Garo chronicle


漫画誌の枠を超えて、様々な表現分野に影響を与えてきた雑誌「月刊漫画ガロ」。
その偉大な歴史の中に登場した作家、ガロ及び当時の出来事などをまとめたページです。



■ガロ登場作家リスト■
・このリストは、『ガロ』2000年2月号「ガロ・クロニクル」を転載したものに、管理人が加筆したものです。
・1964年の創刊から2000年1月号までに、「ガロ」に漫画を執筆した作家を号数順に掲載。
・作品タイトルは、入選、初登場を問わず、最初にガロに執筆した作品のもの。
・評論、エッセイ、写真、インタビューなどでの登場は除外しました。

1964年〜 ■1970年〜 ■1980年〜 ■1990年〜

号数 作家名(括弧内は別ペンネーム)、作品名 当時の出来事
1964(昭和39)年
創刊号 白土三平 『ざしきわらし』
水木しげる(武良茂、東新一郎) 『不老不死の術』
諏訪栄小島剛夕)  『海原の剣@』

7月24日、長井勝一により青林堂から『月刊漫画 ガロ』創刊。800部、130頁、130円。誌名の由来は白土三平作品の登場人物『大摩のガロ』という忍者の名から。

12月号より、白土三平『カムイ伝』連載開始。


10月号 楠勝平 『仙丸@』
11月号 どや一平 『玉すだれ@』
12月号  
1965(昭和40)年
1月号  
4月号誌上で、「つげ義春・九鬼まこと、両君至急当社に連絡乞う」との呼びかけが欄外に掲載。

6月号、通算10号。

8月号、つげ義春が初登場。

9月号、初の入選作が掲載。

2月号  
3月号 ふじ沢光夫(藤沢光夫) 『若草漫歩』
4月号 前川宇見太 『忍者の行くところ』
5月号 高野幸雄 『ノッポとチビは星を見た』
6月号 影丸譲也 『目撃者』
7月号 おがわあきら 『戦いあるかぎりに@』
正井しげ魚 『完全』
8月号 つげ義春 『噂の武士』
9月号 陳志明 『おチョコで呑まない酒』
つりたくにこ 『人々の埋葬/神々の話』
星川てっぷ 『顔の曲がった男の物語』
渡二十四 『真昼』
10月号 鬼童譲二 『走る殺意』
11月号 加治一生 『馬糞物語』
タカ・ユキ 『古パン』
12月号 みつはしまこと(三橋誠、三橋乙椰、シバ) 『ある日若者は旅立った』
1966(昭和41)年
1月号 増田義忠(桝田義春) 『巨塔』
『ガロ』の売り上げが伸び、年末8万部で返本率7%を記録。
ただし、『少年マガジン』は週刊で100万部を突破。


6月、ビートルズが来日。

12月、ディズニーの創始者・ウォルト・ディズニー死去。享年65歳。

2月号 もりただし 『前世紀』
3月号 永野久江 『どうしてもとびらをあけてそとへでることができない!』
鳴海幸保 『愛して愛して愛しちゃったのよ』
4月号 九喜良作 『勝利者』
5月号  
6月号 勝又進 『勝又進作品集@』
えんどけいきち 『秘剣』
タナカ憲 『少年の詩シリーズ』
富永聖一郎 『偽りの絵』
7月号 並木達二 『コマ』
8月号 竹山ノリヒロ 『ベム』
田代為寛 『宇宙の出来事』
鈴木茂 『祖国は誰のものぞ』
柘植茂晃 『アメーバ』
9月号 池上遼一 『罪の意識:』
10月号  
11月号 佐々木マキ 『よくあるはなし』
沢田ともひろ 『反発の平和』
12月号  
1967(昭和42)年
1月号  
1月、虫プロ商事より『COM』が創刊。手塚が『ガロ』に触発され創刊したと言われている。

2月、白土三平『忍者武芸帳』を大島渚監督が映画化。

権藤晋高野慎三)、山根貞男石子順造梶井純らが漫画批評同人誌『漫画主義』を創刊。

小学館より『ガロ』吸収(買収)の話があるも、熟考の結果、断る。小学館は『カムイ伝』を獲得したかったらしい。

新宿を中心に『フーテン』族出没。

2月号  
3月号  
4月号 滝田ゆう 『あしがる』
山本いくお 『スリ』
5月号 永島慎二 『仮面』
南波健二『戦場』
6月号 池内誠 『反乱』
升田かずお 『マンガ革命』
9月号 コモリマコト 『妙薬TCM』
やすだたくお 『罪の意識』
10月号 あしべつおさむ 『自転車泥棒』
11月号 豊島雅男 『不眠症』
林静一 『アグマと息子と食えない魂』
12月号 かしやまのぼる 『漂流』
1968(昭和43)年
1月号  
6月号、「つげ義春特集号」で『ねじ式』が発表。

