第37話 クスコ絶対防衛線(前編)(OZルート)

(シナリオデモ)

ルー「はあ……これからどうなっちゃうんだろ」

甲児「ちっ、何だよ辛気くせえな。そんなもん、やってみなきゃわかりっこないじゃねえか!」

シモーヌ「……あんたって本当に、バカね。でも、今はそれが少しだけ素敵に思えるわ」

エル「ホント、その気楽さを分けて欲しいわよ」

甲児「ちぇっ、けなすか褒めるか、どっちかにしてくれよ」

さやか「そうよ、甲児くんはバカなんじゃなくて、あまり深く物事を考えないだけなんだから」

甲児「そりゃないぜ、さやかさん」

ルー「……今まで必死に戦ってきて、何とか退けてきたけど……それが、敵全体のほんの一部だってのよ。
悲観的な気分にもなっちゃうわ」

タケル「……くそっ、ズールめ……」


(中略、「奇跡」についてのトーク)


忍「だから何だってんだよ。都合よく、また奇跡がおきてくれるとでもいうのか?」

亮「いや。だが考えてもみろ、忍。今俺たちが生き残っている状況というやつも、無数の偶然がなければ
成り立たんものだ。そういったことは、いくらでもある。見方によっては、奇跡と呼べるようなものもな。
どれもきっかけなど、ささいなものだ」

忍「何が言いたいんだよ、亮?」

セレイン「人の意思が介在しなければ、奇跡はおこらないということだ」

亮「そういうことだ」

ルー「なるほどねえ。そういう考え方もあるんだ」

セレイン「もっとも、私は奇跡など信じるつもりはないがな」

シモーヌ「……帝国のエイジとジュリアさんに、地球人の血が流れてたっていうの、奇跡だわ。
でなければ、この希望は生まれなかった。……うまく言った後の話だけどね」

セレイン「無数の偶然によって成り立つ状況……そして奇跡はすでにおこれり、か。亮、まるで知っていた
みたいじゃないか」

亮「いや……これも、偶然だな」

忍「フン、こいつを奇跡にするかどうかは、俺たち次第ってわけか」


(感想)
ここでも、一番の注目は、やはり亮でしょう。
セレインとも、気の利いた会話をしています。セレインも、亮には一目置いているようです。
…それにしても、さやかさん、フォローになってないです(笑)。

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