1-1 牛タンさん (2008/04/04) | |
最初のリクエストは、前回ボクを精神的に追い詰めた日暮里犬くんです。
前回のアレが、例えて言うなら「キックボクシングの試合をしようと赤コーナーを見たら土佐犬がいた」てな具合だったのですが、今回は的確なまでに空気を読んだ挙句、とんでもなく高いハードルを掲げてきました。 まるで圧縮バットすらへし折るローキックをまともに受けた気分です。 正直、青ざめましたよ。 萌え擬人化の何が難しいかについては前回述べたとおり、 ・いかにその特徴を人型に落とし込むか ・対象が複数となった場合、その特徴をもってどのように差別化を図るか なんですよ。 ええ、何一つ思いつきません。「牛だからおっぱいかなー」ぐらいしか。 で、ヨタヨタになりながらあれこれ思案したのですが、ぼんやりとしたものしか浮かんできません。 おまけに数が多いと来ては、発表するまでにかなりの時間を要します。 にっちもさっちも行かなくなりまして、とりあえずこうしました。 ・とにかく手を動かしてみよう ・一つのリクでも、分割して発表しよう つーことで、こうなりました。 仙台名物ということで、眼帯つけました。あと手に持ってる鎌は、その昔デーモン小暮閣下がステージにて自らの舌を鎌で切り取り客席に投げ込むというパフォーマンスをしていたのを不意に思い出したからです。 えーと、後にはロース、バラ、ホルモン、レバー、センマイが控えております。 あとね、けいたさんからのリクも控えてるんですよね…… |
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1-2 ロースさん (2008/04/08) | |
はい、前回に引き続いて日暮里犬くんの「焼肉萌え擬人化」リクエストです。 あれですね、日暮里犬くんといい酔毒手くんといい、今回ばかりは空気を読んでくれたと思いきや、「ルールを守って楽しく虐殺」という、SATSUGAIスピリッツに溢れたリクばかりよこしてきました。 ちょっと思ったんですが、コーナー名があれなんですかね。チキンレースだなんて言っちゃったから奴ら、生かさぬよう殺さぬようにしてるのかしら。 いやそんなことはどうでもいい。たとえ無茶であれそれをこなせば何かが掴めるかもしれないし。 つーことで今日は、ロースさんです。 前回のでデザインパターンは出来てたんで、あとはシチュエーションに落とし込むだけでどうにかなりました。 ロースっつーとステーキとかそういうお高いイメージがあったので、お姫様っぽくまとめてみました。あと、霜降りとかそういうあれで、髪はピンクです。 ……あと、四体も残ってるんだよね。 おまけに酔毒手がまたしてもとんでもない無茶振りを…… |
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1-3 バラさん (2008/04/09) | |
またしても前回に引き続きまして、日暮里犬くんの「焼肉萌え擬人化」リクエストです。 ふと、次回があるとするのなら、数量制限といいますか、ひとつのリク内で大量にキャラ出すようなのはちょっと控えてもらおうかな、なんてことを考えました。 だって、まだ三体も残ってるんですよ。もうちょっとサクサク進めたいじゃないですか。 まあいいや。 こいつは単純に、白身と赤身が三層になってるってのと、牛丼とかブタの角煮だとか、そういうとっつきやすさとかを優先してみました。 しかしなんだかよくわからないことになってしまったような気がします。 で、またリク届いてたりするんですが……。 |
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1-4 ホルモンさん (2008/04/10) | |
はいはーい、またまた「焼肉萌え擬人化」ですよー。今日はホルモンさんですよー。 あのですね、ちょっと前から禁煙しようと思ってたんですが、これを手がけ始めてからタバコが手放せなくなりましてね。一応本数は減らしてはいるのですが、禁煙には程遠い有様です。 困ったなあ。 これについてはほとんど何も考えずに、「白くてふわふわしている」というイメージだけで引っ張りました。コスチュームについては、「なんとなく短パンかなあ」と思ったんで、そんな感じでまとめてみました。 さあ、残すところあと二体。 けど明日は飲み会とかあるのよねー。 |
