スーパールート第4話 「男らしく」でいこう

(中略。こちらからロンド・ベルに合流できるよう提案しようと言う事になる)

アクセル「よし、いっちょ俺が一肌脱ぎますかね」

ミチル「え…?」

アクセル「ちょいと考えがあるんだな、これが」


三輪「なんだと? サセボシティに行ってロンド・ベルと合流したいだと」

アクセル「はい。一刻も早くロンド・ベルと合流し…地球のために
働きたいと思います。ダイモビックは三輪長官もおられますし…
逆に三輪長官のいないロンド・ベルこそ危機か、と」

三輪「なるほど!実に論理的な説明だ。感心な奴。
…よし、ここはわしにまかせてサセボシティへ向かえ!」

アクセル「了解っ!」


甲児「アクセル、ずいぶんとあっさり決めてきたなあ」

アクセル「へへっ、案の定、おだてには弱かったな」

リョウ「よし、みんなでサセボシティへ向かうぞ!」

ハヤト「ネルガル重工か」

ナナ「京四郎さん、ネルガル重工って?」

京四郎「いまやアナハイム・エレクトロニクスと並び、
軍需産業で大きく伸びてきた企業の名前だ」

さやか「ネルガル…どういう意味なのかしら?」

アクセル「たしか…古代バビロニア語で…火星…じゃなかったかな、これが」
(む…これも…記憶に…?)

ムサシ「ほんとかよ!?アクセル」

ハヤト「いや、でももっともな気はするぜ。たしか、ネルガルは…
火星開発に深くたずさわってきたらしい。
早乙女博士から聞いた覚えがある」

アクセル(なんか…覚えがある…ような…? 火星…?)

ミチル「話を戻すけど、ナデシコの人たちって軍籍じゃないんでしょ?
…戦っていいのかしら?」

リョウ「判断は指揮官…ブライト艦長に任せるしかないだろうな」

アクセル「噂のロンド・ベルとようやく…って…ん…?」

京四郎「どうした?」

アクセル「ああ。…とはいっても、思い出せない…ここは
いつもと同じなんだな、これが」
(とはいえ…なんとなく…わかる。俺は…この時を待っていた…?)


(エンドデモ)

エリカ「一矢…元気を出して…」

ブライト「彼女は?」

一矢「彼女はパイロットではありません。その…」

エリカ「エリカといいます」

京四郎「彼女は記憶喪失なんだ。俺は病院にいろ、といったんだが…」

エリカ「お願いです。何かお手伝いさせてください」

アクセル「そういうこと。俺たちは記憶喪失仲間ってわけなんだな、これが」

タップ「イヤな仲間だなあ」


(リサが仲間になる場合)

ハヤト「おいおい、正気かい? 彼女は百鬼帝国の女なんだぜ。
俺たちを探りに来たスパイかも知れない」

アクセル「それは違うと思うな」

甲児「何でだよ。こいつは百鬼帝国なんだぜ。
ウソぐらい平気でつくさ」

アクセル「そりゃあ、この娘が投降してきた、というなら疑いもするさ。
でも、彼女はミチルさんが保護したんだぜ?」

ボス「それがどうしたんだよ」

アクセル「わかんねえかな。つまり、リサがアーガマに乗っているのは
偶然だってことさ。偶然を期待するスパイなんているかよ」

リサ「……」

アクセル「だから、彼女は本当のことを言っていると俺は思う」



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