9月号、通算50号。

『あしたのジョー』、少年マガジンで連載開始。

1月、マラソン選手・円谷幸吉が自殺。享年28歳。

6月、奇跡の人・ヘレン・ケラー死去。享年87歳。

12月、東京府中市で3億円事件が発生。

2月号  
3月号 森本哲弘 『汽笛』
4月号 せと・みづみ 『太陽の詩』
5月号 日野日出志 『どろ人形』
6月号【つげ義春特集号】  
7月号 原田孝子 『プチ』
8月号 赤坂一郎 『月子観音』
直野祥子 『実権』
9月号【異色漫画傑作集】 高橋わたる 『恋』
聖一朗 『ペシミストの死』
10月号 仲佳子 『海はおずき』
11月号  
12月号 つげ忠男 『丘の上でヴィンセント・ヴァン・ゴッホは』
1969(昭和44)年
1月号 大山学 『遭難』
この頃、学生運動の活動家たちが青林堂に出入りし、編集部内にはヘルメットが積まれていた。

美學校が創立される。歴代の講師は鈴木清順、澁澤龍彦、唐十郎、赤瀬川原平など。久住昌之、南伸坊などを輩出。

反体制フォークが流行。

2月号  
3月号 向後つぐお 『ひとつぶのなみだ』
小山春夫 『おゆき』
4月号 高橋高雄(橋高雄、矢口高雄) 『長持唄考』
4月増刊号【滝田ゆう特集号】  
5月号 ヒロヲサツ 『思えばとおく』
6月号  
7月号 古川益三 『野風呂』
7月増刊号【永島慎二特集号】  
8月号
9月号 淀川さんぽ 『少年』
10月号  
10月増刊号【勝又進特集号】  
11月号 鈴木翁二 『庄助あたりで』
12月号 巴義 『巴義作品集』
1970(昭和45)年
1月号 西たけろう 『悪夢』
森町長子 『ほっぷすてっぷじゃんぷ』

1月、円谷プロ社長・円谷英二死去。享年68歳。

3月、赤軍派による、よど号ハイジャック事件が発生。

4月、ポール・マッカートニー脱退でビートルズ解散。

9月、ミュージシャンのジミ・ヘンドリックス死去。享年27歳。

11月、小説家・三島由紀夫が楯の会会員4人と自衛隊に乱入。クーデターを訴えるが失敗し、その場で割腹自殺。享年45歳。


2月号 大谷弘行(陰溝蠅兒、谷弘兒) 『流星』
辰巳ヨシヒロ 『さそり』
2月増刊号【林静一特集号】  
3月号 谷口正和 『タイトルはない』
4月号 北川由紀子 『子守唄』
森本清彦 『通路’70』
5月号 安部慎一 『やさしい人』
5月増刊号【池上遼一特集号】  
6月号 赤瀬川原平 『お座敷』
藤井勉 『万年雪』
7月号 いばら美喜 『勝利者』
8月号 星川忠 『捜索者』
8月増刊号【楠勝平特集号】  
9月号 天野としお 『今日もどこかで・・・・・・』
10月号  
11月号  
12月号  
12月増刊号【つりたくにこ特集号】  
1971(昭和46)年
1月号  
7月号、『カムイ伝』第一部終了。連載終了74回。

12月号、通算100号。

2月号 やまだ紫 『ああ、せけんさま』
3月号 棚瀬哲夫 『はじめに漫画的でないものとして』
4月号  
4月増刊号【つげ義春特集号A】  
5月号  
5月増刊号【つげ忠男特集号】  
6月号  
7月号 花輪和一 『かんのむし』
8月号   
9月号  
10月号 川崎ゆきお 『うらぶれ夜風』
11月号  
12月号  
1972(昭和47)年
1月号 秋竜山 『マッコおじちゃんの嘆き』
寿し・寧 『マー坊』

青林堂設立10周年。

永島慎二『フーテン』が人気。

林静一の同名作品をテーマにした、あがた森魚の唄『赤色エレジー』が人気。

元・青林堂の高野慎三により北冬書房から『夜行』が創刊。

2月、浅間山荘事件が発生。

4月、小説家・川端康成が仕事場の逗子マリーナマンション407号室でガス自殺。享年72歳。

2月号  
3月号  
4月号 宇原泰年(権泰年) 『猟奇塔』
5月号 堀口寿美 『みなさん信じて下さい』
6月号 屋我平勇 『こんなさわぎ』
7月号 久納徹 『灰色の鎖』
8月号 吉田昌一 『北への旅人』
9月号 岩本久則 『鳥巣鸚鵡という男』
高信太郎 『怪人二十面相予告編』
佐伯慎一 『雨の少女』
富岡県 『某月某日早朝のこと』
10月号 司野大 『ローカル線にて』
11月号  
12月号  
1973(昭和48)年
1月号 秋山しげのぶ(夏草しげのぶ) 『地方大学強姦学部』
10月、オイルショックが起こる。

2月号 ガンケ・オンム 『あいちゃん』
3月号  
4月号 佐藤義昭 『旧友』
5月号  
6月号 菅野修 『星の夜の物語』
7月号 坂口尚 『無題』
ふぐ正 『雨の流れに』
8月号 蛭子能収 『パチンコ』
深見春夫 『前衛食堂』
増村博(ますむらひろし) 『1975』
9月号 志村光男 『CO16号の場合』
10月号  
11月号 もと・のりゆき 『海』
12月号 木村重男 『風呂あがり』
野間吐史 『ねぼけ堂異聞』
山松ゆうきち 『故郷紀行』
1974(昭和49)年
1月号  
3月15日、心臓の病を悪化させていた楠勝平が、入院先の病院にて死去。享年30歳。