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1-5 レバーさん (2008/04/12) | |
もうそろそろみんな飽きてんじゃないかとか、そもそも一件目からしていまだ終わらないっつー回転率の悪さは一体なんだとか、いいかげん「もえ」っつったら「萌え」を第一候補にあげようともしないMS−IMEは死ねばいいのにとか、そんなことを考えつつも「焼肉萌え擬人化」第五弾、レバーさんの登場ですよ。 しかしなんだかんだいっても、こうして描いていくうちにいろいろと自分自身の課題が見つかっていくので、まんざらでもないですね。 レバーなんで精がつくだとか、血の気が多いだとか、そういうのを考えてましたらこんな感じに仕上がりました。あと肝臓の形から、左右非対称なデザインだろ、ってことで。 残すは後一体、センマイさんですよ。 ところで先週日暮里犬くんと会っていろいろとお話したんですが、こんなことを言いました。 「あのリクエストね、実はセンマイを描いて欲しかったの。ほら、ビラビラでしょ、ビラビラ」 じゃあ最初からそう言いなさいよ。なんでヘンなところへ誘導するかね君は。 |
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1-6 センマイさん (2008/04/13) | |
いいかげんもうヘトヘトなんですが、これで一件目ラスト! 「焼肉萌え擬人化」第六弾、センマイさんです。 長かった。ここまで来るのは本当に長かった。 そしてこれも下絵から仕上げまでに三時間以上かかり、最後までこの有様かとちょっとだけぐんにゃりしました。ほんの、ちょっとだけですがね。 実を言いますと、センマイさんのデザイン入る前に、前述の日暮里犬くんのお話を聞いてたんです。 それで、リクの要はこのセンマイさんだということで、気合も新たにデザインに入ったのです。入ったのですが。 ビラビラ言われましてもね。髪型に落とし込むのは最初に思いついてすんなりと片付きましたよ。ですがその他の部分。ビラビラ、ねえ。 一応ビラビラいうんでゴスロリっぽいのかなあと漠然としたイメージはありましたが、しかし、あれはフリルだとかがビラビラなのであって、短冊状のアレが連なるそれではありません。 スターにしきのみたいなのもちょっとだけ考えはしましたが、そうなると当初のプランから大幅にずれてしまいます。 どうしたものか。 ままよ、とばかりに手を動かすことにしました。 描きながら思いましたのは、とりあえず袖あたりにそれらしい意匠を置いときたい、ということでした。ああいう短冊状のものを、どのようにまとめるか。 それで、自然とあのような形になりました。 これで突破口は開けた、ということで、一気にまとめあげました。 後から考えてみますと、センマイって牛の第四胃だったりしたわけで、なかなかうまくまとまったかな、と思います。 で、ですよ。 こんだけやってもまだまだ一件目だということに気がつきまして、ちょっとだけ青ざめております。あああ、どうしよう。 |
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2 プリティーウィッチー夕凪っちー(From BabyPrincess) (2008/04/15) | |
応募締め切り直前になってやっと二件目が処理できたという、なんともいえない体たらくでどうしたものかと頭を抱えております、ちんたです。 しかもこういう時に限って仕事がアレするんですよね、ちきしょうお前ら、わからないんなら言われたとおりにやればいいじゃない。指示もなしに勝手な真似するんじゃないわよドン百姓が。 と、それはおいといて。 二件目はけいたさんからのリクエストです。
