Last modified: Fri Mar 30 00:38:27 JST 2001

2001年3月

3/30 読ませたかったよ
 なんかまた死体をミイラ化させてしまった人がいるらしい(しかも両親の).動機は聖書を読んだ独自の解釈からだとか.
 ああ,読ませたかったよ『誰も教えてくれない聖書の読み方』(笑).ってなんか大槻ケンジみたい.

3/25 『知の欺瞞』
 さて,『知の欺瞞』である.これはだいぶ前に購入して読み終わって,その直後に書いたメモには「要は『トンデモ本の世界』」「相対論者は二元論(もしかすると一元論)に陥っている」と残っている.
 しかし,そのメモとほとんど同じ観点からの書評が,SF Onlineで菊地さんによって書かれてしまっている.ううむ,先を越されてしまった.
 でもイリガライなんかはほんとにすごいんだぜ.少なくとも引用されている部分は.本当に『トンデモ本の世界』を読んでいる錯覚に陥ったくらい.あの世界を多少なりとも知っている人は当然持つような感想ってことだあね.でも世の中にはイリガライのあの部分をまじめに読んで研究している人がいるんだろうねえ.世の中は広い.

3/20 Mel Ramos/html
 今日紀伊国屋新宿南口店に行ったら,洋書の美術書がバーゲンをしていた.TashenのMel Ramosの本が500円だったので思わず買ってしまった.Mel Ramos,人気がないのだろうか? というか今時ポップアートでもないのか?

 普段htmlを書くのに使っているhtml-helper-modeのversionを2.19.1.1にあげる.しかしhtmlの企画もしばらくチェックしていない間に4.01とかになっていて,</p>を省略できなかったり,よりSGML(というかXML?)ライクになっているなあ.とか言いつつこの文書では</p>を省略しまくりなのだが...そろそろなんかhtml書きツールを使う時期だろうか.最近は何がいいのかな?

3/16 コメディ・リリーフ
 巷では森首相が退任するのしないのとかしましいが,私は彼が退任するとちょっと寂しいようなきがする.
 それはやはり恒例の失言が報道されなくなってしまうからだろう.彼が首相就任する以前,幹事長の頃から彼の失言には注目していたし.このような気持ちは私以外も感じるようで,アメリカのサンノゼ・マーキュリー・ニューズ紙には「だけどモリが辞めちゃったら、だれがお笑いのネタを提供してくれるの?」という社説を載せたらしい.ちなみに彼の失言集もあり.願わくば彼の後任も,彼並みのコメディアンでありますように.
 森首相への思い入れ(笑)については,他にも私が初めて会社勤めをして初めての上司というのを持ったとき,その上司を理解するのに役に立ったというせいもある.日本のただのおっさんのプロトタイプの理解の役に立ったのである.そう,日本の標準的なおっさんというのは,シビアな判断を要する場では「知的障害があるのではないか?」と疑われるくらい愚かな振る舞いをするのである.

3/15 服装規定
 某社のカジュアルデーの服装禁止項目というのをたまたま目にすることがあった.
  1. Tシャツ、襟無しシャツ、アロハシャツ等
  2. ジーンズ、半ズボン、スウェットシャツ、トレーニングウエア等
  3. スニーカー、サンダル等
  4. シャツのスラックス外出し(シャツのデザインが上着的なものであれば可)
  5. 目に余るほど派手な色遣い、デザインのもの
 こんなしばりのあるどのへんが「カジュアル」なのだろうか? それとも世の中の「カジュアルデー」ってこれが標準? スニーカー・ジーンズ・Tシャツ・スウェットが駄目だったら、私の私服はほとんど駄目だぞ.その辺歩いている若者のほとんどが駄目だろう.私が通っていた高校も私服のところだったが,こんなに厳しくなかった.ちなみに週一回金曜日だそうだが,いい年こいた大人相手の,たかが週一日のカジュアルデーに,高校の校則よりもきつい縛りをかけるとは...日本企業恐るべし.

3/11 アナグラム力/自分を大切に
 道端で見掛ける看板などを,その看板の目指しているメッセージとは正反対の方向に読み間違えてしまうことがよくある.
 例えば最近では,

しみぬき
手仕上げ
	  
という看板を見て,「手ぬき」と読んでしまったり,

牛たんラーメン
牛たんつけそば
	  
という看板を「たんつぼラーメン」とか読んでしまうのである(それは無理だろう).まあこの辺は「アナグラム力」がついてきたと思うことにしよう.

 一頃,女子高生の間で売春(いわゆる援助交際)が流行ったときに,「もっと自分を大切に」なんておためごかしが世間を流布していた.ここのところ巷の情勢を見るに同じ感想を持ってしまう.というのは別に女子高生ではない.サラリーマンのいわゆるサービス残業である.
 サラリーマンというのは,結局自分の労働力を時間で切り売りして,報酬を得ているのである(おお!マルクスじゃん).そこでサービス残業,つまり残業代のつかない残業をするということは,提供した労働力に見合っただけの報酬を得られないということで,結局自分の労働力を安売りしていることになるのである.
 そうやって自分の貴重な労働力(これは他に売るモノがないという意味で貴重,ってこと)をむざむざ安売りして金を稼いでいる,自分(の労働力)を大切にしない人々の娘が,金を稼ぐ際に自分の体を大切にしないのは至極当然なのかもしれない.

3/8 逆切れ
「逆切れ」という言葉は,ついに朝日新聞にまで使われる言葉になったらしい.というのはこの記事.かいつまむと,父親が,娘がいじめをしていると学校で言われ逆切れして,いじめられっこの家まで行って木刀持って暴れたという話.いじめがもし事実ならば,この親にしてこの子ありの好例なのだろうなあ.

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