その4
2004/04/28(月)の続き
パラドールの売店においてあった絵葉書にアケミのセンサーがひっかかりました。
ある、奇岩の写真を手にとり「ここに行きた〜い」と言います。
お店のおねえちゃんに、奇岩の場所を聞いて、いざ出発。
まあ、今日中にバレンシアにつければいいもんね。気ままな旅なのだ。スタート。
おねえちゃんの言うとおりに進むも、奇岩はなく。
その道を真っ直ぐ進んでも、バレンシアに行けそうなので、そのまま進む事にしました。
ずんずん山を登っていくと、あるビュー・ポイントにつきあたりました。
車を止めて、見てみてビックリ。何てよい景色!!!!!
岩岩の山の間を流れる川はエメラルド・グリーン。
岩岩の山なのに緑の木々が生えてんの。日本の山って基礎は土でしょ???
ここの基礎は岩なの。灰色の岩。不思議だったよ。
遠くの街までひらけた眺めにアケミもご満悦。
さらに進むと湖がありました。ダム湖みたいな感じ。
私の中ではスペインって、赤土で荒れた土地が広がるイメージだったんだけど、
意外にも、ここは緑と水の土地でした。
この後、いろいろウロウロしましたが、他にこんな所はなかったので、スペインでも稀な土地を通ったのかも。
α波でまくりでした。スペインのお勧めポイントの1つです。
さらに道をすすんだところ、山の上に街があって、てっぺんに岩が1つありました。
またまたアケミ様のご宣託。「あの岩に登りた〜い。」
そして、我々は山道を登ってその岩を目指したのでした。
もう、街の名前すら分からない。ふっと見つけた山の上の街なのでした。
写真は街に登ったところ。あの岩に登りたいらしいです。
そして、岩に登ったアケミ。見えるかな。真ん中のちっちゃい人間。
空が青いでしょ。すごく気持ちのいい日でした。
私の人生にも似たふらふらと進む気ままな旅。
自由ってすばらしいと思った瞬間でした。いいのかな。いいよね。
なんと、この村には羊がいました。スペインに来てはじめての羊。やっぱしいるのね。
イギリスの羊たちと同じでした。
羊なめの岩。ちょっとハイジちっくじゃない???? あの岩がアケミの岩です。
スペインには牛がうろうろしてるのかと思ったのだけれど、思いのほか、何もいませんでした。
ここで見た羊が唯一の羊かな。結構食べたんだけどね。
さて、どうにかこうにか着きました。バレンシア。
写真はバレンシアの何とかスタジアム。サッカーのグランドですね。
バレンシアは強いらしいです。チーム名は。。。。。忘れてしまった。
さて、今夜はカズちゃんと待ち合わせ。
スペイン空港でお別れしたカズちゃんは先にバレンシア入りして、ビセンテと遊んでいるはず。
私が預かっているのは宿の住所だけ。その街の名前はパテルナ。
地球の歩き方のバレンシアを見ても、当然、載ってはいない。はぁ。観光案内所へ行こう。
バレンシア駅前の案内所で「パテルナへ行きたい」というと「地下鉄で行け」という。
ええん、車なんだよぉ。。。と思いながら地下鉄の駅へ行くも、地下鉄の駅の場所しか教えてくれない。
そう、パテルナは地下鉄の駅があるの。
バレンシアを名古屋とすれば、パテルナは日進って感じ???
地下鉄は通じているけれど、通じているけれど。。。って感じ。
ものすごく苦労して「パテルナこちら」の看板を見つけ、パテルナ到着。
カズちゃんに駅前まで迎えに来てもらって宿に着きました。感動の対面。
そして、晩ご飯はビセンテ、パウラ、ミゲールと一緒に食べました。3人ともバレンシアっ子。
私の人生において初めての体験、頬と頬を合わせて挨拶をしちゃいました。緊張したよ。
海外の皆様に触れ合うと、いつも思うんだけどさ、人って、何人でもそんなに変わらないんだよね。
ふざけた事を言ったり、鼻パンパンになってみたり。
こんな風に世界が広がっていったら、平和な世界になるんじゃないのかな。。と思うのだけれど、どうだろう。
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