16瀬環第287号
                               平成16年7月16日

 愛知県知事 殿

                              瀬戸市長 増 岡 錦 也

 「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)」及び「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)」に関する助言について(送付)

 平成16年7月9日付け16環政第401−1号にて送付のありましたこのことについて、本市の環境保全の見地からの助言は別紙のとおりです。


 (連絡先:環境経済部環境課環境係 電話0561-88-2670 FAX0561-82-2931)


別紙

「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)」及び「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)」に関する助言

1 環境影響評価全般
 博覧会事業の実施にあたっては、環境影響評価書並びに今回の追跡調査報告書(その4)を含めたこれまでの追跡調査報告書に記載されている環境の保全のための措置を適切に実施すること。また、これまでの市町意見や市町助言を踏まえ、今後とも住民の生活環境、動植物の生息・生育環境等へのさらなる影響の回避・低減に努めること。

2 環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)
(1)騒音、振動、光害
 博覧会催事の実施に当たっては、環境の保全のための措置を適切に実施するとともに、催事関係者に対して十分に説明するなど、環境配慮事項を周知徹底した上で行うこと。

(2)動物
 瀬戸会場の周辺において、営巣・繁殖が確認されているオオタカについては、予測に不確実性が残っているため、今後とも引き続きモニタリングを行い、必要に応じて専門家等の意見も踏まえ、適切な対応を図ること。

3 環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)
(1)追跡調査計画に基づき、環境モニタリング調査を適切に実施するとともに、必要に応じて、情報の提供や調査結果に基づいた環境保全措置など速やかな対応を図ること。

(2)モニタリング調査において異常な値等が確認された場合は、ただちに原因究明を行うとともに、博覧会事業が原因と考えられる場合は、早急に必要な措置を講じること。また、必要に応じて監視を強化し、再発の防止に努めるなど、適切に対応すること。

4 その他
(1)報告書に寄せられた助言等を十分検討し、事業者としての対応を明らかにするとともに、住民等からの環境に関する要望などに対しては適切に対応すること。

(2)本市の環境への影響に関して、新たな事実が確認された場合や予測しえなかった著しい環境上の問題が生じた場合は、速やかに関係機関等と十分調整し、適切な対応を図ること。


                               豊環保 第1105号
                               平成16年7月14日
 愛知県知事 様

                            豊田市長 鈴 木 公 平

 2005年日本国際博覧会協会に係る環境影響評価要領(平成10年3月27日通商産業大臣官房商務流通審議官通達)の規定に基づき、「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)」及び「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)」に関し、下記のとおり助言します。



1 2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)について

(1)報告書に記載されている環境保全措置等を徹底することで、環境保全について十分に配慮すること。

(2)工事期間中及び共用時において、予想し得ない環境への影響が生じた場合は、関係機関と調整し、適切な措置を講じるとともに、周知に努めること。

2 2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)について

(1)モニタリング調査結果により、環境影響の著しい増加傾向が見られる場合及び環境への影響に関して新たな事実が判明した場合等においては、必要に応じて適切な措置を講じること。


                             16長博第15号
                             平成16年7月16日
 愛知県知事 殿
                           長久手町長 加 藤 梅 雄

「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)」及び「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)」に関する助言について(送付)

 平成16年7月9日付け16環政第401−1号にて送付のありました標記報告書に対する環境保全の見地からの助言は別紙のとおりです。

                             担当 町長公室万博推進室
                             電話 0561-63-1111
                                内線 303

別紙

2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その4)に関する長久手町長の助言

1 全体事項
(1)事業の実施にあたっては、「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価書(案)」に対する町長意見を踏まえ、適切な環境保全措置を講じるとともに、本報告書に記載されている環境保全措置を徹底し、環境影響の回避又は低減に努めること。

(2)各催事の準備・片付けに伴う搬入搬出車両にあたっては、車両に伴う生活環境への影響が一定程度見込まれると予想されることから、住民の生活環境への影響の低減に努めること。

2 個別事項
(1)長久手会場の共用時の騒音予測が、敷地境界の住宅地側において最大となっていることから、今後の催事計画の具体化にあたっては、時間帯や場所を考慮し、より一層の騒音の発生抑制に努め、周辺環境に配慮すること。

(2)こいの池で施工する仮説工作物固定の杭については、池の水位に影響を与えないよう細心の注意を払って実施すること。

2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成15年度)に関する長久手町長の助言

1 全体事項
(1)引き続き環境保全措置を徹底して事業を実施し、環境影響を確認するとともに、必要に応じて適切な対応を図ること。

(2)モニタリング結果が予測結果や環境基準値を超えた場合には、速やかに報告すること。

2 個別事項
(1)平成16年度は工事用車両がピークとなり、大気・騒音・振動に伴う影響が増加すると予想されるため、車両の集中回避及び走行時間帯を調整するなど「車両管理システム」を適切に運用し、住民の生活環境への影響のより一層の低減に努めること。

(2)放流水の濁度調査結果によれば、管理目標値を超えていることもあることから、工事中の未舗装の道路などからの濁水発生対策を徹底するなど適正な対策を行い、放流先となる香流川の水質保全に努めること。

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