悪魔の戦士編
連絡線の一室,雷神がベッドで横になっていると壁を突き破ってくるちょんまげ姿の人物が….
もめごとがあったらしく相手は20人だがちょちょいのちょいでぶちのめしたとのこと.このアメリカの地に
1人称が拙者,
小月院禅剛と名乗り,肩書きがジパングのサムライにしてアメリカ1の魔物ハンター
というよく分からないもの….さらには先日アラスカでブリザードを倒してきたという嘘までつく始末….
どうも怪しい.まもなく
シアトルに到着と言うアナウンスと共にどこかへ去っていったのですが,禅剛が
突き破ってきた穴の先にいたのは猫1匹….20人の相手はどこに行った?…この先も長い付き合いに
なりそうですが,インパクト強いキャラですね.
到着まで船内にいる人の話でも聞こうと色々回っていると,夕能の情報が得られました.なんでも
悪魔
の力
を持った戦士だとか.デ○ルマンじゃあるまいし.甲板には禅剛がいたので話しかけてみると雷神
の名前を訊ねてきます.雷神が自分の名と魔物ハンターだと言うと,同業者でござったか!となんだか
嬉しそう.この国に来た目的を聞かれたので夕能を探していると雷神が告げると禅剛は夕能のことを
知っていて案内するというではありませんか.いや,本当かどうかは怪しいんですがね….
そしてシアトル到着のアナウンスが.
「タラップに段差がございます!足元に御注意下さい!足元に御注意下さい!」
そんなに足元(足下)って連呼しないで下さい.言われなくても十分注意しますから(笑).なんて思って
いるとホントに出てきちゃったよ足下….シアトルの港で雷神のことを待ち構えている
Mr.アシモト
アラスカでの雷神の活躍を聞きつけご挨拶に来たと言います.

シアトルはインディアンの村のようです.村のギルドで,まずは獲物加工
『ライトソード(クリスタル)』
『漁師の着流し(毛皮)』を造って雷神に装備させました.村の中央に一風変わった人物がいるので,
話しかけてみます.
どうやらこの村の酋長のようで,
チーフ・ブルと名乗ります.また,雷神のことも知っている様子.のろしで
アンカレッジから連絡を受けたとのこと.本当にのろしの連絡が見えたのでしょうか?禅剛のアラスカで
上げたのろしがシアトルで見えるでござるか?という問いに対しブル酋長はインディアン,ウソつかない
と….そこに1匹の犬が現れ,酋長はインディアン大自然と友達,動物も友達.と言って犬に近づこうと
しますが,犬はウウウ〜と警戒しています.雷神もそれを見て様子がおかしくないか?と言うのですが,
酋長は大丈夫トモダチ,トモダチと言って聞きません.案の定,その犬に襲われています….
そしていつの間にやら無数の犬たちに周りを取り囲まれています.雷神は奥にもう1匹でかいトモダチが
いる気配を察知し,出てくるよう促します.するとサイドカーがついたバイクに乗った犬人間が雷神たちの
前に現れました.掃除屋の
ドッグと名乗っています.誰かに命令によりシアトルの村の掃除に来たのだ
とか.ドッグの合図と共に犬たちが一斉に襲い掛かってきました.
すると突然,禅剛が急用を思い出したのでと言って逃げ出すではありませんか!そんなキャラだと薄々
感じてはいましたが,そりゃないよ〜という感じです.しかし戦ってみると敵は大して強くありません.
キャンディの犬という名前から察するに次の敵はどうやらキャンディというのでしょう.
3匹倒すと村の奥からインディアンの少女が現れました.
「心配するな!敵じゃない!名前夕能!一緒に子供助ける!!」
そう言って雷神の仲間に加わってくれます(NPCですが).ここでいきなり夕能が現れるなんて意外な
展開です.
するとドッグは
悪魔の戦士のおでまいしかいと言う言葉を残し,さっさと引き上げていきました.
このあきらめの速さ…相当夕能を警戒しているようです.しかし,村を救った夕能を待っていたのは
村人たちの冷たい視線と言葉….皆,夕能のことを悪魔の戦士と恐れ逃げていくではありませんか.
寂しげにジャマをしたなと告げ,夕能はどこかへ行ってしまいました.
酋長に事情を聞くと,夕能はインディアン最強の戦士なのですがその力ゆえに悩んでいるとのこと.
そして酋長は雷神に問いかけてきます.本当なら花を摘んだり,おしゃべりしたり,恋をしたりする普通の
娘のはず…しかし生まれつき備わった力と戦いを余儀なくされるこの時代がそれを許さない現実という
のを考えたことがあるかと.また,白人たちが夕能のことを悪魔の戦士と呼ぶようになってから村の皆も
夕能を恐れ,その力を悪魔の力だと思うようになっていったそうです.この話が本当だとすると,どうやら
夕能の力が悪魔の力だというのはデタラメのようですね.でもインディアンたちにはその意識が根深く
染み付いていそうです.
酋長の話の途中,1人のインディアンが家の中に入ってきました.でも確かにインディアンなのですが,
その容貌は明らかに白人の物….しかも村が襲われたことに対して高笑いしているではありませんか.
全く,いきなり入ってきて失礼なヤツです!酋長とこの男は知り合いのようで話によると彼は
ロウ・ドッグ
といってこの村の出身らしいです.でも酋長には嫌われているようですね.雷神と夕能がこの村を救った
と言う酋長に対して,ロウ・ドッグは夕能が村を救ったんじゃなくて夕能みたいな悪魔の戦士と関わって
いるから村が襲われたのだと主張します.…それは一理あるかも.夕能が目ざわりだったら,それに
関わりのあるこの村も目ざわりでしょうから.
さらにロウ・ドッグは『あのお方』を怒らすな,こんなもんじゃすまなくなるぜと言い残してこの場を去って
行きました.なるほど,よくある話ですね.村を売って敵に内通しているヤツですかロウ・ドッグは.
ロウ・ドッグが去った後,酋長は彼のことを,かつて夕能と共に腕を競い合った戦士だったのに,今は
インディアンの心を失って白人の犬に成り下がったと残念そうに言います.また,この国に白人が来て
から皆おかしくなったとも.ワタシ大丈夫と言っているあたりは中々面白いのですが,それにしてもこの
酋長,字幕通りにしゃべらないですね〜.アドリブ効きすぎ(笑).話の最後に夕能の心を開いてやって
ほしいと言い
『イーグルの翼』を雷神に渡しました.
夕能の家はシアトルの東にある
イエローストンの山頂にあって,石舞台でこの『イーグルの翼』を使うと
行けるとの事です.
先程,そんな遠い所からいきなり駆けつけたとも考えにくいので,多分夕能はこっそりシアトルに来ては
村の様子を伺っていたのでしょう.さっそくイエローストンへ向かうことにします.
氷の宮殿編 暗黒教団の魔手編
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