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画像の仕様の決定

画像処理という事を考えるのに当り、まず、画像自体をどういう形式で扱うの かが問題になりました。そこで、できるだけ処理しやすく、扱いやすいものを 選ぶことになりました。これは後に、デバック作業の段階で強い味方となり、 作業効率を改善してくれました。

最初は画像形式の対象にbmp(bitmap)が選ばれました。これは、bmp形式が無圧 縮であり、予定されていたOSがMS-DOSであったため、MicroSoft製のOSではこれ が1番良いのではないかと思われたためです。しかし、使用する事となったビデ オ・キャプチャカード[*]がPC-UNIXである FreeBSDでしか使用環境[*]に対応したドライバの入 手ができませんでした。この為、既にある程度bmp形式のデータがそろっていま したが、急遽変更することになりました。

また、Internet上でこのビデオ・キャプチャカード用のサンプルプログラムを 入手することができました。このサンプルプログラムに使われいたのがppmとい う形式です。この形式の書式は簡潔で、またヘッダの情報も少なく 、画像デー タも通常R,G,B各1byteで$RGBRGBRGB\cdots$と並んでいて、扱いが非常に楽と いうこともあり採用することになりました。

ppm形式の詳細は章末にあります。



Takao NAKAI
1999年1月18日