写真

2002年4月30日設置

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2010/04/10(土) 稲荷鬼王神社(新宿)
一枚目 皆中稲荷神社
二枚目 大久保 百人町の風景
三枚目 稲荷鬼王神社

百人町から歩いて稲荷鬼王神社にお参りしました。

稲荷鬼王神社は都営大江戸線東新宿駅から歩いて5分ほどの場所にあります。
百人町から歩いていくとかなり遠いので、東新宿駅から行くことをおすすめします。

使用
カメラ
DMC-GF1

使用
レンズ
G 1:1.7/20
■鬼王神社
鬼王神社

鬼王神社の敷地内には恵比寿神も奉られています。

■鬼王神社の水鉢
鬼王神社の水鉢

鬼王神社正面の鳥居左脇に珍しい水鉢が置かれています。

この水鉢は文政年間(1818〜1829)の頃に作られたもので
うずくまった姿の鬼の頭上に鉢を乗せた珍しい様式です。
私は今までこのような水鉢は見たことがありませんでした。

水鉢の左脇に旗本屋敷にまつわる伝説を記した石碑があり
文政の頃、加賀美某の旗本屋敷に置かれていたこの水鉢で毎夜井戸で水を浴びるような音がするので
ある夜に刀で切りつけたとの事。その後、家人に災厄が頻発したので鬼王神社に寄進されたそうです。

碑文によるとその時の刀傷が鬼の像に残っているそうですが
いろいろ探したのですが、私は見つけられませんでした。 残念...

■鬼王神社の狛犬
鬼王神社の狛犬

鬼王神社の狛犬は、珍しい様式です。

■鬼王神社の狛犬
鬼王神社の狛犬

鬼王神社は周りをビルに囲まれた、いかにも東京的な神社です。

■狛犬
狛犬
■天水琴
天水琴

社殿脇にある水琴窟(天水琴)。これまた珍しい装置です。

背後に見える大きな甕に社殿に降った雨水を溜め込み
少しずつ地面に流し込んでいきます。
手前の砂利の地中に埋められた甕の中に水滴が落ちる音が反響して
竹筒を通して音が聞こえるという仕組みです。

■天水琴
天水琴

背景としてボケて映っているのが、水滴が地面にしみこむ箇所。
竹筒の穴は音を聞くところ。
ヒヨヨ〜〜〜ン、ヒヨヨ〜〜〜ン と不思議な音がします。

そもそもの水琴窟の由来は小堀遠州の考えた、くつばいの排水装置、洞水門といわれています。
江戸期の庭師が水琴窟の名で音を楽しむことを兼ねた装置として各地に作りましたが
時代と共に廃れました。
この水琴窟(天水琴)は平成16年に作られたものです。

■お賽銭箱
お賽銭箱

賑やかなお賽銭箱。
江戸時代の火消しの紋がついていました。

■狛犬
狛犬

狛犬の台座の上に鉢植えがありました。
誰かが置いたのだと思いますが、人の気配を感じさせる。

■狛犬
狛犬
■鬼王神社の境内にて
鬼王神社の境内にて
■鬼王神社
鬼王神社

石灯篭の足元で、椿の花が咲いていました。

■鬼王神社
鬼王神社

石灯篭の家紋。

■鬼王神社の境内にて
鬼王神社の境内にて

境内脇にて畏まって座る、黒ぶち猫。

一枚目 皆中稲荷神社
二枚目 大久保 百人町の風景
三枚目 稲荷鬼王神社
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