「トゥルー家族」という狂気に満ち満ちた概念でお馴染みのBabyPrincessですが、個人的にはこういうやりすぎ感が漂う企画は心底大好きです。 さて十一女の夕凪(ゆうな)ちゃんですが、自分のことを魔法使いの子孫だと思っている可哀相な、あ、いや、可愛らしい女の子でして、なるほど、魔女見習い服というセレクトはど真ん中なわけです。 さて魔女見習い服と一言で申しましても、リクエスト本文にもありますように、おジャ魔女どれみシリーズは「無印」「#」「も〜っと」「ドッカ〜ン」の四作品がございまして、それぞれデザインは異なります。 そして私といたしましては、どれかひとつを選べと言われましてもなかなか絞りきれませんで、仕方なくだかぼくくんにそれとなく聞いてみまして、結局無印のものにいたしました。 都合により、塗りはアニメ塗りとさせていただきました。だってオフィシャルイラスト、絵によってタッチ違うからもうあきらめましたのよ。 で、何年かぶりに資料を引っ張り出して見習い服を描いたわけですが、思った以上にシンプルでちょっと拍子抜けしました。しかしこれだけ少ない記号性で魅力溢れるデザインはそういうないと思います。 作業中のBGMは、気分を盛り上げるために「おジャ魔女CDくらぶその1 おジャ魔女ヴォーカルコレクション!!」をかけてたんですが、なんだか目から汁が止まりません。 それはそうでしょう。なんせ二十台の半分はどれみさんたちと共に過ごしたといっても過言ではなく、その出発点とも言える最初期のCDを聴いて何も感じないわけがないじゃないですか。 結論:おジャ魔女シリーズは人生 反論? する人なんているの? |
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3 メタボリカさん (2008/04/17) | |
ちょいと間が空きましたが、どうにか三件目です。 ブランクの理由については後述いたします。 三件目は、前回一発目から途方にくれたリクエストを出してきた、酔毒手くんからです。
なるほど、前回あれほど「空気読め」って言ったのが功を奏したようですね。 しかしなんですよ、メタボリックですか。いわゆる、メタボリック症候群のことですね、はい。 無 茶 言 う な 日暮里犬くんに引き続き、「ルールを守って楽しく虐殺」ときましたかあなた。 いやむしろこっちの方がタチが悪い。曲がりなりにも日暮里犬くんのリクエストには、視覚的な特徴を備えておりました。 しかしどうですか、このメタボリック症候群は。 視覚的な特徴もなければ、視覚化できる特徴もありません。一体どうしろと。 仕方がありませんので、困ったときのウィキペディア頼りってんで、キーワードを拾い出してそこからイメージを膨らませることにしました。 拾ったキーワードは、「内臓脂肪型肥満」「高血糖」「高血圧」「高脂血症」「シンドロームX」「死の四重奏」 で、ですよ。 シンドロームX ↓ Xだから十字手裏剣? ↓ 十字手裏剣なら内臓型肥満との合併的なところも表現できるかしら ↓ そいじゃ、ムチムチ爆乳くノ一だ といった具合で作業を進めまして、下絵までこぎつけました。 しかしどうでしょう、なんだかしっくりこない。 しまいにゃ脳内でマーク・パンサーが「違うよ。全然違うよ」なんて言い出す始末です。 じゃあ俺は一体なにをどうすればいいんですかね? 「もっとシンプルでいいんだよ」 そんなわけで「シンドロームX」とムチムチ爆乳だけで押し進めてみました。 一番最初に思いついたのは、お腹の辺りのXの記号でヘソ出しってあたりで、そこからはとにかく「エーックス! エーックス!」ってつぶやいてましたら勝手に出来上がりました。 しかしまあ初めてこういう体型描いてみましたが、なかなか難しいもんですね。 もうちょっとこう、おっぱいのやわらかさだとかが表現できりゃいいんですが。 さて。 日暮里犬くんといい酔毒手くんといい、どうしてリクエストが脂身つながりなんでしょうか。 こっそり口裏合わせてんじゃないかと、つい勘ぐってしまいます。 |
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4 ダークドリーム 若奥様仕様 (2008/04/19) | |
結局応募総数五通と、前回と全く変わらないのに手間が倍以上かかっていることに頭を抱えておりますちんたでございます。 さて本日は四件目、だかぼくくんからのリクエストです。