3月、ユリ・ゲラーが来日。超能力ブームが起こる。

4月、国立博物館でモナ=リザ展が開催。


2月号  
3月号 村野守美 『懸崖』
4月号 唐仁原教久 『王道楽土』
ひろき真冬 『幻想曲』
5月号 小川小 『結婚します!』『離婚します!』
6月号【楠勝平追悼号】  
7月号 蟻田邦夫 『浮雲』
8月号 どくまん(どおくまん) 『粗相』
藤原マキ 『絵日記』
9月号 安西水丸 『怪人二十面相の墓(前編)』
三上貞雄 『悪夢』
10月号 塚本俊昭 『鷹は飛ぶ』
長沢正芳 『ひねもす跳ねて』
11月号 立花尚之介 『びーとるずの午後』
12月号 大熊賢二(熊谷賢二) 『9月23日』
1975(昭和50)年
1月号  
パルコ出版から『ビックリハウス』が創刊。読者参加企画がメインとなり、一般読者から多くの才能を輩出した(75年1月号〜85年11月号まで)。

 
2月号 森幸雄 『逆恋夢世界』
3月号 むらおか栄一(村岡栄一) 『少年時』
4月号 鴨沢祐仁 『クシー君の発明』
5月号 筒井康隆 『超能力』
6月号  
7月号 ほんまりう 『純愛』
8月号 吉田光彦 『殴者(ボクサー)』
渡辺和博 『私の初体験』
9月号  
10月号 夢野浩二 『クロス・ローダー』
11月号 篠原勝之〈作・唐十郎、画・篠原勝之〉 『糸姫』
12月号  
1976(昭和51)年
1月号  
2/3月号、通算150号

10月、佐々木昭一郎監督のNHKドラマ『紅い花』(原作・つげ義春)が放送。

初代編集長・長井勝一が心筋梗塞で倒れ入院。その間、南伸坊が実質的編集長に。「面白主義」を提唱。

2/3月号【初の合併号】  
4月号 糸井重里・湯村輝彦〈作・糸井重里、画・湯村輝彦〉 『ペンギンごはん』
5月号  
6月号 白山宣之 『ライオン』
7月号 紅すー子 『ヒゲにいちゃん』
村沢まさお 『儚夢の怪』
8月号 ひさうちみちお 『パースペクティブ・キッド』
9月号 岸田ますみ 『主婦の絵本』
10月号 大田善文 『鮫の日』
11月号  
12月号 間殿一哉(まどのかずや) 『運命の男』
1977(昭和52)年
1/2月号【変則1/2月合併号】  
ドラマ『紅い花』が米国で『THE SEIRINDO SHUJIN』としてエミー賞を受賞。記念の盾は、なぜか長らく青林堂に放置される。

3月号 池上純司 『いつかギラギラする夏』
4月号  
5月号 糸井重里 『ぼくの弟』
6月号  
7月号  
8月号 宮谷一彦 『生戀』
9月号  
10月号  
11月号 ナルモトマサト 『再会』
12月号 泉谷しげる 『2000ワットのツイストで』
たむらしげる 『ネズミ族』
松尾ひろし 『ハリー氏のこと』
1978(昭和53)年
1月号 ながたはるみ 『ハギ』
長井勝一が胃潰瘍で入院のため、渡辺和博が実質的編集長に(〜80年まで)。

3月、原宿にブティック『竹の子』が開店。『竹の子族』が流行。

5月、厳戒態勢の中で成田空港が開港。

12月、俳優・田宮二郎が散弾銃で自殺。享年43歳。

2/3月号 竹田良 『光の国』
4月号 まりのるうにい 『マシュマロ男爵の冒険』
5月号  
6月号 平口広美 『電車を待っていた』
7月号  
8月号 清宮政子 『TRIANGLE ZONE』
茂谷いずみ 『K子の朝』
古川タク 『コミックスパーラー』
9月号  
10月号 きたじまさるお 『共鳴箱』
11月号  
12月号 永田真人 『街をきれいに』
1979(昭和54)年
1月号 内海敏彦 『河岸に』
1月、江川卓が空白の一日を経て巨人に入団。

4月、アニメ『機動戦士ガンダム』が放送開始。

インベーダーゲームが流行し始める。

2/3月号 沢田としき 『こくはくのワルツ』
4月号 清水聡 『長靴をはいた猫』
5月号 近藤ようこ 『ものろおぐ』
6月号 明石明 『伸助くんのあるばいと』
奥平衣良(奥平イラ) 『モダン・ラヴァーズ』
7月号  
8月号 高橋照香 『こどもの世界』
得松省二 『ハーバー・ライト・ストーリィ』
9月号 肥後十三子 『めくら峠』
前川かずみ 『灰色の瞳をもつ少年』
10月号 関口ジュン 『暗い岩がみえて来た』
11月号 荒畑忠幸 『DON’T WORRY BABY・・・』
小林のり一 『青春の汗は苦いぜ!』
川本コウ 『忘れな橋』
12月号  
1980(昭和55)年
1月号 大塚浩司 『夏日記』
高山和雄(高山和雅) 『落差』

