その1

2004/04/25(金)
いよいよ出発。スペインの旅。何日あるのか考えるのも面倒な長さ。しかもGWに。 初めてづくしの旅でした。
成田空港で朝9時半に待ち合わせ。 数々の遅刻伝説を持つカズコちゃんとの待ち合わせなので、心配でしたが、ちゃんと5分前集合でした。 やる気がみられます。
飛行機はスカンジナビア航空。コペンハーゲン経由でマドリッドまで行きます。 コペンハーゲンまでは11時間でマドリッドまでは3時間。なんという長旅でしょうか!?!?!? でも、それを感じさせない立派な飛行機でした。もちろんエコノミーですが、個人テレビつき。 ほかにも鏡がついてたり、カップホルダーがついてたり、アイマスク、耳栓、歯ブラシの支給あり。 ご飯もなかなか美味しかったし、スカンジナビア航空はけっこうよかったです。
唯一の難点は必ずコペンハーゲン経由である点でしょうか。遠いっちゅうの。
マドリッド到着は夜の9時。空港にはカズコちゃんの友達、バレンシア在住のビセンテ君が迎えに来てました。 ナイス・トゥ・ミーチューをして、カズコちゃんを預けた後、タクシーにのってマドリッド市内のホテルへ。 15ユーロちょいでした。
ロンドンから来ているアケミがチェックインしているはずなので、部屋番号を確認して、部屋へ。 久々のご対面だわ、感動の一瞬だわ、とドアをたたくと、やや間あって、
「お〜たちゃん??? あんま見ないでね〜。」
との声。バスタオル1枚のアケミがドアをあけてくれました。 私の到着時刻を1時間間違えていたとの事。さすが、アケミ。相変わらずでゴザイマス。。。。
あけみが買っておいてくれたワインと生ハムで再会の祝杯をあげました。

2004/04/26(土)

宿泊中のホテルはツインで100ユーロ。都心からは地下鉄で5駅くらいだったかな。 バスタブ・冷蔵庫・朝食つきの立派な宿でした。 写真は窓からの眺め。猫が1匹いるのが見えるでしょうか。
私は時差ぼけの影響で6時過ぎに目が覚めるんだけれど、 アケミは日ごろの生活どおりなので、9時過ぎに目が覚めます。 朝から風呂に入ったりだらだらして、活動開始は11時ごろだったかなぁ。 気ままな旅ですから。


ホテルのある場所は住宅街って感じ。 まずは、近所の市場をブラブラしました。私の行った事のあるヨーロッパと比べると、断然、魚が多い!!! 生の魚が並べてあるのでした。写真のような生の魚をどかどかとまとめてある店がいくつかありました。 おばさんたちがキロ買いをしていました。頼むとさばいてくれるみたい。 日本の市場と同じですね。


こちらは八百屋さん。種類は日本と同じみたいなのですが、全体的にでかい。 分かるかなぁ。。。手前にあるのは葱なのですが、日本で見るのの倍はある太さなのでした。
この他にも肉屋さん(むいただけの鶏あり)やチーズ屋さんがありました。 どれも雑誌からでてきたようなキレイなディスプレイなのよね。。。 っていうのは、かなりヨーロッパにやられていますね。はは。

この後、アケミに連れられて商店街の服屋へ。 店のおばさんは英語ダメでした。うわぁ。 この時点で私が覚えていたスペイン語は数字と「あなたは英語を話せますか?」くらい。 スペイン語本片手に身振り手振りで買い物をしました。 英語が通じないとは聞いてましたが、いよいよ実感。ちょっとドキドキしちゃいました。


さて、いよいよマドリッド市内へ。地下鉄は怖い怖いと聞いてましたが、パリほどではないかな。 犬と物乞いはいませんでした。回数券を使えば1回0.5ユーロで乗れます。安いね。
地球の歩き方に書いてあった「マドリッドの歩き方」に従って、マヨール広場、サンイシドロ教会と周りました。 こうして考えてみると、スペインの名所ってあんまし知らないのよね。 ちなみに、おなじみのガウディ関係はバルセロナなのだ。マドリッドにはないのよ。
写真は王宮です。スペインには王様がいるそうで、その方のお住まいだそうです。 白くて立派な建物でした。1ヶ所くらい観光せなあかんがねって事で、入る事にしました。 入場料は6ユーロくらい。


王宮の中にはライオンがいっぱい。どうやら、この国の王様はライオンが好きらしい。 ピンボケなのはフラッシュ禁止だからです。
いろんな部屋がありました。どれも豪華でした。やっぱし、ここも、ヨーロッパのお城です。


一番気に入ったのはこの杯。すっかりピンボケですが、細工が細かいの。立派だったよ。 王様方は、本当にこんな器でお食事をお召し上がりになっておられたのでしょうか。 ちょっとのぞいてみたいけど、やりたくはないわね。


王宮前の庭からの眺めはこんなんです。すごく開けていて気持ちがいい。 この眺めをみたくて、6ユーロ払ったのでした。 王様の秘書になって、この眺めを見ながら暮らしたいものです。
マドリッドは、よくあるヨーロッパの街ちっくです。 メインの道路をつないで、細い道がはりめぐらされ、4階から6階建てくらいの石造りの建物が隣り合って建っています。 でも、ロンドンやパリやミラノよりも、ちょっぴり暗い感じがしました。赤土のせいかしら。 この眺めも赤い屋根がいっぱいでした。


その後、王宮そばの庭園をみつけました。きれいに刈られた迷路なお庭。。。 に見えるんだけど、緑の細高い木(写真の真ん中より左よりに並んでいるやつ)が、 スパーーンと居あい抜きで切ったみたいに切られてるのね。 もう、庭の手入れも疲れたから、上から思い切って切ったれって感じ。ちょっと横着さを感じました。
ちなみに、ここまでウロウロすること、2時間くらいだったかなぁ。 ほとんど日本人に会いませんでした。今までのヨーロッパの都会体験ではなかった事。ちょっとびっくり。 これは飛び石GWだからなのか、マドリッドだからなのか!?!?


とっても気持ちよさそうな庭だったので、降りてみました。 写真ではわからないなぁ。すごくイイ天気だったの。真っ青な空だったの。これぞスペイン。デル・ソル。
そして、私とあけみは色々な話をしたのでした。これは思い出の1枚。
何の日よけもないベンチで小1時間ほど過ごした我々。すっかり日焼け。初日からこれでは先が思いやられる。。。

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