ヤブマオ

やぶまお
Boehmeria longispica

イラクサ科

奈良県御所市
2002.9.8

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夏の終わりに淡緑色の長い穂をつける多年草で、全国の山野で普通にみられます。

高さ1mほどにまでなり、葉は対生して質が厚く、葉脈がへこみ、表面がざらつきます。葉の基部は円形から心形で、縁は大きな鋸歯(きょし:ぎざぎざになること)をもちます。
花序は1本の枝に花のかたまりが隙間なくついて穂のようになります。
多年草ですが、冬には地上部が枯れてしまいます。

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見分け方

よく似たオニヤブマオは葉の裏にビロード状の毛が密生します。
メヤブマオは葉の質が薄く、花序の花のかたまりが離れてつきます。
カラムシは葉が互生し、葉の裏が白いのですぐに区別できます。

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