第26話 神になれなかった男(OZルート)

(シナリオデモ、リッシュ、ゲッターチームと共にマーチウインドに合流)

シモーヌ「セレイン、あんたが余計なことを言うから、あいつホントに来ちゃったじゃないの」

セレイン「……戦力が増えるのは、悪い話ではないだろう。もっとも、前にも言った通り、私は
歓迎するつもりなど、カケラもないが」

リッシュ「そりゃ冷たいぜ、セレインちゃん。俺はお前に会うために、命がけで逃げてきたってのに。
月の件の礼を言って欲しいわけじゃないが、もう少し温かい言葉が欲しいねえ」

ブライト「……そうなのか?」

セレイン「月の脱出を援護するというので、生きていたら来い、とは言いました。しかし、私があいつを
待っていたなどと思われては、心外です」

ハヤト「まあ、なんでもいいが、着艦させてもらえませんかね。こっちは宇宙に出てから飛び続けて、
ヘトヘトなんですよ」


リッシュ「グリスウェル特尉、入ります。よっ、セレインちゃん。なんだよ、そこまで不機嫌な顔を
しなくてもいいだろうに」

セレイン「…………」

ショウ「しかたがないな。まあ、俺も一通り話は聞いたんだ、反対はしないよ」

リッシュ「おっ、さすがに聖戦士どのは話がわかる。ま、OZも内紛する状況だ。これまでのいきさつは
水に流して、仲良くやりましょうや。いやぁ、まさか、愛しのセレインちゃんと一緒に戦える日が来るとは、
俺の運もまんざらじゃねえな」

セレイン「……そのふざけた口の聞き方をやめるなら来い、と言ったはずだが」

リッシュ「ま、ま、そう言いなさんな。俺とお前の仲じゃないか」

セレイン「……忘れたというのなら、今ここで思い出させてやろう」

リッシュ「おわっ!お、おい、物騒なモンを出すなって。わっ、安全装置をはずすな!思い出した!
思い出しました!」

セレイン「……ならばいい」

リッシュ「ふう」

クワトロ「君の話はあらかた聞いた。優秀なパイロットが増えるのはありがたいが、
無用の騒動は避けてもらいたいな?」

リッシュ「はあ……いや、了解しました。加えていただく以上は、それなりの働きはさせていただきましょう」


(感想)
 というわけでこのルートでは、ショウやシモーヌも話に絡ませつつ、リッシュは仲間になります。
そして、ここでの見ものは、なんといってもセレインの、リッシュ狙撃未遂でしょう。
本当に慌てている様子のリッシュが、見ていて微笑ましいです。
 更に、マーチウインドが最後までOZとして動いていただけあって、
リッシュには保護観察も付かず、セレインにもその命は下りません。残念。

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