その11
2004/05/03(土)
マドリードで、どうしてもしたかった事。それはゲルニカを見る事。
ソフィア王妃芸術センターへ行きました。写真はその近くのレストランのディスプレイ。
ゲルニカとは何の関係もありません。ちょっとおしゃれな乾き豚。
ソフィア王妃芸術センターは、現代風の洒落た概観と、昔風の落ち着いた内装の建物でした。
なかなかよかったよ。写真とってこればよかったです。
そんな美術館の中に入ったアケミの第一声は「ゲルニカさんの絵はどこなの????」
ああ、私が説明不足だったわね。昨日から「ゲルニカ見に行こうね。」しか言わなかったもんね。
違うのよ、アケミ。ゲルニカさんじゃなくって、ピカソさんがゲルニカっていう絵を描いたのよ。
そんなデコボコな我々でしたが、ゲルニカは全てを圧倒する迫力のある絵でした。
まず、とにかくデカい。思っていたより、ずっとデカい。
そして、その大きさを凌駕する絵の力強さ。一体、何がこめられると、絵にこんな迫力が宿るのでしょうか???
機会があれば、是非1度見て下さい。人生にチョットした点が打たれる事請け合いです。
その後、ブラブラしてホテルに戻りました。
マドリード市内は、大変狭いので、十分歩いてウロウロできます。
デパートを見たりして、一旦ホテルに戻りました。
そして、夕方、とうとうやってきました。この旅のメイン・イベント、キャリーンの結婚式です。
キャリーンはカズちゃんのイギリス留学時代のお友達です。
フランス人の彼女がスペイン人と結婚するのです。
マヨール広場のちょっと東の教会で結婚式は行われました。
やっぱ、西洋人が主役だと、本物度が上がるわね。映画を見ているようでした。
驚いたのは式の長さ。牧師の説教は長いし、友人代表の挨拶はあるし、写真大会はあるし。。。
スペイン語とフランス語で延々と続くお式は、結構な眠りを誘いました。
左側は教会の中の写真なんだけど、ちょっと真っ暗で分かりませんね。
荘厳度高しだったのよ。頑張って目を細めて見て下さい。
式の後、留学時代のお友達と談笑するカズちゃん。すごいよ、映画の世界に混じってるよ。
手前にいるのは、やはり日本人のリツコちゃん。今はフランス在住でヴィトンの店員さんだそうです。
旦那は右側のフランス人。世の中には、インターナショナルな世界が広がっているもんですねぇ。。。
記念撮影を横取り撮影しました。ね、映画みたいでしょ。インターナショナルでしょ。
多分、話している事って我々が結婚式で話してるのと同じような事だと思うのです。
「わぁ、キレイ。」とか「久しぶりぃ。」とか「今からスペインに住むわけぇ?? 同居??」とかね。
でも、ちょっと素敵に見えちゃうのは何故でしょうね。
カズちゃんを披露宴パーティーに送り出した後、アケミと最後の夜を祝いに寿司屋に行きました。
ロンドン在住のアケミは旅の初めから「寿司が食べたい」と言っておりました。
ロンドンでも時々食べるらしいんだけど、やっぱ日本人同士でないと寿司の美味さは分かち合えないというのが、アケミの主張です。
確かにそうかも。トロを口の中にいれた時の「美味しい〜〜〜〜」という心からの笑顔は日本人でよかったと思う瞬間ですね。
そんな期待いっぱいで入った店の名は「銀座」。店の戸をあけると「いらっしゃいませ〜。」いいがね。いいがね。
なかなかダンディで物腰柔らかな店長が応対してくれました。
地中海で獲れた魚たちがネタなのですが、これがなかなか美味しい。
ホタテなんて絶品でした。地中海近辺に行ったら、ぜひ日本人経営の寿司屋へ。
ちなみに、値段は2人で100ユーロくらい。思いっきり食べた割には安かったです。感激。
そして、カズちゃんを待つアストリアの部屋。私のビーサンとミゲールにもらった帽子のコラボレーションです。
ちなみに、カズちゃんがパーティーから帰ってきたのは午前2時でした。
なんでも、パーティーのメインを食べ終わったのが午前0時。それからダンス大会が始まったそうです。
まだまだ、パーティーは続いていたけれど、リツコちゃんがお疲れだったし、途中で帰ってきたのよ〜との事でした。
ああ、スペインの夜は長いのね。。。
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