レモン「…というわけ。理解してくれたかしら?」
アクセル「ああ。アオイ・ワカバの息子を煽り、彼を乗機ごと
ギガノス機動要塞へ向かわせる…そのあとに
ロンド・ベル隊の旗艦を制圧だな?」
レモン「そういうこと。ブリッジを占拠して動きを封じて
くれればいいの。…あなたにとっては簡単よね?」
アクセル「その隙に内部に侵入して、艦内制圧か…
いつもの手口だな」
レモン「そう。こういう時のために(主人公機体名)には
自爆装置をつけてあるんだから」
アクセル「…そうだな。乗員には気の毒な話だが」
レモン「…ねえ、あなた…大丈夫なの?」
アクセル「…なぜだ?」
レモン「そんな口調だった? …私は前の方が好きよ」
アクセル「気のせいだろう。こんなもんだ、これが」
レモン「…まあいいわ。ようやく…ね」
アクセル「ああ。これで我々の…望んだ…
世界が来る…う…」
レモン「やっぱり…転移の影響で、どこかおかしく
なってるんじゃない?」
アクセル「任務は了解した…切るぞ」
レモン「ちょっと待っ」
アクセル「ふう…いよいよ…か…」
(なぜだ…レモンの言うとおり…転移の影響なのか。
ついにこの時が来たというのに…
高揚感がない…? 以前の俺に戻らなければ
ならない…向こうにいた頃の…俺に)