その5
2004/04/29(火)
パテルナの宿は、3人1部屋で75ユーロくらいだったかな。
部屋にはベッドのみで、冷蔵庫はなし。トイレ・シャワーは共通。バスタブはなし。
ですが、とってもキレイで清潔なトイレ・シャワーでした。
これくらいの宿は、私は大満足。
3人一緒の興奮の夜を終え、翌朝。パテルナの街へでました。
写真は街の中のマーケット。いやぁ、すべてが安かった。
ちょっと洒落た服や靴たちは、どれも10ユーロいきません。安いがね。
アケミはやっと「これいくら???」を覚える気になってくれました。
そして、ご満悦でシースルーな服をご購入でした。5ユーロだったかな。
カズちゃんは8ユーロのTシャツを迷った末に断念。高かったから。
うううん、買いだったよ、今思えば。。。
この後、バレンシアの街をうろうろしました。
バレンシアはスペイン第3の都市ですが、新しい街らしく、あまりヨーロッパ感はありません。
アケミは、なんと去年の火祭りに来たそうです。
(それって、すごい事だと思うんだけど、全然自覚のないアケミは更にすごい。)
昼日中から、そこら中で花火が上がり、街中が火でいっぱいだそうです。
炎&花火好きとしては、死ぬまでに1回くらい見たいですね。クレイジーらしいけど。
写真はパテルナに戻ってきた後のカズちゃん。
ビセンテのご両親に挨拶してくるぅぅぅと言って走り去るの図。
この旅行中、何が一番美味しかったかという話をした時、カズちゃんの回答は
「ビセンテの家で食べたパエリヤ」。海鮮ではなかったそうです。チキンだったっけ?肉系。
そういうパエリアもあるんだと、ビックリしました。
そして、それを食べれなかった事に、すごくガッカリしました。
今度、バレンシアへ行ったら、もっと本気でパエリアを食べようと思います。
よし、じゃあ名残惜しいがパテルナを去ろう。。。と車のところへいくと、
なんと「駐禁」の張り紙が。。。宿のおねえちゃんにココに停めておいてもいいわよぉってとこに停めたのに。。。
宿のおねえちゃんに聞いたところ「あら、そんなの無視しちゃえばいいのよぉ。」と、
ピリピリピリピリと駐禁用紙を破られてしまいました。
うううん、いいのか? ま、いっか。
と、ビクビクしながら目指したのはアリカンテでした。
そういえば、なぜ、アリカンテを目指したのか語っていませんでしたね。
前述の通り、アケミは、すっかり「グラナダ」をすりこまれていました。
距離的にいえば、まぁ、いけない事はない。が、それでは行くだけでおしまい。
早起きしなきゃいけないし、街でダラダラする事はできない。
私とカズちゃんの思いは、多分、同じで、アケミを説得すること小1時間。
アリカンテまで言ってマドリッドへ折り返す事で折り合いがついたのでした。
(アケミの梃子でも動かない強情さをご存知のみなさま。
いかに我々が心砕いたか、お察し下さい。。。)
アリカンテは地中海沿いにあるリゾート地です。
コスタ・ブランカと呼ばれる白い砂浜が広がる街らしい。
ワクワクドキドキ。せっかくだから、海沿いの道を通ろうと、県道みたいな片側一車線の道を通ってみました。
が、結局、海は見えず。変わりに見えたのがこの看板。御丑様!!!!!!
この旅のテーマに急上昇だった事は言うまでもありません。
この写真では分からないと思うけど、すんごいデッカイの。怖い。怖い。怖い。。。って感じ。
その後の調査の結果、これは、お酒の宣伝であるらしい事が判明。
コイツに名前はあるのか??? やはり、スペインでは有名牛なのか?????
更なる情報をお持ちの方。教えて下さい。
アリカンテへの道は遠かったです。
片側1車線の道を通ったので、前に遅い車がいると、めっきり進みません。
生来の飛ばし屋のアケミ様。ストレスたまりまくりのご様子でした。
イラついては前の車を抜きにかかる様が見られたのはこの頃からでしょうか。
助手席のワタクシは、それはそれはスリルを味わったものでございます。
「大丈夫。見てるから」その言葉を信じていたよ、アケミ。。。。信じていたさ。。。
そんな道中でしたが、結構、いろんな楽しいものをみました。
一番印象に残っているのは、どこぞの街のフェスティバル。
赤くて大きなテンガロンハットみたいなので、つばの先から黄色いリボンがテロテロっと垂れている。
そんな帽子を持った子供達とすれ違いました。
なんだろうなぁ。。。と思っていたら、装着している子供達を見てびっくり。
テンガロンハットの頭の部分から顔を出すのよ!!!! すんごい可愛いかった!!! 写真をとれなくて残念。
(この可愛さ、多分、伝わらないよね。カズちゃん、是非、絵に起こしてください。)
そして、4時間くらいかかったかなあ。アリカンテに到着。
写真はアリカンテのライオン。
アリカンテは、着いてみたら大きなリゾート地でした。
地球の歩き方を読む限りでは熱海サイズかな。。。と思っていたのですが、それよりはデカイ。
すごく楽しそうな街でした。マドリッドで仕事に疲れた人たちが癒しにやってくる街なのでしょう。
海岸沿いを散歩していたら、こんなところがありました。
右の方に見えるのは海人って感じの青銅像。海から上がってコンニチワって感じ。
「来年、ココに来たら、彼に妻ができてたらどうする???
再来年に来たら、子供ができてたらどうする??? 2年後に来たらキャ〜〜〜〜」
と、すっかり、想像の翼をはためかせてもりあがりました。
で、到着。これがコスタ・ブランカ。白の海岸。
暗いがねって??? だって、もう夜の9時近くですもの。
ヨーロッパへ行った事のあるみなさまはご存知の通り、ヨーロッパの夜は長いのです。
夜の9時10時まで、日があるの。この時期のスペインは夜9時に日が落ちるって感じでした。
どうぞ、心に留めておいてください。
海そばまで行きました。水はちょっと冷たい感じ。
でもね、これが地中海。はしゃいだ私の足元はマドリッドで買ったビーサンです。ふふ。
流されないぞ。
ゴキゲンのカズちゃん。素敵じゃない???
後ろの山に注目してね。そのテッペンにお城があるのです。
明日はあそこに上るわよ。行くわよ〜〜。。。
そして、この晩は「今日は飲むわよ〜」というアケミの号令のもと、街へ飲みに行きました。
スペインのお食事処は、かならずカウンターがあって、タパスという名の前菜が陳列されています。
この頃から覚えたのが「エスト ポルファボール」という注文方法。
前菜の陳列棚へ行って、これくれ、これくれ、と言うのです。
適当に入った店なのですが、満腹に食べて、しこたま飲んで、おまけに持ち帰り用に
ワインを瓶ごと1本買って、1人15ユーロくらいだったかしら。ああ、何ていい夜。。。
そして、その晩、ホテルでは、ものすごい事が起きたのですが。。。。。これは書けない。
気になる人は、私を飲みに誘ってください。ビールを2杯くらい飲んだら話します。
前へ
後へ