(シナリオデモ)
ルー「はあ……これからどうなっちゃうんだろ」
甲児「ちっ、何だよ辛気くせえな。そんなもん、やってみなきゃわかりっこないじゃねえか!」
シモーヌ「……あんたって本当に、バカね。でも、今はそれが少しだけ素敵に思えるわ」
エル「ホント、その気楽さを分けて欲しいわよ」
甲児「ちぇっ、けなすか褒めるか、どっちかにしてくれよ」
さやか「そうよ、甲児くんはバカなんじゃなくて、あまり深く物事を考えないだけなんだから」
甲児「そりゃないぜ、さやかさん」
ルー「……今まで必死に戦ってきて、何とか退けてきたけど……それが、敵全体のほんの一部だってのよ。
悲観的な気分にもなっちゃうわ」
タケル「……くそっ、ズールめ……」
(中略、「奇跡」についてのトーク)
忍「だから何だってんだよ。都合よく、また奇跡がおきてくれるとでもいうのか?」
亮「いや。だが考えてもみろ、忍。今俺たちが生き残っている状況というやつも、無数の偶然がなければ
成り立たんものだ。そういったことは、いくらでもある。見方によっては、奇跡と呼べるようなものもな。
どれもきっかけなど、ささいなものだ」
忍「何が言いたいんだよ、亮?」
セレイン「人の意思が介在しなければ、奇跡はおこらないということだ」
亮「そういうことだ」
ルー「なるほどねえ。そういう考え方もあるんだ」
セレイン「もっとも、私は奇跡など信じるつもりはないがな」
シモーヌ「……帝国のエイジとジュリアさんに、地球人の血が流れてたっていうの、奇跡だわ。
でなければ、この希望は生まれなかった。……うまく言った後の話だけどね」
セレイン「無数の偶然によって成り立つ状況……そして奇跡はすでにおこれり、か。亮、まるで知っていた
みたいじゃないか」
亮「いや……これも、偶然だな」
忍「フン、こいつを奇跡にするかどうかは、俺たち次第ってわけか」
(感想) ここでも、一番の注目は、やはり亮でしょう。 セレインとも、気の利いた会話をしています。セレインも、亮には一目置いているようです。 …それにしても、さやかさん、フォローになってないです(笑)。 |