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パンを焼こう


 手作りパンの魅力って何でしょう。スーパーでもパン屋さんでもいろいろな形・かたさ・味のものが売られていて、おいしいパンがいっぱいです。作るのはなぜ?実際のところ特別安くつくれるというわけではありません。しかも、スーパーに行けば安いだけのパンならいくらでもあります。おいしく作れる?自分好みにはなるかもしれませんがおいしいパンならやっぱりプロでしょう。
 私がパンを作るのが楽しいなと思うのは、膨らむときです。一次発酵、二次発酵、焼き上げ。その過程の一つ一つで膨らんではへこませ、膨らんではへこませ、で、焼き上げでもまた膨らむ。このへこたれないところが好きです。(笑)
 もちろんへこませるのは気泡の分割という重要な役割があってのことで、決してパン生地をいじめているわけではありません。そして、繰り返されたパンチにくじけず膨らみ続けたパンが、焼きあがったときの香りは最高です。
 それはさておき、パンを作り始めて10年。時々のおさぼりも交えながら、趣味の欄にはとりあえずパン作りなどと書いております。

●てごねのこと
 フランスで工場制手工業から工場制機械工業に移行するときぶどう酒作りの職人たちが、「足で踏んで絞ったほうがおいしいワインになる!」と言って機械化を反対したという話を聞いたことがあります。日本でもおにぎりは手で握ったほうがおいしいと言いますよね。理論的なことはわかりませんが、やはり人間には何か目に見えないパワーがあって直接体が触れて作ったほうがよりおいしいものが作れると信じています。
 ですから、パンも機械でこねたものより手でこねたもののほうがおいしくなるのではないかなと思っています。
 でも、パンをこねるのって大変なんですよね。力仕事です。こね具合でおいしさも違ってくるし最悪の場合膨らまない!なんてこともあります。機械だと、最高のものとはいかなくても無難なものが必ずできます。間違いがありません。
 初めてパンを作ったのはてごねでした。これが意外とうまくいって、おいしくできていたと思います。でも、やっぱり楽したいなーという気持ちもあってパンこね機を購入。パンこね機がこねてくれている間は、それまで拘束されてきた10分〜15分のこねる時間に他の用事もできるわけです。そして、その後結婚して、子供も生まれるとますますてごねから遠ざかり、すーっかりてごねの感覚を忘れてしまいました。
 でも、やっぱりてごねをしたときの喜びというか、こねる時のあの感触はたのしいんですね。おとながしても変に思われないねんど遊びっていうんでしょうか。(笑)もう一度したいな。ところが、挑戦してもなぜかうまくいかない。
 そんな時、懸賞でパン教室が当選しまして…。思っていれば願いはかなうものです。お教室に通わせていただいたおかげで、てごねもどうにか復活することができました。ま、たまに失敗します。これは自分のいい加減なやり方のせいでしょう。
 で、まあ、てごねの意義とは、作る喜びが増し、ハンドパワーでおいしくなる(たとえ自己満足でも)ということでしょうか。

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