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片面切削の張り合わせですむ形ばかりとは限りません。
そんなときにはこの手法。
両面切削用のデータです。
黄色部は製品
赤部は位置合わせ用の基準
グレー部は製品と基準をつなぐ柱
ここは切削終了後、手加工が必要になるので
なるべく単純な形状のところでつなぐ様にします。
片面切削とは異なり
製品を基準で挟むような配置になります。
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切削データに大きさをあわせた切削材料を準備します。
両面切削は材料の寸法精度が高いほうが失敗せずまた楽にできます。
寸法確認にノギスは必需品
(僕はこの材料もMODELAで削りだしてます。) |
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位置合わせの儀式を忘れすに行って
片側を仕上げ切削まで済ませます。
ここまでは片面切削と同じです。
ただし、反対の面を切削するときの基準がなくならないように、
底面は少し残る最大切削深さに設定しています。 |
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裏返して向きに注意しながら材料を固定
位置合わせの儀式のあと、
残りを切削して出来上がりですが、
ここでポイントがあります。 |
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裏返したとき
1回目に使った位置合わせの面がどこに来ているか
と
材料寸法の精度
がポイント。
1回目と2回目で違う面を位置合わせに使うようになるところは
実際の材料寸法とデータ上の材料寸法のギャップ分を
位置合わせの時補正してあげましょう。
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ズレを最小限に抑えた両面切削の製品が出来上がり。 |