アクセル「しかし、いやに気合いの入った敵だったな」
京四郎「無理もないさ。バーム星人とは、戦争になったいきさつが
いきさつだからな」
アクセル「いきさつ…? なんかあったのか?」
ナナ「あきれた。あなたバーム星との交渉決裂を知らないのぉ?」
アクセル「…交渉…決裂…? う、うう…」
甲児「ん、どうした? もしかして、なにか思い出したのか?」
アクセル「…わからないんだな、これが」
京四郎「おいおい、忘れてるってどういうことだよ」
ミチル「彼は記憶喪失なのよ」
ナナ「ええっ!?」
アクセル「まあ、気にしないでくれよ。忘れてるっていっても、
名前は覚えてたし、服も一人で着れりゃ、トイレだっていける。
メカの操縦もな」
さやか「そこまで忘れられてもねえ」
(中略。二人だけの世界に入っている一矢とエリカを見て)
ボス「おい、なんかあの二人だけ別の世界にひたってねえか?」
甲児「ボスとは無縁の世界だからなあ」
ボス「なんだよ、俺だってそのうちになあ」
アクセル「ここは記憶喪失カップル誕生!という方が話的に…
痛えっ!」
甲児「お前も黙ってろよ」
アクセル「何も殴ることないだろ? 冗談だっての」