心入れ替えて?編 ← 〜一人旅の果ての再会編〜 新・カブキ団十郎編
あらすじ
因幡に渡ると,そこは一面砂漠地帯.
おまけに巨大な流砂が第4の根の城
砂神城を囲んでいるため,近づくこと
すらできません.千年前,砂神城を
落とした火の勇者たちのことを記して
いる書物も,それを納めている建物
ごと根の一族に潰されています.
カブキは,千年前に砂神城を
落とした火の勇者たちの霊から
砂神城に乗り込む方法を聞き
出そうと,豊岡村に向かいます.
しかし,乗り込む方法はある様
ですが,カブキ1人では砂神城は
落とせないと言われてしまうの
でした…
砂神城に乗り込むのは諦め,
一足先に2本の暗黒ランが咲くという
出雲の国へ向かおうとしたカブキ
でしたが,出雲への道は竜巻と砂嵐
によって進めなくなっています.
海路による国外移動が可能な
カブキにとって,わざわざ陸路を
行く必要はありません.
カブキは国渡りの船で出雲へと
向かうのでした.
出雲に入ってからも,カブキ節は
健在です.
若い女の子を見つけては次々と
声をかけていきます.
さらに隣の石見の国でも立ち寄る
村々で,カブキの口説き文句は
止まらないのでした…
石見の国では,どの村でも豚が
たくさん飼育されています.
カブキもこれには少しおかしい
と思ったようですが,特に探索は
しない様子です.
それとは別に,相も変わらず天狗
たちは1人で旅しているカブキには
非協力的.またもやカブキは隙を
突いて,天狗の持っている巻物を
盗み取ってしまいました.
何とかして暗黒ランを斬って,根の
一族や卍丸たちに一泡吹かせて
やろうと思ったカブキは,2本の
暗黒ランが咲いている,出雲の
根の島に渡ろうとします.
しかし!海上には結界が張られて
おり,無理やり進もうとしたカブキは
国渡りの船もろとも海へ沈められて
しまうのでした…
松江村の海岸に打ち上げられ,
一命を取りとめたカブキでしたが,
しばらくは立ち上がれそうも
ありません.
その間,1人で旅してきたことを
色々振り返ります.飛躍的な
成長を遂げて生まれ変わるはず
なのにと納得がいかない様子.
体が完治したカブキは,師匠の
ヘビ仙人を訪ねます.
すると,そこにはカブキの兄弟子
であるオロチ丸の姿が…
江戸のショーグンの密偵でもある
オロチ丸は,根の一族のことも
色々調べているとのこと.
そして,出雲の地下に強大な力
を感じると言います.
出雲に行ったことがあるカブキは
俺が直接調べて来てやると言い
ますが,カブキ1人で行かすのは
危険と感じたオロチ丸は,自分も
一緒に出雲へ行くと決めます.
そして出雲に渡ったカブキたちは
荒神谷古墳で千年前の火の一族
の兵器・土偶ロボを発見するの
でした.
出雲の地下深くに広がる根の国
の入口までの道は溶岩で塞がれ,
普通に近づくことは叶いません.
しかし,土偶ロボに乗ったカブキ
たちは溶岩の上を渡り,根の国
への入口を探し出します.
そして,一気に突入しました.
カブキたちは,根の国の地下深くで
不気味な神殿を見つけます.
その中には巨大な球体が…
なんとそれは,暗黒ランが吸い
あげた命を増幅し,ヨミの成長を
促進させるというものでした.
カブキたちが破壊しようとしたその時,
根の一族の番人・百獣王が突如現れ
カブキたちの前に立ち塞がります.
死闘の末,戦いに勝利したカブキたち
でしたが,百獣王は最期に気になる
一言を残してゆきます.
それは,聖剣を求めて根の城に進撃
している卍丸たちのことでした.
卍丸たちが今向かっている暗闇城
に入ってしまうと,いかに火の勇者と
いえど,人を豚に変えるという城主・
地獄釜の肉助の術の前ではなす術が
ないと言うのでした…
心入れ替えて?編 新・カブキ団十郎編
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