編集部に、読者のはなのまり編『ガロ作品総目録』が送付される。

9月号、通算200号。

11月、一柳展也による金属バット殺人事件が起こる。

12月、元・ビートルズのジョン・レノンが射殺される。享年40歳。

2/3月号 上中治 『思春期』
4月号 下城忠雄 『非行聖女』
八鍬真佐子 『ぷいさん村放送局』
5月号  
6月号 かんだろか 『傾城仇競』
栗栖憲治 『課題作品』
7月号  
8月号 鈴木漁生 『スバル恋歌』
9月号 伊沢和平 『施毛虫』
石黒清 『砂』
高部恵市(高部晴市) 『ザリガニ』
10月号 みうらじゅん 『ウシの日』
11月号 杉浦日向子 『通信室乃梅』
谷口正洋 『ずる休み』
峰岸達 『真夏の放課後』
12月号 木村潔 『蠢く』
八鍬真佐子+かじゅこ松島 『あらまあ荘ニュース』
1981(昭和56)年
1月号 泉昌之〈作・久住昌之、画・泉晴紀〉 『夜行』
きとうよしお 『おもて』

寺尾聡の『ルビーの指輪』が大ヒット。

黒柳徹子の『窓ぎわのトットちゃん』がベストセラーに。

6月、佐川一政によるパリ人肉事件が発生。

12月、推理小説家・横溝正史が死去。享年79歳。

2/3月号 湯浅均 『墨と灰』
4月号  
5月号 加藤賢崇(かとうけんそう) 『いぬちゃん』
6月号  
7月号 村田絵嗣 『入学式』
ユズキカズ 『シカゴ・パレス』
8月号  
9月号 大澤正明 『K』
滸太郎 『海のお話』
根本敬 『青春むせび泣き』
10月号 東元 『老人天国』
栗田由美 『アルファ』
田築大作 『気絶電車』
11月号 かねこ未来 『首が飛ぶ話』
志水喜三郎 『飛ぶな・・・・・・』
12月号 長戸雅之 『風呂あがりの一仕事』
マーチン荻沢 『小さなスナック』
1982(昭和57)年
1月号  
青林堂創立20周年。

3月24日〜4月25日、新宿紀伊国屋書店にて『ガロ展』開催。

4月、長井勝一『「ガロ」編集長/私の戦後マンガ出版史』上梓。

7月、私学会館にて『「ガロ」編集長』出版記念パーティー開催。

湯浅学、船橋英雄、根本敬、からなるユニット『幻の名盤解放同盟』が結成。

2月、ホテルニュージャパン火災が発生。

2/3月号 M・みやはら 『古本と少女』
4月号 森下裕美 『少年』
5月号 まつおかさだはる 『怪人二十五面胴』
6月号 いしいひさいち 『スラップ・スキップ』
尾沢敏明 『四つ谷のこう』
松本充代 『糸口』
7月号 尾沢敏和 『ライター』
西村朋子 『日常茶飯事の息子』
8月号 丸尾末広 『せんずり千太』
9月号  
10月号 苫雅和(とま雅和) 『愚の骨頂』
中西章文 『夢の中』
まつのたけし 『SOUND BREAK』
11月号 江口みつまさ 『ローカル』
木元多賀子(木元ひわこ) 『キューピーBOX』
はらだしの 『パワフル教室』
森元暢之 『理想的家庭崩壊劇』
12月号 おざわゆうじ 『タルの恋』
1983(昭和58)年
1月号 渡辺和幸 『当世サラリーマン生活中継』
6月、戸塚ヨットスクールのしごき教育で、中学生が3人死亡。

6月、俳優・沖雅也が京王プラザホテルから投身自殺。享年31歳。

10月、ロッキード事件で、田中角栄に懲役4年の実刑判決。

2/3月号 芳賀由香 『はぴー・ばーすでい』
4月号 サクマエミ(さいとうえみ) 『朝顔日記』
海里香 『らぐたいむ』
5月号  
6月号 井口真吾 『ステキな水族館』
7月号  
8月号 伊藤美代子 『サージェンスレディ』
絵夢 『夜桜』
永田トマト 『FLASH BACK』
9月号 後藤清 『ストロベリー・ティ』
10月号 えぬくらいおた 『さあっ!』
11月号 纒手かおり 『愛のデザート』
12月号 山野一 『ハピネス・イン・ビニール』
1984(昭和59)年
1月号 中里春平 『ゆき』
日本文芸社より『Comic ばく』(季刊/夜久弘編集長)が創刊。

12月、ガロ20年史『木造モルタルの王国』(命名・糸井重里)刊行。

1月、三浦和義『ロス疑惑』騒動が起こる。

4月、漫画家・ちばあきおが自殺。享年41歳。

5〜9月、グリコ森永事件が発生。その後、宮崎学が重要参考人として呼ばれる。

2/3月号  
4月号  
5月号 中條辰雄 『THE WALKING CHURCH』
6月号  
7月号  
8月号 佐藤雅彦 『KIT』
皆瀬高宣 『赤い靴』
9月号  
10月号 神田厳 『雨RAIN』
11月号  
12月号 小山千恵 『ローマン・メカニズム』
マーク・バイヤー 『トニーターゲットの強烈な痛み』
1985(昭和60)年
1月号 境川一穂 『Bの悲劇』
出版会館にて『木造モルタルの王国』出版記念パーティー。