にほんのかみさまだったら翌日の新聞がにぎやかなことになっていたかも知れませんが、ダークドリームさんですよ。 今さら説明するまでもないとは思いますが念のため、ダークドリームさんとは「映画 yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」に登場する、主人公である夢原のぞみさんことキュアドリームの影となる存在でして、その名のとおりのちょっぴりダークな雰囲気ゆえに人気のあるキャラクターなわけです。まあ、人気の秘密はそれ以外にもあるのですが、ネタバレになるので伏せておきます。 まあ手元に資料が乏しいものの、これまでのものと違ってそこそこ楽に描けるだろう。 そんなことを考えておりました。 で、おととしくらいに買ったポータブルDVDプレイヤーを使い、手元で一時停止を繰り返しつつ、作業に入りました。 話 が 違 う じ ゃ な い か なにこれ? 描き難っ。 やたらひらひらやらなにやら付属物が多いし、だからといって特典映像の設定資料じゃ小さすぎて詳細がつかめないし、どうなってるのよ。 それでもやると言ったからには描かないと、どうにもなりません。 なんとか、がんばりました。 すいませェん、エプロンでごまかしました。 それでも手間は変わってません。理由は、見ればわかると思います。 おかげで下絵まで描いたところで一旦リタイヤ、昨日のうちに仕上げようかと思ってましたが一日ずれこみました。 おまけにですよ、下絵にとりかかろうとしたところで、その、UMAが発生いたしまして。気体かと思ったら液体が、それも限りなく水に近いそれが、慌ててトイレに駆け込もうとしたボクの内腿をつたっていったのです。 なんでこんなに色んなものがてんこもりなんでしょうか。ボクが何をしたと? ところで。 「ボク、おこめよりお○こがいいです!」と、ちらとでも思った方はこちらをクリック→● |
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5-1 機械仕掛けの妖精 ぎよたん (2008/04/21) | |
とうとう最後のリクエストになりました、ノウモクイラストチキンレースセカンドステージ。最後だからというわけではありませんが、三回に分けてお届けする予定です。 さて五件目のリクエストは、ごいぞうさんからです。
詳細は文中のリンクを辿っていただくとして、これを見た瞬間、我が意を得たりと膝を打ちましたね。 いえね、ここんとこといいますかここ数年、とんとメカにはご無沙汰だったんですよ。 元々男の子ですから、メカ大好きですし、昔はそこそこ描いてたんですよ。 ですがご覧のように萌え絵ばかり描いている次第でして、そろそろメカとか描きたいなあ、なんてぼんやりと思ってまして。 そんなところへこのリクエストですよ。 思いましたね、ひょっとしてごいぞう邸の地下にはモニタがずらりと並んでいて、八歳のメガネと白衣のよく似合う天才幼女がボクのことを監視しているんじゃないかって。 しかしこの、ドロッセル嬢ですか。これはとても素晴らしい造形だと思います。 どう見ても無機質な材質でありながら、仕草やちょっとした意匠でもって少女の愛らしさを表現するとは、そうそうできることじゃありません。 そういうわけで、及ばずながらもやってみました。 元になるぎよたんからして、いろいろな特徴をかなり誇張してデザインしている分、非常にやりやすかったです。 しかし、最後まで迷ったのは顔です。ドロッセル嬢にならい無機質な目のみでいくか、それとも従来のものをメカっぽくアレンジするか。 一応両方描いてはみたのですが、やはり自分の力量からいって普通の顔で行くことにしました。 あと「Fatum Ex Machine」というのは、デウス・エクス・マキナにならって「機械仕掛けの妖精」という意味ででっち上げた言葉です。多分あってるとは思いますが。 で、残り二回はてんぺすたんとあまらたんを描こうかと思います。 しかしながら悪い癖が出ましてねえ、ものすげえ描きにくいデザインになりましてねえ。 気長に待っててください。 |
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5-1(R) 機械仕掛けの妖精 ぎよたん(Retake) (2008/04/22) | |
