平成16年7月20日
 愛知県環境影響評価審査会様

                             瀬戸市上之山町3丁目町内会

                    要 望 書

 日頃は御公務ご苦労様でございます。
 当町は万博会場間ゴンドラ計画に町内総意で白紙撤回を求めてまいりましたが 本
計画の多くの問題の中の一つである「騒音」については特に深く憂慮するものであり
ます。まず 建設中の工事用ヘリコプターの騒音が81デシベルなのは受忍限度以内
とのことでありますが 住宅地である当町がなぜ「航空機騒音に係わる環境基準」の
適応を受けるのでしょうか?当町には夜勤の方も見えます。お身体の不自由な方も見
えます。(オオタカも住んでおります)自宅で当然得られてしかるべき「憩い」をこ
の騒音は奪います。何を持って受忍限度以内とするのかお教えいただきたい。
 又 ゴンドラ稼働中の騒音については50デシベル程度で問題はないとの事ですが
 これは「単独」の騒音であり 一本の支柱につき一日約5000回ゴンドラの搬器
が通過するとなると「瀬戸会場」での催事などの騒音なども併せると聴覚へのかなり
の複合的な負担が発生します。サウンドスケープにつては総合的に評価するべきでは
ないでしょうか?

 又 ゴンドラ第9号支柱の位置が「環境影響評価追跡調査」の地図上のそれと違う
のではないかという情報、瀬戸会場に「水素ガススタンド」ができるという情報もあ
りますが誠実なアセスメントの結果なのでしょうか?特に「水素ガススタンド」につ
いては当町に一切の説明がなく皆不安に思っております。

 このゴンドラ計画がなくとも万博会場内の町とも言うべき当町は万博開催中はもと
より その前後 日常的に住環境負荷を負わされます。「重い荷物を背負わされたロ
バをつぶすには藁しべ一本で足りる」ゴンドラ計画についてはお考え直しをいただく
よう貴会からも御進言をお願いしたいと思います。

 万博ゴンドラ問題に戻る  表紙に戻る