■万博ゴンドラ訴訟を却下 「住民に被害の恐れない」
 2004.12.22 共同通信 (全300字) 共同通信社

 二〇〇五年日本国際博覧会(愛知万博)の会場間を結ぶ高さ約三十メートルのゴン
ドラの支柱建設について「土砂災害を起こす恐れがある」として、愛知県瀬戸市の住
民五人が県に建設許可の取り消しを求めた訴訟の判決で、名古屋地裁の加藤幸雄(か
とう・ゆきお)裁判長は二十二日、訴えを却下した。
 加藤裁判長は判決で、「ゴンドラ建設が理由で土砂災害が起きても、原告らの住宅
に被害が及ぶ恐れはなく、(住民に)原告適格がない」と結論付けた。
 さらに、防災施設が建設されることから「災害が起きる可能性自体が低い」と指摘
した。
 住民は「支柱を立てる予定地は土砂が流れ出しやすく、大規模開発が制限される地
域に指定されている」と主張していた。

■万博ゴンドラ裁判 住民らの訴え却下 名地裁
 2004.12.22 夕刊 12頁 第2社会面 (全220字) 中日新聞社

 愛・地球博(愛知万博)の会場間を結ぶ高さ約三十メートルのゴンドラの支柱建設
について「土砂災害を起こす恐れがある」として、愛知県瀬戸市の住民五人が県に建
設許可の取り消しを求めた訴訟の判決で、名古屋地裁の加藤幸雄裁判長は二十二日、
訴えを却下した。

 加藤裁判長は判決で「ゴンドラ建設が理由で土砂災害が起きても原告らの住宅に被
害が及ぶ恐れはなく(住民に)原告適格がない」と結論付け、防災施設が建設される
ことから「災害が起きる可能性自体が低い」とした。

■許可取り消し、原告請求却下 万博ゴンドラ作業 【名古屋】
 2004.12.22 名古屋夕刊 8頁 2社 (全139字) 朝日新聞社

 愛知万博(愛・地球博)の2会場を結ぶゴンドラの支柱建設をめぐり、ゴンドラ建
設に反対する住民らが保安林内での作業は違法として、愛知県に作業許可の取り消し
を求めた訴訟で、名古屋地裁(加藤幸雄裁判長)は22日、請求を却下した。原告ら
に取り消しを求める資格(原告適格)がないと判断した。

■愛知万博ゴンドラ訴訟  建設反対の訴え却下/名古屋地裁
 2004.12.23 中部朝刊 33頁 (全143字) 読売新聞社

  愛・地球博(愛知万博)の長久手、瀬戸両会場を結ぶゴンドラの支柱を、保安林の
指定を解除せずに建設するのは違法として、愛知県瀬戸市の住民5人が神田真秋愛知
県知事を相手に、作業許可取り消しを求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁であり、
加藤幸雄裁判長は「原告適格がない」として、訴えを却下した。

 
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