さっぽろ市営バス情報館トップページ＞札幌市営バス路線データファイル＞(西21)山の手線

この路線は、地下鉄東西線西28丁目駅前と同線宮の沢駅前までを結ぶ駅間接続路線として利用され、朝夕は沿線の
札幌西高校や札幌山の手高校の生徒で、並行する(環20)山の手環状線とともに学生で賑わう路線です。また、独立
行政法人国立病院機構西札幌病院(以下、国立西病院)の通院やお見舞いの行き帰りにもよく利用されます。

東西線開業前は、これらの学校・病院、地下鉄開業を見込んで造成・分譲され始めたニュータウンのある西野地区
と、大通のバスセンターとを結ぶ都心直通便がメインでしたが、少数ながら札幌駅前まで乗り入れる便もありまし
た。その大通発着便と札幌駅前発着便の経路の分岐点は「向陵中学前」で、現在の西28丁目駅前にあたるため、昭
和51年に東西線が開業した時も、経路を変えずに、地下鉄と並行する部分だけ廃止、(西21)山の手線として改称、
更に(環20)山の手環状線で輸送力が増強されました。
また、この路線の特徴は、現在に通ずる各路線の要素を併せもっていました。当初、西野ターミナル(ターミナル
開設以前の昭和40年夏ダイヤまでは「手稲東町」)〜西野第二間の区間輸送路線として誕生した「西野中央線(当時)」
が、昭和40年代に山の手線の系統に加わり、運行区間も延長され、バスセンター(一部は西野ターミナル発着)〜西野
第二間を運行し、地下鉄開業後は(西43)西野第二線として独立します。また、(西44)工業団地線も、山の手線の系統
として「バスセンター〜天狗橋(一部は向静学園前発着)」間を運行し、同様に地下鉄開業後は(西44)工業団地線とし
て独立しました。

その後、同線をめぐっては、沿線の札幌香蘭女子学園高校が昭和63年に、男女共学化に踏みきり、学校名も地域名を
冠した現在の「札幌山の手高校」となったため、市営バスで25年以上呼称された「香蘭学園前」停留所も、「山の手
高校前」へ名称変更するに至りました。
平成11年には、上手稲神社前発着が、地下鉄東西線延長開業に伴い、宮の沢駅前発着となりました。同時に、(西20)
宮の森線と(環20)宮の森環状線が統廃合されたのに伴って、運行便数は(西21)山の手線も含めて再編されました。
その後、平成12年にはノンステップバスが琴似営業所に導入され、国立西病院を経由する同線でもノンステップバス
の運行が開始されました。

★参考リンク
各駅停車様の「各駅倉庫」所蔵の
該当路線時刻表画像ページへジャンプします。
昭和47年11月15日改正
昭和48年５月１日改正
昭和48年11月10日改正
昭和49年５月１日改正
昭和49年12月改正
昭和50年５月改正
昭和50年８月改正　　【平日】　【日・祝日】
昭和50年12月20日改正
昭和51年６月10日改正
昭和51年12月改正

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