郷土玩具

先代鷺山が1930年代に集めた郷土玩具です。物心ついてからは父の仕事をしている姿しか記憶にない私には、仕事部屋に置いてあった郷土玩具は、父のいない間にこっそりと 除き見る物でした。父は決して子供たちにも母にさえも触らせませんでしたので、父がなくなってから、これほどの数があったとは、それも遠く熊本の郷土玩具まで、紙や竹などで出来ていた物は、保存が悪く壊れてしまいましたが、土で出来たものが300点以上、今ではもうなくなってしまった郷土玩具もあるのではと思うのですが、正月3が日の他はもくもくと仕事をしていた父.、私の知らない独身時代のもう1人の父の姿、そして歩いて来た道を知りたくて、分類の仕方も、どの地方の玩具なのかも分かりません、これを御覧になってどこの郷土玩具なのか教えていただけたらと作ったページです。

2004年1月17日
蚕鈴さんから実際に見ていただいての掲示板の書き込みから
先日、郷土玩具を拝見しました。何時も名古屋に行く時に通る道を少し入った一画の近代的な建物に囲まれた中に、懐かしさを感じさせる風景があったことは驚きでした。生前に親しくして頂いた野田さんが戦前に製作された玩具が多く残されており、戦災を免れ残ったことを嬉しく思います。残されている野田さんの作品の多くは趣味家相手に製作された物が大半であり、残されている郷土玩具の冊子の中に、昭和2年4月から昭和8年3月まで名古屋市内で浜島静波氏等により発行された「多納趣味」が数冊あり、当時の趣味家との交流があり玩具を収集されたと思われます。
少しづつ私が分かる範囲で産地について書いてみます。と言う事で分類項目の天神に教えていただきました内容を書きました。


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猿    20点 鳥      38点 鶏  6点 ふくろうと雀 11点 
犬 7点 猪 3点 牛 8点 虎 5点
兎 8点 龍 2点 蛇 1点 馬 12点
羊 3点 猫 7点 狸 4点 かえる 4点
獅子 11点 鯱 5点 だるま 7点 貝 12点
お面 4点 土鈴 13点 鯛 7点 7福神 10点
貯金箱 7点 顔 19点 兵隊 5点 天神 13点
男 26点 女 27点 その他 22点