内田春菊『春菊』『シーラカンス・ロマンス』など大ヒット。青林堂社員旅行で2度目の香港へ。

6月、つりたくにこが、かねてから患っていた不治の病・SLE(全身性エリテマトーデス)を悪化させ死去。享年37歳。

8月、日航ボーイング747ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落。520人が死亡。4人が奇跡的に生還。

2/3月号 赤坂竜也 『イノセント・ピープル』
佐藤梅吉 『熱海死闘編』
船木多佳子 『家の話』
4月号 イタガキノブオ 『写真記』
5月号 ニシムラタカヨ 『お年寄りは大切に』
マディ上原(上原摩泥) 『かぞくのくらし』
6月号 杉作獣太郎(杉作J太郎) 『真実の日』
みぎわパン 『ぱんこちゃんになろうっ』
7月号  
8月号  
9月号 内田春菊 『おそろしいかえる酒』
吉岡さとし 『メリー・クリスマス』
10月号 高竹京子 『DOLL』
津山週次(津山週三) 『実存主義応用による伊丹哲次氏の優雅な生活』
11月号 楠精示 『達者バンパイヤ』
やづちかこみ 『シャドウ・スター』
12月号 岩田雄一 『デインジャラス・ニッポン』
如月珊瑚 『天国列車』
さらいまるこ 『午後の会話』
土橋とし子 『ふくろのおっさん』
1986(昭和61)年
1月号  
1月、漫画家・上村一夫が死去。享年45歳。

4月、チェルノブイリ原発事故が発生。

4月、歌手・岡田有希子がサンミュージック屋上から飛び降り自殺。享年18歳。

12月、ビートたけしら12人が取材方法に抗議し、『FRIDAY』編集部を襲撃。

2/3月号 戸高久智 『煙が目にしみる』
4月号  
5月号 津野裕子 『冷蔵庫』
6月号 しりあがり寿 『満員電車とエーデルワイス』
7月号 いとうひさえ 『摩訶マッコイ』
8月号 たぐちともろを(田口トモロヲ) 『熱海の夜』
9月号 武田謙 『伏狐』
10月号  
11月号 石川次郎(石川エロス) 『鳥人間』
つのだまさひこ 『回想』
12月号 大越孝太郎 『アカグミノカチ』
1987(昭和62)年
1月号  
1月、劇画原作者・梶原一騎が死去。享年50歳。

2月、芸術家・アンディー・ウォーホルが死去。享年58歳。

2月、古川益三が漫画専門古書店『まんだらけ』を設立。

5月、帝銀事件の死刑囚・平沢貞通が無実を訴えながら獄中死。享年95歳。

8月、『平凡』『週刊平凡』休刊。

2/3月号  
4月号  
5月号  
6月号  
7月号 竹井升一 『普通の戦争』
8月号 大黄菜春子 『孝子さんの弁証法的青春』
桜沢エリカ 『Little Yellow Watermelon』
9月号 宮内仁 『私は深い海に沈んだ魚』
10月号 鳩山郁子 『もようのある卵』
11月号  
12月号 とり・みき 『路上観察物件の逆襲』
1988(昭和63)年
1月号  
3月、東京ドームが開場。記念オープン戦。

11月、『平凡パンチ』が休刊。

2/3月号号  
4月号 ヤマダリツコ 『平和的な高校生@』
5月号 唐沢商会〈作・唐沢俊一、画・唐沢なおき〉 『河童の味』
6月号 城アカイ 『マダムとスイマー』
詩・井坂洋子、画・やまだ紫 『夢の迷子たち』
7月号  
8月号 中井覚 『PARASI TOLOGY』
ながみねゆみこ 『TOMOMI IWAKURA NO RETURN』
9月号 蒼太郎 『SIMPLE KNIFE』
トオジョオミホ 『奥様の異常な愛情』
10月号  
11月号 中山不可 『HAPPY』
林のぶかつ&ぬかだ屋本舗 『ミセス・エイリアン』
12月号 新倉たけじ 『青年の散歩』
1989(昭和64/平成元)年
1月号 沖名克彦 『第二次ベビーブーム世代』
QBB〈作・久住昌之、画・久住卓也〉 『不思議な日曜日』

『ガロ』、極度の部数低迷。長井勝一が自身の高齢などからも、青林堂を手放すことを考える。

ツァイトからPCゲーム『ねじ式』が発売。

10月号、通算300号

2月、漫画家・手塚治虫が死去。享年60歳。

8月、宮崎勤による、幼女連続誘拐殺人事件が起こる。
日野日出志監督のビデオ『ギニー・ピッグ2』が宮崎勤の部屋から発見されたとされ、マスコミから叩かれたが、実際にあったのは喰始監督の『ギニー・ピッグ4』だった。

