11月8日(月)愛知県議会国際博覧会推進特別委員会を傍聴して
 委員会は、愛知県館プロデューサーの山根一眞さんが、準備状況を報告。パソコンを使って画像が写されていたが、傍聴席からはまるで見えない位置におかれていた。委員からは、3つ質問が出たのみ。問題点を指摘するようなものはなかった。山根さんは、「特に瀬戸会場の愛知県館は、造る過程そのものを見てほしい、スタッフは生物のことなども非常に勉強して議論をし、大変な配慮をして建設を進めてきた、このことが愛知県の大きな財産になった」「ホトケドジョウは、危ない場所から捕獲して他の場所で飼育して戻す」「27mあるコナラの木を、どこにでもある木だが生かすことを挑戦してみようと、移植を試みた。深夜に移動。角を曲がりきれなければ諦めようと、希少種がいるところを避けて通ってパビリオンのまん中に据えた」など熱く語っていらっしゃった。愛知県で絶滅したとされるニホンオオカミなどシーボルトが持ち帰った標本をオランダの博物館から借りて展示することについては、「(瀬戸会場の愛知県館では)失ったものは二度と取り戻せないということをここで見て頂きたい。二度と繰り返さない決意の場として」とのこと。愛知県の環境に関するきちんとした思想と考えを示すものがここにある。」そうです。
 ところで、シーボルトが持ち帰ったなきがらたちは愛知県で捕獲されたのでしょうか?

 万博関連に戻る  表紙に戻る