第29話 その拳に心宿して(OZルート)

(シナリオデモ)

さやか「どうしたの、何か珍しいものでもあった?」

セレイン「いや……景色を眺めていただけだ。1人か、甲児達はどうした?」

さやか「ボスやショウと一緒に、倉庫にあったバイクを借り出して、その辺で遊んでるわよ。
まったく、どういう神経してるのかしら」

セレイン「レクリエーションさ。戦うべき時に戦うのなら、問題はない」

さやか「言われてみればそうかもね。セレインはやらないの?そういうことは?」

セレイン「ああ。私はそういうのは好きじゃない」

さやか「セレインも、たまにはみんなに付き合わないとだめよ」

セレイン「努力はするよ」


セレイン(別の宇宙人か……まったく、こんなことになろうとはな。レラ、あの時には思いもしなかったよ。
どうやら、まだ戦いは終わりそうにない。先の事など、考えてもムダだったようだ。……良かったのか、
悪かったのか、わからないけどな)


リッシュ「……よっ」

セレイン「今度はお前か。何の用だ」

リッシュ「いやなに、ここんとこ、少しばかり様子が違ってたもんでな」

セレイン「お前に気にしてもらう必要はない」

リッシュ「かもしれねえが、そういうのはな、周りにも影響するもんだ」

セレイン「……気をつけるとしよう」

リッシュ「……それと、だ」

セレイン「まだ何かあるのか?」

リッシュ「たまには、一緒にメシでもどうだ?ん?」

セレイン「遠慮しておく」

リッシュ「相変わらず冷たいねえ。少しは考えるフリとか、しないもんかね」

セレイン「答えは決まっている。そんなことをする必要はない」


(感想)
ここの目玉は、やはりさやかさんの心遣いでしょう。
「64」グラフィックのさやかさんは、他ゲームと比べて、かなり「おとなしいお嬢様」のようなんですよ。
だから尚更、さながら学級委員長のように見えてしまうんです。
そして、リッシュの忠告を素直に受け入れるセレイン!
食事くらい、つきあってやれ!という感じですね。

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