12月、漫画家・田河水泡が死去。享年90歳。

2/3月号 春野彰夏 『週末のフィシング』
4月号 高松翔 『斉藤博士の研究室』
休石ひろふみ 『南の島から来た少女』
5月号  
6月号 あくも雅志 『お父さんの未来に乾杯』
7月号  
8月号 寺田桐子 『月夜の紋切手』
山川直人 『手品師』
山田花子 『男心』
9月号  
10月号 安彦麻理絵 『おんなのこである条件』
望月勝広(逆柱いみり) 『くじら/ウミウシ/タネ/ふくらはぎ』
11月号  
12月号 キサモリクニコ 『読書の秋のドッグショー』 
1990(平成2)年
1月号 やまもとみわ 『破瓜(前編)』
9月、株主総会にて、コンピューターソフト会社ツァイト社長・山中潤が青林堂代表取締役社長に就任。青林堂はツァイトに経営を譲渡。両者を仲介をしたのは松沢呉一。

5月、小説家・池波正太郎が死去。享年67歳。
2/3月号 相沢正一郎・DANNY〈作・相沢正一郎、画・DANNY〉 『食卓の上のふたつの紅茶茶わん』
4月号 十川四郎 『人魚姫は王子様を殺せ』
5月号 ソウマケンジ 『安全思想』
のなかゆかり 『チキン・ジャングル・グルグル』
6月号 ねこぢるし(ねこぢる)〈作・山野一、画・ねこぢるし〉 『ねこぢるうどん』
7月号 矢口順一 『違う日』
8月号 たかつじゆきこ 『眠っている間に』
中野豪 『もやもやワールド』
9月号 丸山玉子 『ダメだコリャ』
10月号 塩川直 『ぼくたちの瞳』
11月号 斉藤章一郎 『Sacchan!!』
12月号 大西裕子 『終わらない話』
ミヤガミホトリ 『青緑色の夜』
1991(平成3)年
1月号 澤広明 『ネコカン』
4月、長井勝一が青林堂社長を退き、会長に就任。

7月、TBSブリタニカから総勢140名オール描き下ろしエッセイの『ガロ曼荼羅』発売。

8月、本田宗一郎が死去。享年84歳。


12月、『週刊明星』最終号。

2/3月号  
4月号  
5月号 Kevin Quigley 『Is Paul Dead?』
榊原廣之 『高校生日記』
本郷正広 『GOOD』
6月号 広瀬克也 『ムギ探し』
7月号【つげ義春特集号】 松井雪子 『王女シャルロット』
中沢ヒデキ(中ザワヒデキ) 『しーじーももたろう』
8月号 三本義治(みつもと義治、三本美治、ドイツ三本) 『隣の男』
佐藤麻里 『水葬』
新谷成唯 『飛ばずにいられない』
9月号【水木しげる特集】 岡崎京子 『水木荘の住人たちpartU扉絵』
内田春菊&中村光信 『邪馬台国のこどもたち』
10月号 西岡兄妹 『針金』
11月号 西家ヒバリ 『忘れちゃってイボンヌ』
12月号【青林堂創立30周年記念号】  
1992(平成4)年
1月号  
『ガロ』1月号から、長井勝一が編集・発行人を退き、山中潤が編集・発行人に就任。

5月24日、山田花子が東京都日野市百草団地1-5-3の11階から投身自殺。享年24歳。

9月、漫画家・寺田ヒロオが死去。享年61歳。
2/3月号 森雅之 『雪の夢』
友沢ミミヨ 『ききみみずきん』
4月号【特集IDEN&TITY】 吉田戦車 『飛び魚』
5月号【特集花輪和一】 礒田ゆり子 『覗き』
鹿野景子 『唐沢兄弟の秘密』
6月号【特集ねこぢる】 音成はる子 『家にかえりたい』
7月号【特集林静一】  
8月号【追悼・山田花子】  
9月号【特集鈴木翁二】  
10月号【特集漫画博覧会】 お岩〈根本敬+マディ上原〉 『お岩千両首を渡る』
唐沢商会PART2〈作・唐沢俊一、画・鹿野景子〉 『西蔵探訪記』
Jerry 『ボクとアノ娘』
11月号【特集内田春菊】 樋口まさみ 『お盆』
村上ヨシト 『再会』
12月号【特集泉昌之』 秋山亜由子 『一人娘』
1993(平成5)年
1月号【水木しげる特集2】 にらづかかずこ 『へんなピアノ』
6月22日〜27日、長井勝一の郷里、塩竈市で『ガロとマンガとマンガ文化』開催。原画展やガロ即売会など盛況。

6月25日には、長井勝一が永島慎二、南伸坊、杉浦日向子らとトークイベント『ガロと長井勝一』に出席。

9月、作家の筒井康隆が、差別表現と創作の自由の問題から断筆宣言。

2/3月号  
4月号【特集蛭子能収】 安斎肇 『ぬりえふろく』
白 『「夢みるように眠りたい」 完結編 将軍塔の謎』
5月号【特集丸尾末広】  
6月号【新人漫画大行進】 パルコ木下 『うんこの下』
井沢秋生 『新月』
花くまゆうさく 『野良人』
高橋製作 『ヘビは何処へ行った』
ニシジマオ 『ブー子』
高橋のり 『ステキヒカリちゃん』
佐々木明 『脱皮』
しらかべかおる 『世紀末魂』
サルクンゾウ 『ミドリの金魚』
7月号【特集70年代フォークとガロ】  
8月号【「つげ義春」する!】  
9月号【特集三流エロ雑誌の黄金時代】 魚喃キリコ 『HOLE!!』
小林よしのり 『カバ焼きの日』
10月号【特集根本敬や幻の名盤解放同盟】  
11月号【特集みうらじゅん「生前葬」】 作・小野明弘、画・野口専二 『ビューティフル・サンデー』
12月号【特集日本のインディーズ映画】 玉城朝子 『梔子』
1994(平成6)年
1月号【特集永島慎二】  
長井勝一が荒木経惟に遺影の撮影を依頼。7月6日撮影。

