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まずは、ポールを追跡する



スラロームにとりかかる前に単純にポールを追跡するだけのプログラムを作成する。 カメラから取り込んだ画像に対して横方向にx軸、縦方向にy軸を取る。 この画像にポールを検出するフィルタをかけて、ポールがあると思われる部分だけを 抽出する。抽出された画素のx座標の平均を求め、その座標と目標値の座標との差が 無くなるように車輪に対してPD制御を行う。カメラはニュートラル(ロボットに対し て真正面)に固定してある。




\includegraphics {algorithm/camera2.eps}



もちろん、ポールが勝手に動くわけはないのでポールを持った人間がYosaQの前を 誘導していくという方法でテストを行った。
この様子を見ていると、なぜだか「来ーい、来い来い来い来い」という声がどこから ともなく(実は、メンバーのうちのだれかから)聞こえてくることから、このプログ ラムにはkoikoiという名前が与えられた。
このプログラムはけっこう優秀であったためか、koikoiシリーズは長いことテストプ ログラムとして愛用された。



Takao NAKAI
1999年1月18日