万博海上地区会場計画モニタリング委員会
 
03年12月2日以来 ようやく開催されたが
  
同室での市民の傍聴を未だ認めず!

 会議が始まる前に申入れをしましたが、協会職員が申入れを素直に取り次がず、抗
議せざるを得ない場面も。山本座長は、「申入れの審議は会議の最後に」として議事
を進めました。最後の審議では、従来同様、吉田委員、森山委員が同室での傍聴に賛成、
他の委員6名(座長と欠席1名除く)は反対でした。

                            2005年4月25日

 海上地区会場計画モニタリング委員会 様
                             
                             海上の森を守る会

     海上地区会場計画モニタリング委員会傍聴についての申し入れ

 第8回海上地区会場計画モニタリング委員会が開催されることを数日前に知りまし
た。
 私達はこれまでもモニタリング委員会の傍聴について委員会が開催されている同一
の部屋にて傍聴出来るようにすることを求めてまいりました。今回も別室での傍聴と
されています。
 また、本委員会開催の告知が遅く、周知期間があまりにも短いことは、実質的に市
民の傍聴を困難にしており、委員会開催についての周知期間、方法の改善が求められ
ます。
 愛知万博は市民参加による環境問題への取り組みが話題となってきました。また、
万博事業に対する環境アセスメントでも21世紀にふさわしい先進的なアセスメント
の取り組みを行うと、万博協会自らが宣言をしていました。それは、市民に対して透
明性の高い、積極的な説明責任を果たした取り組みを行うことに他なりません。
 モニタリング委員会がこの間1年以上に及んで会議を開催しなかったことは、モニ
タリング委員会の役割を自ら放棄し、万博環境アセスメントを一層形骸化するものと
言わざるを得ません。会場整備に伴い、ホトケドジョウの移植が行われ、一部は移植
先で死滅したとも言われています。万博会場内で確認されたムササビの生息はどのよ
うに影響を受けているのか。このような事に関心が持たれています。
 このようなときに、モニタリング委員会を環境保護、環境問題に関心がある市民が
同一の会議室にて傍聴することが認められないのはなぜなのでしょうか。
 市民参加、情報公開、説明責任を実行、実現するためにも同一会議室での傍聴は認
められるべきです。万博協会、愛知県職員多数が同席する内で開催してきたモニタリ
ング委員会であり、市民傍聴席の確保は可能です。市民の同席傍聴によってどのよう
な弊害が生み出されるのでしょうか。市民排除は市民不信に基づくものであり、ただ
ちに取り止めるべきです。
 下記の通り要望いたします。

一、 同一会議室での傍聴を実施すること。
                                      以上

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