチェックしかしていない。特に処理はしていない。」
・「それをセメント工場に運び、キルンに入れて焼成処理する。」
・<熱で六価クロムが増えたり、セメントでアルカリ下に置かれることで六価クロムが
増えることが三重県のフェロシルト検討委員会でも委員から指摘されていたが?>→「そ
の心配はない。」
・「セメント会社が使えると言っているのだから大丈夫だ。」
・「今後もこのリサイクルに出すが、まだ予定は決まっていない。」
<→07年11月の1000トンしか実績なし。>
・「クリーン開発以外の処分場は探させている。」
・<中津川からもダイセキに運ばれているようだが、最終処分先が決まっていないと聞
いたが結局クリーン開発に来るおそれはないのか?>→「岐阜のものがクリーン開発に来
る事はないでしょう。」
資料1 瀬戸市幡中町地区フェロシルト撤去方法等検討会資料(石原産業株式会社、前田建設工業株式会社)
資料2 瀬戸市幡中町地区環境調査結果(石原産業株式会社)
資料3 瀬戸市幡中町地区フェロシルト撤去に係る調査について(愛知県)
参考資料1 瀬戸市新田町地区撤去完了状況(石原産業)
参考資料2 瀬戸市広之田町地区撤去状況(石原産業)
参考資料3 瀬戸市幡中町地区フェロシルト撤去方法等検討会設置要領(愛知県)
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