その、すいません、わがままに付き合っていただきまして。 どうもその、一晩経ってみますと、またぞろ頭の中で声がするんですよ、「違うよ。全然違うよ」って。 どうしたものかと首を捻ってましたら、ようやくその理由がわかりました。 目です。 とりあえずロボに限定して話をしましょうか。 たいていこの手のロボというのは、いかなデザインをしようともその顔に情報が収斂してしまいます。そしてその顔の中でも特に、目にそれは集中します。 で、昨日のブツですが、無機質な目を試しに描いてみはしたもののしっくりこなかったのは、目の形が従来のものであったからです。 目の形がそうであれば自然とそれに引っ張られる形で既存のキャラのイメージが刷り込まれ、メカとしては中途半端に映ってしまう。 しかしだからといって顔の造形をほぼそのままにしてしまえば、キャラよりにデザインが倒れてしまい、結局はどっちつかずのものになってしまう、というわけです。 そういうわけでして、リテイクしました。 |
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5-2 機械仕掛けの妖精 てんぺすたん (2008/04/24) | |
はい、やっとのことで機械仕掛けの妖精、第二弾です。 本日はクイーンオブ処刑器具こと絞首刑の妖精、てんぺすたんです。 前回のアレで顔のデザインが揺れに揺れるわそもそも馬鹿みたいにややこしいわで、ちょっとばかり時間を食っちゃいました。 ていうかもうじき丑三つ時ってやつですよフハハハ。 おでことメガネは最大のチャームポイントなんでどうしても外すわけにはいきませんので、どうにか無機質になるよう処理しました。 で、ですよ。 なんでこんな髪型にしたんだよ。 そもそも大元のデザインからしてとんでもなく描きにくいわけで(たまに描く際にはどんな構造だったか頭を抱えます)、いくら絞首刑がどうとか言ってもこれはないだろうと、毎度毎度思ったりするわけです。 なにせてんぺすたんが生まれた頃にはこの「処刑器具の妖精」というものの明確なデザインラインなんてあったわけでもなく、とにかく「絞首刑っぽい記号を全部ぶちこんじまえ」って具合でできあがったデザインですからねえ。 そのサイドの輪っかはなんかセンサーっぽくしようと最初から決めていたのですが、ディテールやらなにやらがもう面倒で面倒で。 そして本来ロープであるところも、ねえ。 ワイヤーを射出するリールみたいな機構なんですが、当初は前腕部なしで輪っかだけにしようかと思ってました。ほら、よりメカっぽいし。 そしたらなんかバランスは取れないわどこまで大きくしていいか分からないわで、結局この形に落ち着きました。 しかし、描きにくい。もうね、正確に立体を把握できないくせに無茶はするべきじゃあないって悟りましたよ。 まあでもね、実はてんぺすたんが一番のお気に入りなんで、まったく苦痛になりませんでした。ほら、メガネでおでこでおねえちゃんだから。 で、残すはあまらたんだけなんですが、これ以上の無茶をする予定です。 よって、気長に待っててください。 |
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5-3 機械仕掛けの妖精 あまらたん (2008/04/29) | |
長かった戦いもようやくラスト、機械仕掛けの妖精第三弾、あまらたんです。 よもや一ヶ月以上もかかりっきりになるとは、夢にも思いませんでした。 これもですね、元のデザインがアレだけに、いろいろと面倒なことになりました。 最大のポイントはやはり、ロムスとレムスこと、両腕の犬どもです。 ぱっとシルエットだけで、首と前足をクローアームにするというのは真っ先に思いつきまして、あとは口がガバッと裂けて牙が剥き出しになるというギミックもすんなり決まったんです。 でもね、具体的なデザインが全然出てこないのよ。 なんとはなしにシルエットは浮かぶんですが、ギミックを盛り込んだ上で犬の意匠も取り入れた上でのバランスだとかがさっぱりわからなくて、仕事中でも首を捻りっぱなしでした。 で、なんとかそれらしい形が出てきたのが今日の午後。急いで作画に入ります。 なんでこうも面倒な形なのよ。 あれですね、頭の中のものを一旦立体に起こし、なおかつそれを一定のアングルから破綻なく描こうと思ったら、とんでもなく手間がかかりますね。 なんだかんだやってて、気がついたら日付変わってましたよ。 と、いうわけで。 当初の目論見から大幅にスケジュールずれまくったノウモクイラストチキンレース第二弾でしたが、とにかく疲れました。 それでも色々な課題も見つかったり、あるいは普段描かないようなものを描かざるを得ないようなことになったりと、拾えるものも多々ありました。 もうしばらくはこんなことしたくないです。 |