その2
2004/04/26(土)の続き
ダラダラとお喋りをした後も、相変わらずダラダラとしゃべりながら街を歩きました。
マドリッドの観光名所と言われる場所は歩いて回れる範囲内にあります。
テケテケしている内に、スペイン広場につきました。
スペイン広場といえばオードリー??? と思ったのですが、あれはローマのスペイン広場でしたね。
ここには、ドンキホーテ&サンチョパンサ像がありました。青空がきれいでしょ。
スペインのマドリッドのある地域をラ・マンチャと呼ぶそうです。
そう、幸四郎サマのミュージカル、ラ・マンチャの男のラ・マンチャ。
ドン・キホーテのふるさとなんですね。
ちなみに、このスペイン広場は犯罪のメッカらしいのですが、暑さのせいか、全体的にだらけた雰囲気でした。
ま、それが怖いといえば怖いんだけどね。
さて、そろそろお腹もすきました。もう時間は4時近く。ご飯食べましょかと、グランビア
(マドリッドで1番の大通り)沿いのレストランに入りました。
さて、注文するか。。。と思ってメニューを見るとスペイン語のみ。
英語メニューはないらしい。そして、店員は誰も英語を話せない。。。。。。
スペインでは英語は通じないよぉと聞いてましたが、フランスくらいかなと思ってました。
パリでは英語で問題なかったの。ミラノもOKでした。ああ、なのに。。。
もうスペイン語会話集と首っぴきで注文したのがこちら。1皿がでかいのなんの。
これと鳥を頼んだのですが、羽2本と足2本、すなわち1匹がサーブされました。
お味はまあまあ。そう悪くなかったです。
さて、お会計と思って、「チェック・プリーズ」とおねえちゃんに声をかけました。
ニッコリ微笑んだおねえちゃんが持ってきたのは、何とケチャップ!!!!!!
おいおい、マジかよぉぉぉ。。。と慌ててスペイン語会話集お食事編で「お会計」を調べたのでした。
もう、大変。
その後、ブラブラしていると、靴屋さん街にでました。
そういえば、スペインは皮のメッカだと聞いた事があるようなないような。。。
私は15ユーロ。アケミはちょっと贅沢に25ユーロのサンダルを買いました。
また、しばらく歩くと服屋さん街。アケミは3ユーロの寝巻きを買いました。
そうこうしている内に時間は8時。そろそろ暗くなるかも怖いかもぉぉぉと地下鉄の駅に向かいました。
その途中の道端には、等間隔の立ちん坊のおねえちゃん方。
やっぱ、都会は怖いかもぉ。。と緊張しながら地下鉄に乗ったのでした。
写真は地下鉄の駅を降りたところ。結構きれいな景色だったんだけどな。こうしてみると普通ですね。
時間は8時半ごろ。そう、ヨーロッパの日は長いのだ。
そもそも、どうして、マドリッドの街外れのこんなホテルに泊まったかといえば、
アケミの友達でスペイン旅行中のブルゲーリア人(♂)がここに泊まっているから。
まあ、お茶でもどうかと部屋に電話したところ、彼はその旅で知り合ったオーストラリア人の女子とお取り込み中らしい。
アケミ曰く、ヨーロッパ人はそんなものだそうだ。ううむ。
ま、今夜も2人で酒盛りだわぁと喋っていたら、外でドンドン音がする。これは花火!?!?!?
慌てて外へ飛び出しました。
ウロウロと音の元を探しましたが、結局花火を見る事はできませんでした。
写真はがっかりのアケミ。
2004/04/27(日)
件のブルゲーリア人と朝食をともにしたアケミ。
やっとスペインについて学んだらしく「グラナダに行きた〜い」と言い始めました。
そう、もともと行き先もたいして決めていない気ままな旅行。
どこに行くのもいいのだよ。グラナダもよいよねぇ。
それには、まず車を借りなきゃねぇとアトーチャ駅のレンタカー屋に向かいました。
地図を見る限りではバスが通るらしい道に行ったものの、バス停は見当たらず。
タクシーを待っても来ず。写真は待ち疲れのアケミ。
ちょっと歩いてタクシーを拾って、アトーチャ駅に向かいました。
レンタカー屋があったのは、駅のホーム。なんとAVEが止まってました。
ご存知?? スペインの新幹線。それはそれはカッコよかったよ。今度は乗りたいな。
さて、自動車をゲットして、何とかかんとかマドリッドを後にして、南へ向かいました。
まず、目標にしたのは地球の歩き方で見つけた村、チンチョン。
スペインは右側通行です。お金のかかる高速もあるらしいです。
とりあえずは、のどかな真っ直ぐ道を進みました。
そして、到着。チンチョンです。坂の途中で、ふと見たら、赤い屋根がいっぱい見えました。
なかなか素敵な景色です。
そして、到着したのはマヨール広場。
真ん丸の真っ白な広場の周りを、西部劇ばりの木造バルコニーつきのレストランが囲ってました。
すごく素敵。
広場では、6匹のロバがぐるぐる回ってました。写真は双子が載ってる図。可愛いでしょ。
2階のバルコニー席がとっても素敵なので、そこで昼ごはんを食べようと店に入ってゆきました。
時刻は12時45分。店はガラガラってか誰もいない。
バルコニー席に座ろうとしたら、おねえちゃんが寄ってきました。
例によってスペイン語で何かをお話になられる。英語で話しかけるも、ちっとも分かってもらえません。
時計を見せて13時半を指差すので
「ああ、そっか13時半から予約が入ってんのね。45分しか時間がないのね。いいわよぉ。」
と席に座ろうとするも、どうやら違うらしい。隣のテーブルを指すおねえちゃん。
そこには「13:30 GOMEZ」みたいな時間と名前を書いた紙がありました。
「分かった!! 13時半から始まるんだよ!!」とやっと意思の疎通ができた我々。
席の予約をして大満足でした。
13時半になったので、早速店へ。当然シャングリアでしょぉと頼んだら、こんな大きいのがでてきました。
運転手のアケミは、なぜかビールをご注文。グラスと比べたサイズが分かるかしら???
こんな大きなの飲めないわよぉぉぉ。。と思いましたが、飲んじゃいました。1人で。
だって、たっぷり3時間は、ここに座っていたんだもん。
その間、座って見てたのはこの眺め。
何回も何回も子供を乗せては広場を回るロバさんや、休日を楽しむスペイン人や、
ボケタンとしたお店の人を見てました。
空は青くて、広場は白くて、夢の国のようでした。
全然、現実感がない景色で、どうして私はここにいるんだろう。。。と白昼夢を見ている気分でした。
チンチョンはニンニクの名産地らしいです。こんなニンニク売り屋さんが2つほどありました。
あんまし売れてなかったけどね。
ちなみに、私が食べたのも「ソパ・アホ」。ニンニクスープです。
オニオングラタンスープから玉ねぎとチーズをぬいて、ニンニクを混ぜた感じ。
それはそれは美味しかったです。
チンチョンは本当におすすめ。ぜひ、マドリッドへ行ったら足を伸ばしてみて下さい。車で30分くらいです。
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