『ガロ』創刊30周年。

8月、『ガロ』製作による、映画『オートバイ少女』(原作・鈴木翁ニ、監督・あがた森魚)が公開。編集長・山中潤がプロデューサー、撮影、録音を務めた。編集部員からは反対の声も出たが、山中潤が反対を押し切って製作。結果、新宿アルゴで公開され、観客動員1万、ビデオ販売5千本の興収を得る。

4月、宝塚に手塚治虫記念館がオープン。

2月号【新人漫画大行進2】 紺野遊児 『新入生兼治』
むめも 『瀬戸の秋』
渡夢蒼夜 『灰皿虫とおじさん』
3月号【ガロ的写真特集】 園子温 『東京ガガガ』
4月号【特集江戸川乱歩の世界】 太田蛍一 『盲獣』
5月号【特集ガロを捨て街に出よう】  
6月号【特集ステキな女性作家たち】 東陽片岡 『やらかい漫画』
7月号【特集地下出版の蠢き】 ツージーQ(ツージィQ) 『げえげえDIEエット作戦』
8月号【特集荒木経推】  
9月号【創刊30周年記念号!!】 古屋兎丸 『Palepoli』
塩川酔月 『夜半乃詠』
10月号【創刊30周年記念号2】  
11月号【安斎水丸名作劇場】 春礼六 『あんじぇりか』
12月号【特集カルトスター】  
1995(平成7)年
1月号【心に残る漫画特集】  
6月、漫画家・矢口高雄の強い推挙により、長井勝一が日本漫画家協会審査特別賞を受賞。授賞式には車椅子で出席。

白取千夏雄、手塚能理子の2人が副編集長に就任という変則的なスタイルとなる。

1月、阪神淡路大震災が発生。死者数約6500人。

3〜6月、地下鉄サリン事件が発生。死者12人、重軽傷者は5500人を超す。その後、オウム真理教施設を強制捜査。結果、同代表・麻原影晃を殺人・殺人未遂容疑で逮捕。

3月、漫画家・三原順が病気のため死去。享年42歳。

12月、漫画家・坂口尚が急性心不全のため死去。享年49歳。

2月号【特集新人漫画大行進3】 フジタマミ 『同棲』
有福温子 『柱時計』
鴨下芳文 『網膜劇』
三月むつく 『たてら』
アヤイアヤコ 『ア・ソング・フォア・ザ・ストロウベリスカイ』
Kikuchi hironori(菊地弘紀、キクチヒロノリ) 『Fruit』
吉田守 『チェリオ』
3月号【特集EROS】 矢口史靖 『矢口史靖の映画ちゃんが行く!!』
4月号【特集世紀末】  
5月号【特集真実のマルチメディア】  
6月号【丸尾末広特集U】  
7月号【特集新・面白主義】 成田朱希 『靴屋の抱き人形』
本秀康 『パーティー大好き』
8月号【特集祝再販記念「幻の廃本解放同盟」】  
9月号【特集宮澤賢治の世界】 畑中純 『どんぐりと山猫』
矢吹申彦 『賢二』
10月号【特集ガロまんが道】  
11月号【特集ガロ的読書術】 のぐちりょーぞー 『恍惚ロック』
12月号【特集ザ・対談/いいたい放題!!】 津川聡子 『だんご』
河井カツオ(河井克夫) 『ピエール』
1996(平成8)年
1月号【特集ガロ的映画特集】  
1月5日午後、長井勝一が入院先の病院で退院を強固に主張。
午後5時40分、東京・杉並区阿佐ヶ谷の自宅にて肺炎のため死去。享年74歳。戒名「釈浄勝」。

2月13日、南伸坊や水木しげる、永島慎二らが発起人になり『長井勝一氏を偲ぶ会』が私学会館で行われる。約600名が出席。

7月号、鶴岡法斎が『音響の迷路』で初登場。

4月、漫画家・好美のぼるが死去。享年75(76?)歳。

9月、漫画家・藤子・F・不二雄(藤本弘)が死去。享年62歳。

2月号【特集新人漫画大行進4】  
3月号【追悼・長井勝一】  
4月号【追悼・長井勝一A】  
5月号【特集沼田元氣の宇宙】  
6月号【特集マンガの読み方】  
7月号【特集オレ流アート】 倉沢明史(倉沢あきふみ) 『諍い』
8月号【特集人生50から】  
9月号【今こそ、演劇!】 ムラタ千穂 『振子ノ音』
10月号【特集ワークショップガロ】 川本ゆうこ 『ガット・トゥー・ビー・リール』
11月号【特集JAPANESE ROCKの問題児!?】  
12月号【年末ボーナス企画垂涎のお宝大放出!!】  
1997(平成9)年
1月号【特集寿人生】  
3月、インターネット融合雑誌「デジタルガロ」創刊準備号刊行。無茶な搬入部数増の結果、失敗に終わる。

オンラインマガジン「デジタルガロ」(現・デジタルG)スタート。編集長は白取千夏雄。

編集部の総辞職騒動により、8月号を最後に、予告なしで1年と1ヶ月の休刊。
当時の社長・山中潤が失踪・病気療養中のことだった。

7月、『ガロ』休刊騒動の煽りを受け、ツァイトが事実上の倒産。

5月、酒鬼薔薇聖斗を名乗った東真一郎(当時14歳)による神戸連続児童殺傷事件が起こる。

2月号【新人漫画大行進】 福満茂之(福満しげゆき) 『妹味』
蜂屋キノ 『19のカビリア』
大泉月砂 『やさしい場所』
AKI 『AKI CARTOON』
3月号【特集僕と私の脳内リゾート】  
4月号【特集妖しい挿絵画廊】 益子まさかず(キクチニロノリ+益子まさかず) 『微生物芸術家の腐肉汁』
5月号【漫画評論新人賞銓衛結果発表】  
6月号【特集音響フェチ】  
7月号【特集トラッシュ・コミック】  
8月号【特集私の中学生日記】 とぐち善史 『血まみれのソナタ』
1998(平成10)年
1月号 長田ノオト 『愛ノ選択科目』
永野のりこ 『みさいるミミちゃん』
あさりよしとお 『世界冥作劇場』
あびゅうきょ 『府中・・・時の迷宮』
かなつ久美 『孤独探偵佳境冴子』
塚本知子 『ドリームストーカー』
MITSUO MORI 『RUNNER』
太宰べべ 『ボクの僕』

1月号より復刊。編集人は長戸雅之、発行人は福井源。しかし、編集部は実質2〜3名という厳しい状態だった。

5月、ねこぢるが自宅にて縊死。動機などは不明。決してミュージシャンの後追いではない。享年31歳。

8月、青林堂の経営難によりサーバ維持ができなくなった『デジタルガロ』を、デジパッドが引き取り『デジタルG』と改称。

8月号、通算400号。

9月号を最後に2度目の休刊。

1月、萬画家・石ノ森章太郎が死去。享年60歳。

7月、和歌山で毒入りカレー事件が発生。

9月、映画監督・黒澤明が死去。享年88歳。
2月号 南Q太 『あたしの女に手を出すな』
山波千紘 『バスケ道くねくね』
安楽安作 『すてきなほたるいか』
3月号 羽生生純 『スピーディー小僧』
早川大介 『少女と補習とショットガン』
4月号 うらたじゅん 『思い出のおっちゃん』
川本うゐ子 『ネトカナイト』
5月号 町野変丸 『無修正ゆみこちゃん』
有川祐 『まぶだちくん』
神吉奈桜 『ドッジボール』
6月号 山本ルンルン 『ルンルンアワー』
片岡聡 『あんてな』
7月号 多加崎フリッツ 『東京都在住見習い天使』
佐野公一 『無敵』
城戸宏起 『学校』
堀道広 『工場』
糸井大介 『ベイベーパウダーブルース』
8月号 甘友ういこ 『そろばんだまボブ子ちゃん』
ササキカズト 『ケロン』
浅田拓 『田中屋果物店』
金子カネ夫 『スポイトくん』
9月号 細川貂々 『不思議結晶受信機』
新谷明弘 『魂』
大橋ツヨシ 『月夜のけだもの』
五十嵐卓代 『インディゴブルー』
下条幸子 『ぬぼこ山本宮』
夏目新次 『花』
1999(平成11)年
休刊中   休刊中
2月3日、新宿ロフトプラスワンにて『ガロ』復刊に向けてのチャリティーオークション『Save the GARO』が開催。

6月、ガロのスポンサーでもあった大和堂社長・蟹江幹彦が、臨時取締役会にて代表取締役社長に就任。

『ガロ』が1年4ヶ月の休刊を経て復刊が決定し、11月5日、新宿ロフトプラスワンで『ガロ復活祭』が開催。

4月、フォーク歌手・西岡恭蔵が縊死。享年50歳。

2000(平成12)年
1月号 和田新平〈画・塚本知子、文・和田新平〉 『お気に入りの映画を捜せ!』
水野たかやす 『まんが星』

ガロ復刊号が発売。編集・発行人は蟹江幹彦。

■掲載漏れ、誤記、誤認、誤字・脱字などがありましたら、掲示板メールで教えていただけると有難いです。
■ガロ分裂騒動に関しては、白取千夏雄さんのコラム「「ガロ」と日本のサブカルチャーを考える」に紛れもない真実が書かれていて詳しい。
■このページを作成するにあたり、『ガロ』2000年2月号、元ガロ副編集長・白取千夏雄さんの日記、コラムを参考にさせて頂きました。
もし問題がありましたら、お手数ですがご連絡ください。

Back